老後対策はお考えですか

日 時 2019年7月28日(日)13時〜14時30分
 世間では、2025年問題が云々されています。
 この問題は、団塊の世代が75才以上になり、この数がなんと
人口の5分の1を占めることになる・・・・・とのことです。
 今回のセミナーは、自分の老後・死後に親族に迷惑をかけたく
ないことから、あらかじめ元気なうちにこれらの対策を考えてい
こうとするものです。
 そのひとつが「任意後見契約」というものである由。
 この契約は本人の判断能力があるうちに自分が選んだ代理人(任意後見人)に、将来判断能力が不十分になった時に身上監護(生活・療養・介護・・)と財産管理に関しての代理権を与えるというものです。
 またこれに加えて、「死後事務委任契約」を結んでおけば、役所での手続き、葬儀・埋葬、遺品整理、各種契約の解約、遺産整理など必要な手続きを代行してもらえます。
 これに対して民法上の法定後見制度(裁判所による)があります。
 次に遺言についてですが、その内容の大半は相続(個人の死亡を原因として、財産が引き継がれること)についてです。
 実際の相続は、遺言書や遺産分割協議書により決まるわけですが、これが整わない場合は、法定相続が基準になるということで法定相続人や法定相続分・遺留分等について説明がありました。
 これらを円満に解決するためには遺言書の存在が大事で、今回は公正証書遺言に言及されました。