トゥーランドット(後編)を鑑賞

2019年1月7日(月)10時〜12時
 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の後編をDVDで
鑑賞してきました。
 昨年の前編では、カラフ(ダッタンの王子)がトゥーラ
ンドット(中国の姫)の出した3つの謎を見事に解きまし
たが、姫は約束に反して結婚をしぶったため、カラフは
「自分の名を夜明けまでに当てることが出来れば、命を
差し上げる」と反対に謎を出しました。
 後編では、トゥーランドットがこの謎を解くべく北京の市民に「誰も寝てはならぬ」と厳命いたします。
 やがてダッタンの侍女・リューを探し出し拷問にかけますが、彼女は苦痛に耐えて白状しません。
 不思議に思った姫が「なぜ、白状しないのか」と問うと、リューは「愛のため」と答え、こと切れます。
 リューはカラフを愛していたため、苦痛に耐えることが出来たのです。
 夜明けがせまった時にカラフは姫に「自分の名は、カラフ」とあえて正解を教えます。
 姫は勝ち誇ったように、「謎は解けた」と小躍りします。
 そして夜明けた時に姫は北京の市民に向かって、「彼の名が解った、それは『愛』」と叫びます。
 氷のように閉ざされていた姫の心は、カラフやリューの愛情にふれて溶解したのでした。(END)
 プッチーニは生涯に一度もアジアに来たことはないようですが、この作品の他にも日本の長崎を舞台にした「マダム・バタフライ」も作曲しています。