京の夜・夏の風物詩

日 時 平成30年7月11日(水)13時30分〜15時
 京都の夏の夜は、全国的に有名なのは祇園祭の宵山や五山の
送り火等、魅力的な行事が目白押しです。
 そこで夏の催事を中心に京都の夜の見どころや行事について、
ご紹介していただきました。
 まず祇園祭ですが、有名なのは7月17日に行われる山鉾巡行
ですが、17日の夕方5時に行われる神幸祭と24日に行われる
還幸祭のお話しもお伺いいたしました。
 前者の神幸祭とは、神輿が八坂神社を夕方出発して市内を練り歩き、疫病を鎮めるために24日まで御旅所に鎮座するものです。
 また後者の還幸祭とは、前述の御旅所に鎮座していた3基の神輿が24日の午後5時ごろから祇園鉾町など所定のコースを巡って八坂神社へ戻る神事のことです。
 次に伏見稲荷大社の宵宮祭(7月21日)の紹介があり、この祭りは日々の神恩に感謝する大祭で、提灯や燈籠に火をともす神事です。
 そして7月20日〜29日に行われる下賀茂神社の御手洗祭の紹介で、土用の丑の日に境内に流れる御手洗川に足を浸して無病息災を祈願するものだそうで、「足つけ神事」とも称されている由です。
 その他、「火伏せの神」として古くから厚い信仰を集めてきた愛宕神社の千日詣(7月31日)や五山の送り火(8月16日)等についてもお話しをしてくださいました。