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まなびの会
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2019/05/09のBlog
[ 13:27 ] [ 文学・宗教 ]
日 時 2019年5月9日(木)10時~11時30分
 阪神間ゆかりの作家から、今回は「放浪記」や「浮雲」等で
鮮やかな足跡を残した林芙美子が取り上げられました。
 彼女は1903年に福岡県門司市(現北九州市)に生まれ
1922年に女学校を卒業してすぐに上京いたしました。
 作家活動といたしましては、1928年から「放浪記」の連載
をスタートし、1948年には「晩菊」で女流文学賞を受賞して
います。
 しかし1951年の6月に47才という若さで急死(心臓発作)しました。
彼女の代表作は何と言っても森光子主演の舞台で人気を博した
「放浪記」で、実に2000回以上も上演されたそうです。
 またこの芝居の最初に流れるナレーションがあの有名な「花の
命は短くて、苦しきことのみ多かりき」です。
 彼女は貧しい行商の家庭に生まれ、上京してからもさまざまな
職を転々とし、その間失恋もする等放浪生活をしていました。
 その時に書き始めたのが「歌日記」で、これが「放浪記」のもと
になったと言われています。
2019/04/27のBlog
[ 16:06 ] [ 生活・社会 ]
日 時 2019年4月27日(土)10時~12時
 無形文化遺産とは、ユネスコが制定し、「無形文化遺産の保護
に関する条約」にもとづく概念で、慣習・描写・表現・知識および
技術ならびにそれらに関連する器具・物品・加工品および文化的
空間であって、社会・集団および場合によっては個人の自己の
文化遺産の一部として認めるもののことを言うのだそうです。
 因みに、世界文化遺産が有形の文化を対象としているのに対し
無形文化遺産は無形の文化を対象としている点に大きな特徴が
あります。
そのような中から、本日は日本がユネスコに申請したものを
いくつかご紹介していただきました。
・2013年登録⇒和食(日本人の伝統的な食文化)
・2016年登録⇒山・鉾・屋台行事(京都の祇園祭や秋田の
 花輪ばやし等30件余が登録されています。
 ただ、岸和田のだんじり祭は除かれている由です。)
・2018年登録⇒来訪神(仮面・仮装の姿をした者が家々を
 訪れ怠け者を戒めたり、幸や福をもたらす行事)
2019/04/25のBlog
[ 18:34 ] [ 環境・健康 ]
日 時 2019年4月25日(木)13時30分~15時
 長寿社会となり、シニアにとって避けて通れないのが介護
保険制度です。
 その介護保険のポイントをお聞きしてきました。
 介護保険制度とは高齢者の介護を社会全体で支える仕組み
のことで、高齢者の自立を支援することを理念としています。
 なお、この制度の対象者は・・・
 ①1号被保険者⇒65才以上の人で原因を問わず、要支援・
要介護状態になった場合に利用できます。
 ②2号被保険者⇒40~64才の医療保険加入者で、末期がんや関節リュウマチなどの老化による病気が原因で、要支援・要介護状態になった場合に利用できます。・・・です。
 また介護保険のサービスを利用しようとする場合は、まず要介護認定を受ける必要がありますが、これは認定によって使える内容が異なるからです。
 具体的なサービス内容は、訪問サービス・通所サービス・短期入所サービス・地域密着型介護サービス・居宅介護支援等があります。
 一方 ケアマネジャー(介護支援専門員)の役割ですが、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じ、ケアプランの作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡・調整を行います。
 なおケアプランとは、どのような介護サービスを、いつ、どれだけ利用するかを決める計画のことです。
2019/04/19のBlog
[ 16:09 ] [ 環境・健康 ]
日 時 2019年4月19日(金)13時~14時30分
 今日の講座の趣旨は、主として健康寿命を延ばすことについ
てのお話しでした。
 まず講師から「年をとるということは、どんなことですか?」との
問いがあり、会場からは「あちこち身体が悪くなる。」「物忘れが
ひどくなる。」「固いものが食べられなくなる。」等々の声があがり
ました。
 上記は各々仕方がないことですが、要は昨日より今日の方が
ましだとする生活を心がけてくださいとのことです。
また筋肉の衰えを出来るだけ先延ばしするようにする。(動物性
たんぱく質を摂るなど⇒例:トンカツ)
 そして外に出て5000歩ほど歩くこと。(人と会話をしたり、花や
鳥などの自然に接する)
 それから目標を持つことが重要で、何かを成し遂げようとして
生きること。(仕事でも、趣味でも・・・)
 講師の実父は103才まで健在であった由にて、100才で運転免
許を更新し、毎日畑仕事もしていた・・・・とのことでした。
2019/04/18のBlog
[ 16:25 ] [ 音楽・美術 ]
日 時 2019年4月18日(木)13時30分~15時
 モーツアルトの最後の作品「レクイエム」は未完のまま彼が
亡くなってしまい、弟子のジュースマイヤーが補筆して完成
したものです。
 この補筆については様々な議論がありますが、今回は曲
の内容等について解説をしていただきました。
 モーツアルトは音楽史上まれにみる天才で、幼い頃から
天分を発揮し、各地を旅して普遍的な様式を身につけました。
 彼はザルツブルクでの宮廷音楽家を経て、1781年以降はウィーンで活躍いたしました。
 「レクイエム」とは、死者のためのミサ曲です。
 内容は、1⇒レクイエム・エテルナム(永遠の安息を)、2⇒キリエ(憐みの讃歌)、3⇒デメエス・イレ(怒りの日)、4⇒トゥーバ・ミルム(奇しきラッパの響き)、5⇒レックス・トレメンデ(恐るべき御稜威の王)、6⇒レコルダーレ(思い出したまえ)、7⇒コンフターティス(呪われ退けられし者達が)、8⇒ラクリモーサ(涙の日)、9⇒ドミネ・イエス(主イエス)、10⇒オスティアス(賛美の生贄)、11⇒サンクトウス(聖なるかな)、12⇒ベネディクトウス(祝福された者)、13⇒アニゥス・ディ(神の子羊)、14⇒ルックス・エテルナ(永遠の光)・・・の14曲から成っています。
 この曲は未完でしたので、妻のコンスタンツェ(写真)が収入を得るために補筆をジュースマイヤーに依頼し、完成した楽譜を依頼主・ヴァルゼック伯爵に渡し、無事に作曲料を得たとのことでした。
2019/04/13のBlog
[ 17:03 ] [ 歴史・考古 ]
日 時 2019年4月13日(土)13時30分~15時
 古墳時代の中国や朝鮮半島との交易には瀬戸内海の海路が
重要な役割を果たしていた由にて、その中心である阪神地域に
ついて解説をしていただきました。
 海外交流を時代別に見てみますと・・・
・弥生時代(~3世紀)⇒漢との外交・交易
・古墳時代前期(~4世紀前半)⇒魏・晋、朝鮮との外交・交易
・古墳時代前~中期(~5世紀)⇒伽耶(朝鮮半島)との交流
・古墳時代中~後期(~6世紀)⇒中国南朝、百済・新羅との交流

これを古墳の展開と照らし合わせますと・・・
・古墳時代前期⇒神戸市東部を中心に展開(処女塚古墳等)
・古墳時代中期前半⇒大型古墳なし
・古墳時代中期後半・後期⇒芦屋(金津山)、西宮(津門)等
 なお阪神間には、猪名乃浦・六児乃泊・務古水門等の地名
が見え、「浦」「泊」「水門」等「港」を現す語が入っていること
から、交易に重要な役割をはたしていたことが伺えます。
 よってこの辺には海路を司る豪族が居たと思われる由です。
2019/04/11のBlog
[ 14:52 ] [ 文学・宗教 ]
日 時 2019年4月11日(木)10時~11時30分
 阪神間ゆかりの作家から今回は長く苦楽園に住み(30年間)
どん底の生活を送りながら作家活動を続けた「黒岩重吾」につ
いてのお話しでした。
 彼は1924年に大阪市此花区に生まれ、同志社大学を卒業
して證券会社に勤めたり、株ブローカーなどをしていましたが、
全身マヒ等により思うような生活ができませんでした。
 その後執筆活動に入り、1961年の長編小説「背徳のメス」が
直木賞を受賞し、一躍社会派ミステリーの第一人者に躍り出ました。
 しかし彼はほどなく古代史ロマンに転身していきます。
 その理由は、第一に青少年時代の遊び場が百舌鳥古墳群周辺(仁徳天皇陵等)であったこと。
 第二にドライブで訪れた橿原神宮(神武天皇を祀る)において啓示とも受け取れる体験をしたこと。
 第三は昭和47年に高松塚古墳の壁画が発見されたこと・・・が一本の回路につながったからです。
 最初の古代史小説は「天の川の太陽」で、吉川英治文学賞を受賞するなど、高い評価を得ました。
 その内容は、大海人皇子(後の天武天皇)を主人公に、古代史最大の内戦と言われる壬申の乱に至るまでの10年余りを、朝鮮半島の情勢をからめながら描いている大作です。
 以後、「紅蓮の女王・小説推古女帝」「落日の王子・蘇我入鹿」「天翔ける白日・小説大津皇子」「聖徳太子・日の影の王子」など話題作を次々と発表していったとのことでした。
2019/04/09のBlog
[ 18:29 ] [ 環境・健康 ]
日 時 2019年4月9日(火)13時30分~15時
 生活習慣病とは、一般に加齢に伴って増える脳卒中・ガン・
心臓病・糖尿病・高血圧・歯周病・骨粗鬆症等々幅広く、それら
の発症予防には飲酒・喫煙・食生活・運動等が大きくかかわって
いると言われています。
 その生活習慣病についてのお話しでした。
 定期健診で生活習慣病と言われたら、まず動脈硬化の検査を
受けてくださいとのことです。
 また高血圧と言われたら、血圧を測定し、その原因を検査で確認して良い治療につなげます。
次に糖尿病と言われたら、採血をして状態を把握し、合併症も
確認することが大事で、特に眼科の受診を忘れないことです。
 そして脂質異常症と言われたら、動脈硬化や甲状腺の検査
を受けるとともに食事の改善をすすめ、それでもあまり変わら
ないようでしたら薬物治療に移行する由。
 最後にガンにならない生活習慣ですが、(1)適切な体重、
(2)運動や身体活動を増やす、(3)健康的な食事、(4)アル
コールを取りすぎない(さらに禁煙)等々でした。
2019/04/08のBlog
[ 18:33 ] [ 音楽・美術 ]
日 時 2019年4月8日(月)10時30分~12時
 ロシアの大作曲家・チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と
これまたドイツの大作曲家・ベートーヴェンのピアノソナタ第8番
「悲愴」をCDで聴き比べる機会がありました。
 前者は4楽章からなる19世紀後半を代表する曲で、コントラ
バスに始まり、コントラバスで終わるちょっとオシャレなものです
が、内容は表題が示すとおり、「悲愴」の情緒を強く表しています。
 第1楽章は、ゆるやかな序奏部と急速な主部からなるソナタ
形式です。
 第2楽章は、優美な曲風でした。
 第3楽章は、リズム的で活発な曲です。
 そして終楽章は、ごく穏やかな速度の悲痛な感じで、全体的には人生への恐怖や絶望等の情緒を表しているのだそうです。
 また後者は、ベートーヴェンのピアノソナタの中でも最も有名なもののひとつで、楽譜が出版された時に、その表紙に「大ソナタ悲愴」と印刷されていたとか。
 第1楽章は序奏付のソナタ形式で、「悲愴」というタイトルはこの序奏にちなむものとのことで、第2楽章は抒情的で気品があり、終楽章は軽やかながらも陰りのあるものでした。
 (写真は、チャイコフスキー博物館)
2019/03/28のBlog
[ 16:59 ] [ 音楽・美術 ]
日 時 2019年3月28日(木)13時30分~15時
 17世紀のオランダを代表する画家・フェルメールの作品が
6点も日本にやってきました。
 彼の絵画の魅力は独特の光の表現であったり、いわくあり
げな眼差しを交わす人物表現にあるのではと推察いたします。
 今回は展示作品を中心に解説をしていただきました。
 最初にご紹介いただいたのは若き日のフェルメールが描いた
宗教画「マルタとマリアの家のキリスト」で、働き者のマルタ(姉)
となまけ者のマリア(妹)、そしてキリストの3人が三角形の構図になっており、安定感があります。
 次に風俗画「取り持ち女」で、娼婦に客が言い寄っているところを取り持ち女が見ている絵ですが、もう一人こちらを見ている人が登場していて、これは我々鑑賞者へのナレーターである由。
 その次は「リュートを調弦する女」「手紙を書く女」で、前者は女性が調弦をしながら帰っていく恋人を見ているのではとのことで、これは画中の楽譜(この頃は恋人同士のプレゼントに使用)で推測できる由、また後者も女性が手紙を書いていますが、背後にかかっている絵からやはり恋人宛てであろうとのことでした。
 そして「恋文」ですが、この当時は丁度郵便制度が確立された時で、当然恋人同士がこれを使わない手はないということでしょう。
 また「手紙を書く婦人と召使い」(写真)ですが、フェルメール晩年の作品で、最高傑作であると言われており、召使いが意味ありげに窓を見ている姿は我々にいろんな想像を与えてくれますとのことでした。