先週、川西市立牧の台小学校にて出前授業をしてきました。

ネタは「交通すごろくを使って社会を考えよう!」です。
交通すごろくは6人が一つのグループを作って、そのなかで目的地のはやさを競うゲームです。手持ちの電車・バスカードもしくはクルマカードのいずれかを一斉に出して、それぞれのカードが出された枚数によって進めるコマ数が変わってきます。
電車・バスカードはたえず3コマすすめるけど、クルマカードが1人だけだと6コマすすめるのに対して、6人全員クルマカードだと全く進めないなどです。
目的地のはやさを競うといいましたが、実はこの個人が「はやくつきたい」という行動が環境問題や渋滞、交通事故などの社会的ジレンマに結びつくということを再現することになります。

2限かかる授業ですが、子どもたちは盛り上がって楽しみながら、学習してくれたようです。ワークシートをみても、これからの川西市のあり方と自分の行動を結びつけて書いてくれたりして、動機付けの授業としてはまずますだったかなと思います。

この授業をやり始めて、5年目になりますが、いずれもなかなか好評で、私の鉄板ネタの一つです。いずれにしてもこういう地道な取り組みを支えてくれるのは、小学校に足繁く通ってくれる地方行政マンの方々や現場の教師の方々のお力添えがあってできることです。

牧の台小学校は、これから自分たちのテーマをもって地域調べに入る予定で、11月には発表会が開かれます。
今から発表を聞くのを楽しみにしています。
また、このブログでも様子を報告したいと思います。
(%雷%)