「コンクリートから人へ」について考える

FCCの仲間たちには,以前メールで投げかけた話です.民主党政権となって,彼らのキャッチコピーとして「コンクリートから人へ」を掲げているのはご承知のことだと思います(参議院選挙に向けて,このコピーは使わないようですが).これに対し,「コンクリート」=「土木」のイメージが強いため,土木業界から強い反発が起こっていることもご存じの方もおられるかと思います.

さて,このあまりに単純なキャッチコピーに対し,業界からの非難はもっともなのですが,どちらかというと被害者的な視点による意見が多いような気がします.ただ,被害者であるという意識では,「コンクリートから人へ」の撤回を求める以上の意見は出にくいように思います.

そこで,「コンクリートから人へ」を霞ませるようなキャッチコピーを土木から発信できないものでしょうか?世界第一のコピーライターを雇い,一世一代のコピーを発信する...土木学会をはじめ,建設業界がその利益の数%でもコピーに投資すれば,生み出せないことはないような気がするのですが.

済みません.自分はノーアイデアで無責任極まるところですが,被害者意識では何も生み出せない,そう思った次第です.

(%晴れ%)