世界の中の日本文明

日 時 2019年3月6日(水)13時〜14時30分
 「世界史対照年表」(写真)を見ますと、タテに長い国は広い
国土を持っていたことを表し、ヨコに長い国は長期に繁栄した
国であったことを表しています。
 たった2000年ほどの間に、世界ではいろんな国が勃興し
てきていることが解ります。
 その中でひとり日本のみが変わらず長期に続いています。
 さて文明は教科書において「四大文明」を教えていただきま
したが、今回はもっと詳細に考えようということで、たとえば「キリスト教文明、イスラム文明、仏教文明、ヒンドゥ文明、中華文明・・・・」と分けますと、我が国は正に「日本文明」と言えます。
 日本は当初、中国に朝貢(3世紀:卑弥呼、5世紀:倭の五王等)していましたが、、7世紀頃から中華文明から脱却しています。(国号を「倭」→「日本」へ)
 日本の歴史を振り返れば、古代では朝鮮半島から人が渡来、漢字伝来、仏教伝来→神仏習合等。
 中世では元の襲来、明・朝鮮との国交等、近世では鉄砲・キリスト教伝来、朝鮮通信使等々。
 また近代では明治維新、日清・日露戦争、第二次世界大戦等々。
 このような経過を考察しますと、日本文明の根本は案外「和を以て貴しと為す」なのかもしれません。
 なお将来ですが、5千年後には地球環境が様変わりし、10憶年後には灼熱の地球となって、水もなくなってしまうのだとか、「文明」はいったいどこへ行っていまうのでしょうか。