天草のキリシタン遺産

日 時 2019年11月28日(木)14時〜15時30分
 ユネスコの世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連
遺産」の世界遺産としての価値や登録への道のり等について、
お話しをお伺いしてきました。
 まず、日本のキリシタン史ですが・・・
 1549年 ザビエル来日、キリスト教伝来
 1614年 全国に禁教令
 1637年 島原・天草一揆
 1650年〜長崎・天草では潜伏キリシタンが維持される ・・・です。
 さて、世界遺産としての価値ですが、登録基準としまして「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、17〜19世紀の2世紀以上にわたる日本の禁教期に密かに信仰を継承した潜伏キリシタンが育んだ独特の宗教的伝承を物語る他に例を見ないもの」と説明されています。
 具体的には、(1)人間の創造的才能を表す傑作、(2)建築、科学技術、記念碑等に重要な影響を与えた、(3)文化的伝統を伝承する物証、(4)歴史上の重要な段階を物語る建築物とその集合体・・・等々である由。
 そして世界遺産登録への道のりですが・・・
 平成18年9月:提案→平成26年7月:推薦候補として選定→平成27年1月推薦書をユネスコに提出→平成28年2月:一旦取り下げ→平成29年2月:再び推薦書提出→平成30年6月:登録決議 ・・・です。