農産物直売所から都市と農村を考える

最近、少し郊外に行くと農産物直売所が目立つようになりました。
週末ともなれば大人気でたくさんの人でにぎわっています。

直売所にくる人は、安全、安心、新鮮な農産物を購入するだけではなくて、直売所周辺の土地の農業、農風景を感じているのだと思います。
そういう点から言うと、遠くの農産物を置いたり、スーパーのごとくいついっても一通りの野菜があるというのは、興ざめですね。

農風景を守るためには、そこの生活を尊重し、農業の営みを守る必要があります。
そのきっかけになればと、昨年、学生と一緒に夏休みの2ヶ月、北摂を駆け回ってあらゆる直売所を探し出して、さらに形態別に分類して、農産物直売所マップを作製しました。田畑を色塗りするなど農風景が思い浮かぶことができるように配慮しました。
地図も大人気でいまだに問い合わせがあります。

都市と農村の関係、これからの地域計画、まちづくりの大きなテーマですね。