西郷の下野と明治維新

日 時 平成30年11月28日(水)11時〜12時30分
 西郷隆盛の明治維新以降、政府の要職を辞任して下野する
までの経緯についてお話しがありました。
 西郷の主な経緯は下記の通りです。
・明治元年(1868) 東征大総督府下参謀→北陸総指揮官
・明治2年(1869) 函館(五稜郭)に出陣→帰郷
・明治3年(1870) 上京の詔勅を受ける
・明治4年(1871) 参議(正三位)に
 この年に岩倉使節団(写真)が出発しますが、これの目的は「明治国家となった事を通達する」「不平等条約を改正する交渉をする」「西洋諸国の文明を視察する」等です。
 メンバーは岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文他107名でした。
・明治5年(1872) 参議・陸軍元帥・近衛都督に
・明治6年(1873) 朝鮮で排日気運高まる
 朝鮮は鎖国しており、日本は友好関係でありたいと考えていたが、朝鮮はこれを拒否。
 そこで西郷を朝鮮へ派遣することを閣議決定するも、岩倉使節団が帰国してこれに反対します。
 太政大臣・三条実美は「即刻派遣」を決定するも病気となり、岩倉が太政大臣代理に就任して、その決定と私案を上奏した結果、天皇は「延期」と決定しました。
 結果 西郷は下野し、西南戦争へと突入していきます。