第18回 FCCサロン 現場の担当者が語るソウルのバス再編

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現場の担当者が語るソウルのバス再編
〜これからの日本の公共交通を考えるために〜
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タグ:交通,まちづくり,国際

[話題提供]
・都 君燮 (ソウル市都市交通政策研究院 院長)
・金 鍾源 (ソウル特別市バス運送事業組合 理事長)
[コーディネーター]:大阪大学大学院工学研究科 助教授 松村暢彦
[日時] : 平成19年3月1日(木)18:30〜20:30
[場所] : 大阪府立女性総合センター 5F特別会議室
[参加費] : 無料

【企画の趣旨】
韓国ソウル特別市では、2004年7月に大規模なバスの再編が行われました。
かつてソウルでは57社ものバス事業者がバラバラに運行し、いつバスが来るのか
分からない、どれくらい時間がかかるのか分からないという状態でしたが、ソウル市が
指導力を発揮し、バスシステムのドラスティックな再編が行われ、バス利用者が
11%も増加したとされています。

そのシステムは、名古屋市の基幹バスや大阪市のバス乗り継ぎ割引といった日本の
システムの考え方も取り入れつつ、幹線バス・支線バス等4種類の種別に
よる路線網の再編、準公営制による運営、バス専用レーンやバス乗り継ぎセンターの
整備、GPSによるバス運行管理システムや交通ICカードの導入、乗車距離による乗り継ぎ運賃制度など、
様々なシステムを組み合わせた画期的なものといえます。

しかし、このように新たな『公共交通』として生まれ変わらせる再編計画の実行は、
民間のバス事業者を一つにまとめ上げ、合意を取り付ける担当者抜きに語るわけには
いきません。彼らの熱意と粘り強い説得がなければ今回の再編が実現することは
ありませんでした。

そこで、今回のサロンでは、再編計画の現場を知り尽くしたソウル市と
バス輸送事業組合の担当者をお招きし、本音でソウルのバス再編を語って
いただきます。

日本では、公共交通を語る際、採算性ばかりがマスコミに取り上げられます。
しかし、そもそも公共交通を議論するにはどのような視点が必要なのか、これからの
日本の公共交通には何が求められるのか、参加者の方々に考え、行動して
いただくための機会にしたいと考えています。

【当日の内容】
参加者数: 58名
当日の内容はPDFで参照出来ます。