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FCCブログ 土木のゆかいな仲間たち
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2009/03/16のBlog
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突然の災害から人々を守る社会心理学のアプローチ
- 防災ゲームによるリスク・コミュニケーション -
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タグ:災害,土木技術者

[話題提供] : 京都大学防災研究所 准教授 矢守 克也 氏
[コーディネーター]: 神戸大学大学院 准教授 宮本仁志(FCC代表幹事)
[日時] : 平成21年1月27日(火) 18:30~20:10
[場所] : 大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)5階 セミナー室2
[参加費] : 無料
[参加者] : 20名


【企画の趣旨】

 この夏、兵庫県神戸市、石川県金沢市、東京都豊島区、大阪府枚方市・寝屋川市、愛知県岡崎市、栃木県鹿沼市など全国各地において、短時間に、しかも突発的に、集中豪雨が発生しました。「ゲリラ豪雨」とマスコミに呼称されるこの突発的集中豪雨によって川や下水道などが増水し、神戸、豊島、鹿沼では人が亡くなる事態にまでいたりました。まさしく、突然に自然が牙をむき、猛然と人間社会に襲いかかるような水害であったと考えられます。

 神戸の都賀川を例にとると、そこは河川管理者である行政と、水辺利用者である沿川市民の協働によって河川空間が整備され、様々な親水活動や環境学習のフィールドとして利用されています。この夏の都賀川の水難事故の背景には、地球規模の気候変動や都市域のヒートアイランド現象、市街化された流域での短時間の出水特性など、自然科学的な要素がクローズアップされていますが、その一方で、平水時、河川において親水活動を行うときの危機意識のもちかたなど、社会心理学的要素も大きく介在するように思われます.その意味で、この夏、頻発した突発的出水による水難事故は、市民や河川管理者に対して、都市域の河川空間整備に関してこれまでに想定されていなかった新たな諸課題を投げかけているようです。

 このような水害に限らず、震災をはじめ突発的な災害が各地で頻発しています。地域の社会資本整備を担当するわたしたち土木技術者は、今後たびかさなることも懸念されるこれら突発的な災害に対して、どのような意識をもって対応していけばよいのでしょうか? また、ひとりの市民として、普段からどのような心構えで日々の生活を送っていけばよいのでしょうか?

 今回のFCCサロンは、社会心理学をバックボーンにして防災に関する諸課題を精力的に研究されています矢守克也氏をお招きし、社会心理学の立場からひろく矢守先生のご研究をご紹介いただきました。サロンでは、防災に対する参加的なアプローチとして提案されている、防災ゲーム「クロスロード」を参加者とともに行い、みなさまには楽しみながら、社会心理学的観点からの防災を学んでいただきました。


【当日の内容】

 今回のサロンでは、矢守克也先生の考案された防災ゲーム<クロスロード>(今回は簡易version)の例題を、サロン講演中に2~3取り上げ、参加者とともにデモンストレーションしました。<クロスロード>は、災害時に必ず遭遇する答えのない様々な問題に対して、社会心理学のアプローチで問題解決の糸口を可視化する、コミュニケーション支援のツールだと考えられます。答えのない問題として、このたびは、1)地震発生時の自治体職員の選択(即時出勤/自宅待機)、2)地震時の消防隊員の判断(指令順守/とっさの緊急対応)、3)避難所での共同生活(周囲との協調/個人・家族を優先)、といった例題がだされました。(実際の問題は、簡単な状況付きの文章問題になっています。)

 これらの2者択一の問題について、参加者はそれぞれ、yes・noに意味づけられた青・赤のカードをもち、みな一斉に、どちらかをあげて自身の判断を示します。何人かの参加者は、その場で選択の理由をゲームに参加するみんなに説明し、ディスカッションに入っていきます。今回はデモンストレーションでしたので、議論に移る前までを体験しました。これらの例題にみられるように、災害時には答えのでない、ジレンマやコンフリクトを伴う判断を断行しなければならない状況に多く遭遇します。

 <クロスロード>は、阪神・淡路大震災の実話をもとに、最初に神戸編が編纂されたそうです。その後、このようなジレンマやコンフリクトを伴う問題は他にもいろいろあるということで、「市民編」、「要擁護者編」、「感染症編」、「東海地震編」などが、現在作成されているようです。<クロスロード>は、このような答えのない問題に対し、マニュアルで対応するのではなく、【その場その場でみんなで正解を作る】ための能力向上を目指した手法であるとのことです。いざというときの究極の判断のために、こういった防災ゲームで能力を高め、多様な視点や価値観への気づきと、それを踏まえた合意形成を誘導します。さらに、このような答えのない諸課題を【自分たちの問題に対して適用し、クロスロード方式で問題解決の糸口を学ぶ】活動も始まっているようです。

 よく考えてみると、わたしたちの整備する社会資本は、合意を形成しながら進めていく課題が多く、必然的にジレンマやコンフリクトが伴います。このたびの社会心理学を基軸に展開されたサロンの内容は、そういった意味でも、防災のみならず土木の様々な仕事を進めていくうえで、参加者の方々に多くのヒントを与えたものと考えられます。 (なお、会告に示していました都賀川の話題は、矢守先生にはご用意いただいていたのですが、残念ながら時間上の都合で今回は省略されております。)




当日の内容はPDFで参照できます。
2008/12/22のBlog
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誰にでもできる情報発信を学ぼう
 -今こそ必要なWEBによる土木分野の情報発信-
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タグ:情報発信,土木技術者,WEB

[話題提供] : NPO法人 コミュニティリンク 代表理事 細谷 崇
[コーディネーター]: 兵庫県阪神南県民局西宮土木事務所 本田 豊(FCC副代表幹事)
[日時] : 平成20年7月18日(金) 18:30~20:10
[場所] : アプローズタワー13階 会議室14
[定員] : 50名
[参加費] : 無料


【企画の趣旨】
私たちの情報入手・情報発信の手段として,今まで主力だったマスメディア媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)のシェアが減少している一方で,インターネットネット市場はダントツで成長しています。

広告費の数字を見ればわかるように,ネット市場は今後も益々成長していくでしょう。

 新聞 9,986億円 3.8%減
 雑誌 3,887億円 1.5%減
 ラジオ 1,744億円 1.9%減
 テレビ 2兆 161億円 1.2%減
 インターネット 3,630億円 29.3%増
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・㈱電通「2006年広告費調査」より

しかし…,情報発信でインターネット(WEB)を使えば有効だということはわかっていても,いざWEBで情報発信といわれても,自分ではとても無理…という人が多いのではないでしょうか。
WEBを使った情報発信って,いったいどうしたらいいの?自分には難しいのでは…。

第23回FCCサロンでは,WEBによる情報発信の種類(ホームページ・ブログ・SNS など)と,それぞれの違い,情報発信の方法などを理解していただき,ご自分にあった情報発信を効果的に実践していただくための参考にしていただければと思います。

今回は,WEBによる情報発信を数多く手がけるNPOとしてご活躍のパソコン活用隊(現・NPO法人コミュニティリンク)・細谷崇理事長を講師にお迎えして,WEBによる情報発信の基礎から応用まで具体的なお話をいただき,皆さんからの質疑応答も交えながら,楽しく学んでいただきたいと思います。


【当日の内容】
参加者数: 13名(講演者を含む)

0.プログラム

第23回FCCサロンでは,下記のような流れでお話をいただきました。

 (1)情報発信の種類とその違い
 (2)情報発信の主流 Movable Type と具体的事例
 (3)情報発信にもPDCAサイクル
 (4)情報発信に便利なツール

1.情報発信の種類とその違い

現在,インターネット上では主に
 ① ホームページを使った情報発信
 ② ブログを使った情報発信
 ③ SNSを使った情報発信
が行われている。このほか,最近ではポッドキャストネットラジオといったツールもある。
これらの情報発信には,それぞれ違いがあり,メリット・デメリットがある。
ホームページは,企業の顔として正式な情報発信媒体として使われている。利点はデザインやレイアウトで自由度があること,欠点は専門知識が必要で専用ソフトも必要。最初はプロに外注することが多い。
ブログは,団体の活動・情報の発信の場として使われている。時事問題や専門的な話題も発信されている。ホームページに比べて,個人の情報発信のイメージが強い。欠点はデザインやデザインが決まってしまっているので自由度はないが,利点は専門知識が必要ないために利用度が爆発的に増えた。また,初期構築費もかからないし,更新作業が簡単なため外注する必要がない。
SNSは会員向けの情報発信の場であるが,今やMixiなどは会員数が多くなりすぎてしまった。紹介制,会員制のために,全く知らない人との情報共有は発生しない。
そのほか,ポッドキャストやネットラジオ等のインターネット経由の配信システムツールが存在する。

2.情報発信の主流 Movable Type と具体的事例

現在の情報発信の主流は,ホームページ+ブログによる組合せ。ホームページで公式な発表,会社概要,事業内容,地図などが発信され,ブログで日々の活動内容,現場の状況,人の顔が見える情報発信が行われている。ブログの活用によって,社長と社員の距離,社員と学生の距離が近くなる。
近年は,デザインやレイアウトの自由度が高いホームページと更新が簡単なブログの利点をそれぞれうまく組み合わせた「Movable Type」というツールが出てきた。スピード,作業効率,コミュニケーションなどを重視する企業が「Movable Type」を活用して情報発信するようになっている。ベネトン・ジャパンはスピードを重視する企業の事例で,「Movable Type」を導入後はショッピングサイトの更新が劇的に速くなった。劇団四季は作業効率を重視する企業の事例で,「Movable Type」を導入後は複数のページの更新がブログ感覚で一度に行えるようになった。ソニー損保はコミュニケーションを重視する企業の事例で,「Movable Type」を導入後は最新のお客様の声がより速く社内に届くようになり,双方向のコミュニケーションツールとして役立っている。
「Movable Type」はインターネットさえあれば,自宅でも簡単に作業することができる。
特に中小企業では,ホームページの立ち上げの予算は確保されても,更新の費用が確保されていないことが多く,そういった場合に「Movable Type」は非常に有効となる。

3.情報発信にもPDCAサイクル

情報発信にもPDCAサイクルは必須であり,例えばアクセス数の目標をたてることも大切となる。
ホームページは作ったら終わりというのではなく,育てていくことが大切。アクセス解析によって評価を行い,問題点があれば改善していく流れが大切。

4.情報発信に便利なツール

例えば,「Yahoo! JAPAN 関連検索ワードサーチ」は検索されるキーワードがわかるサイトであるが,今何が多く知ろうとされているのかが探れる。検索エンジンの最適化を図るためのSEO対策(検索エンジン対策)にも力を入れることが大切。
ホームページは,検索したときに1ページ目に挙がってくることが大切で,2ページ目以降はなかなか見てもらえないことが多い。また,情報の多さがアクセス数につながってくる。アクセス数の多いサイトは,外部からリンクが張られていることが多い。
ブログでは,トラックバック機能を使うと,アクセス数が増えていく。




当日の内容はPDFで参照できます。
2008/10/27のBlog
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森と人との共存への道
 -みんなの財産である『森林』を知って、次世代へ引き継ごう!-
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タグ:環境

[話題提供] : 兵庫県立農林水産技術総合センター 山瀬 敬太郎 主任研究員
[コーディネーター]: 兵庫県農政環境部農林水産局治山課 上田 直樹
[日時] : 平成20年9月19日(金)18:30~20:30
[場所] : エル・おおさか(大阪府立労働センター)
[定員] : 50名
[参加費] : 無料


【企画の趣旨】
 生活環境の変化に伴い、人々の暮らしと森林のかかわりが薄れ、現在では多くの森林が放置され、荒廃した状態となっています。そこで、森林機能の維持や増進、里山林の研究を行うとともに、多くの関係者に森林の大切さを普及している山瀬主任研究員に、森林の役割や現状、そして次世代へ豊かな森林を引き継ぐために今後取り組むべき維持管理などについて講演していただきました。
 また、その上で、我々がこれから取り組むべき行動について議論しました。

【当日の内容】
参加者数:20名(講演者を含む)

1.森林の現状とこれからの管理(講演)

 1)森林の現状
 ○ほとんどの森林は人間により、一度は手を加えられており、維持管理の具合により植生遷移は大きく変化するものである。
 ○理想的な森林の遷移は「草本群落」→「低木群落」→「雑木林・夏緑樹林」→「照葉樹林」と考えられる。
 ○生活環境の変化に加えて、国産材の自給率の推移が減少により、人間と森林との関わりは極めて少なくなり、放置された森林が増加している。
 ○放置された森林は生物多様性が損なわれ、特定の種しか生息しない森林となり、理想的な森林の遷移がなされない。
 ○森林には個々の土があり、その土の中に在来種の種子(埋土種子)が埋もれており、森林が再生される能力を秘めている状態にある。
 ○埋土種子は水の流れ等により、谷部に集中する傾向にあるが、谷部は土壌水分が多いため発芽率は低い。
 ○飛来種子による生物多様性も期待されるが、種子の拡散には長い月日を必要とし、京都-大阪間(40km)を種子が移動するには、約1500年も要する。
 ○動物による被害も近年増加しており、兵庫県をはじめとする多くの都道府県では鹿による植生被害が顕著になっている。
 
2)森林管理の手法について
 ○1つ目の手法として「環境高林管理」があり、これは落葉広葉樹の高木から構成される樹林を目指し、次の維持管理を行う。
密生している照葉樹の伐採
埋土種子の成長を妨げる林床を覆っているシダ類の刈り取り
 ○環境高林管理の特徴として、次のことが挙げられる。
植物の生物多様性が実現
埋土種子の復活による生態系が確保
維持管理が比較的容易なため、ボランティアによる里山林管理が可能
 ○二つ目の手法として「萌芽更新法」があり、これは一定規模に成長した樹木を伐採し、その切り株部から生える萌芽再生力を活かして、樹木を再生させる手法である。
 ○萌芽更新法の特徴として、次のことが挙げられる。
構成割合が高い林齢の樹木に対して、萌芽更新させることにより、森林の林齢構成の平準化が実現
日照条件が改善することにより、下層植生が繁茂し土砂流出が抑制される。このことにより、防災機能も向上
○同じ樹種であっても、各地域による特徴があることから、遺伝子の攪乱にも十分に配慮しなければならない。

2.意見交換会(討議)

 以下に、意見交換時に出てきた質問・応答の一部をあげる。
 ○森林には維持管理が必要なことはわかったが、どのくらいの森林がそのような手入れを必要としているのか?
 →日本に人間が全く手を加えていない原生林はほとんど残っていないので、非常に多くの森林を手入れするべきである。
 ○森林には水源涵養機能があるが、森林を整備する場合としない場合とではどの程度の差が生じるのか?
 →正確に計測することは非常に困難であり、森林により大きく異なることが予測される。しかし、便益算定時などでは約1割の違いにより想定している。
 ○森林の管理という面では、林業の再生も重要な課題であると思われるがどのような取り組みをしているのか?
 →林業の再生のために、様々な取り組みを実施しているが、一例としては搬出までの低コストが実現するためにも木材供給センターや林道などの基盤整備にも取り組んでいる。




当日の内容はPDFで参照できます。
2008/10/24のBlog
[ 12:11 ] [ 大学教授のつぶやき。 ]
先日,地震工学に関する世界大会が中国であり,オリンピック熱冷めやらぬ北京に行ってきました.8月には四川省に地震被害調査に行きましたので,今年で2回目,生まれて2回目の中国になります.

さて,会議の合間に,中国科学技術博物館へ行ってきました.目的は写真のものを見に行くためです.これは何だか分かりますか?これは西暦132年,張衡という人が発明した地震計(地動儀)です.壺の八方で龍が玉を咥えていて,地震を感じるとその方向の玉が落ちるという仕組みです.当時1000キロも離れたところで発生した地震を感震し,人々を驚かせたといいます.残念ながらオリジナルのものは失われており,中国科学技術博物館のものもレプリカの1つです.どうせレプリカ見るなら本場で見よう,と思って行きました.

地動儀のレプリカは世界中にあるのですが,そのレプリカの一つ,河南省南陽市にあるものが,四川省大地震を発生したことを伝えていたそうです.ほんまかいな???たしか南陽は張衡の出身地ですよねぇ.今のご時世,科学者たるもの,何事も疑ってかかる必要があるようで...

2008/10/12のBlog
[ 17:25 ] [ まちづくり ]
鉄道やバスなどの”公共”交通は、社会の中でいろいろな役割を担っています。

・たくさんの人を運べます
 (だから環境にもやさしいし、渋滞緩和にも役立ちます)
・誰でも乗れます
 (クルマに乗れない人の貴重な足です)
・社会教育の場でもあります
 (席をゆずったり、マナーを守ったり、社会のルールを自然と学ぶことができます)

とはいってもバスはややこしいし、高いし・・・と思って、しばらく乗ってないなという方も多いと思います。
そこで、公共交通を使いながら、地域の資源を体験するイベントを私が所属するNPOで行っています。
宣伝になりますが、私が関係している団体で枚方市をフィールドにしてスタンプラリーを10月25日(9時、岡東中央公園(京阪枚方市駅徒歩3分)に開催します。
今回は、枚方市東部の穂谷地区をフィールドにして、芋掘り体験(有料)などもできます。
また、10月25日に予定が入っていない方は、是非おいで下さい。
結構楽しい1日になると思います。
申込は、jimukyoku@hirakata-kankyou.netあてに名前を連絡してください。
また、詳しいことは以下のホームページをご覧下さい。
http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/418?LIST=5
2008/10/06のBlog
[ 12:16 ] [ まちづくり ]
先週、川西市立牧の台小学校にて出前授業をしてきました。

ネタは「交通すごろくを使って社会を考えよう!」です。
交通すごろくは6人が一つのグループを作って、そのなかで目的地のはやさを競うゲームです。手持ちの電車・バスカードもしくはクルマカードのいずれかを一斉に出して、それぞれのカードが出された枚数によって進めるコマ数が変わってきます。
電車・バスカードはたえず3コマすすめるけど、クルマカードが1人だけだと6コマすすめるのに対して、6人全員クルマカードだと全く進めないなどです。
目的地のはやさを競うといいましたが、実はこの個人が「はやくつきたい」という行動が環境問題や渋滞、交通事故などの社会的ジレンマに結びつくということを再現することになります。

2限かかる授業ですが、子どもたちは盛り上がって楽しみながら、学習してくれたようです。ワークシートをみても、これからの川西市のあり方と自分の行動を結びつけて書いてくれたりして、動機付けの授業としてはまずますだったかなと思います。

この授業をやり始めて、5年目になりますが、いずれもなかなか好評で、私の鉄板ネタの一つです。いずれにしてもこういう地道な取り組みを支えてくれるのは、小学校に足繁く通ってくれる地方行政マンの方々や現場の教師の方々のお力添えがあってできることです。

牧の台小学校は、これから自分たちのテーマをもって地域調べに入る予定で、11月には発表会が開かれます。
今から発表を聞くのを楽しみにしています。
また、このブログでも様子を報告したいと思います。
2008/09/30のBlog
[ 22:03 ] [ 一言・二言 ]
9月の半ば頃,わたしたちの研究室もゼミ旅行でした.琵琶湖を訪れました.琵琶湖には瀬田川洗堰や,前に紹介のあった琵琶湖疏水など,いっぱいの見どころがあると思います.このたびは,琵琶湖博物館にぶらっと立ち寄ってみました.写真は展示スペースから大窓越しに見える琵琶湖の風景です.湖面と琵琶湖大橋がとてもきれいに映っていました.

博物館の展示によると,現在,1,400万の人々が琵琶湖の水を使って生活しているとのことです.その量は1年間になんと20億立方メートル,1秒間にポリタンク3,000個なんだそうです.考えてみると,滋賀や京都,大阪といった流域に含まれている地域のみならず,兵庫・神戸といった地域も人工的に導水して琵琶湖の恩恵をうけているのです.なんともいっぱい使っているものですね.

水が一回循環するのに約10日といわれます.琵琶湖の水はその水循環の途中にあり,流域を流れる間に,上流の滋賀の人々に使われ,京都・大阪で使われ,そして神戸で使われと,まさしく何度も再利用されているようです.このように私たちの生活に関連させて水循環をリアルに考えると,河川の水環境を保っていくことが本当に大切に感じてきます.


2008/09/15のBlog
[ 22:18 ] [ 一言・二言 ]
先週,研究室恒例のキャンプに行きました.バーベキューをし,テントに泊まる,というもので,うちの子供も楽しみにしています.その一コマです.子供が地面に溝を掘って,川を作っているようです.学生さんに水を流してもらって喜んでいました.さすが我が娘,立派な土木工事だ(親バカ),と思って写真を撮りました.

誰もが小さい時には,山やらトンネルやらをつくるのが好きですよね.いつの頃からか土木というものに対して変なフィルターをかけて見るようになり,遠ざかってしまいます.この業界の人と話していると,自分の子供は別の職につかせたい,という人も少なくありません.私は是非土木にも興味を持ち続けてもらいたい.そのために微力ながら魅力ある土木に貢献したいと思っています.
2008/09/02のBlog
[ 01:59 ] [ 一言・二言 ]
おしゃれな街というイメージの神戸で,旧神戸外国人居留地の場所をご存知でしょうか? ちょうどJR三宮と元町の間の南側あたりに位置します.この居留地は慶応3年(旧暦1868年正月)の開港の際につくられたとのことです.まちを歩くと,石造りや煉瓦作りの洋風館が多く,当時の情景が容易に想像されます.

写真は,おしゃれな洋風レストランの建物横で,そっと展示されている下水道の一部です.煉瓦で作られた卵型をした管渠でした.明治5年ごろに完成されたもので,日本の近代下水道としては一番古く,なんと! 現在でもその一部が雨水幹線として使われているそうです.

よく見ると,卵型を形作る一つひとつの煉瓦は,外側が厚く内側が薄くなっています.てまひまをかけて,知恵をしぼり,お金をかけて,すごく良いものを作ったことがよくわかります.それにしても,阪神淡路大震災でも大丈夫だったのですね?! 公共を支えるこのような施設は,経済性というよりは,所謂【ええもん】をつくっていくことが大切だと感じました.

2002年土木学会選奨土木遺産とのことです.


2008/08/31のBlog
[ 14:54 ] [ 大学教授のつぶやき。 ]
大学での研究に必要な資格として,今までフォークリフトやクレーン,玉掛けと,いかにも土木らしい資格を紹介してきましたが,今回は毛色が変わってX線装置取り扱いに関する資格です.

非破壊で内部の様子をしるための装置としてX線CTがあります.よく医学の分野で紹介される,物体を輪切りにして見るための装置です.X線という,取り扱いに注意を要するものを使いますので,その装置を使用するためには,まず毎年講習と一般の健康診断とは別に血液検査を受ける必要があります.そして実際の使用時には,写真にあるような「ガラスバッチ」を胸につけます.これはX線がどれほど人体に放射されたかを計測するもので,毎月その値が計測されます.普通は0となるはずですが,ある値を超えることがあれば,数年間X線装置の使用が禁止されます.このような装置も土木と関わりがあるのです.

2008/08/20のBlog
[ 10:59 ] [ 一言・二言 ]
中国はオリンピック真っ最中ですが,5月に中国四川省でマグニチュード8の地震が発生したのを覚えておられるでしょうか?地震の規模で阪神大震災を引き起こした地震の約10倍,確認されているだけで死者が約7万人という大災害です.耐震・防災を専門としているものとして無力感にさいなまれるところです.先週末まで現地で主に土木構造物について被害調査をしてきました.大規模な橋が落橋しているなど,建物だけでなく土木構造物にも甚大な被害を確認しています.詳細は別の機会にでもしたいと思いますが,調査の様子を少し.

巨大地震のため,被害も大きい上に広範囲にわたります.ですので町を復旧するためにも,まずアクセスする道路の復旧が必要となるのです.写真はまだ完成していないのではなく,柱の高さが100mもあるようなダム湖を渡る高速道路の橋桁が落ちたところです.こういった橋は道路網の要点となるので復旧・復興上重要となるところです.調査とはいえ,メッシュの板でできた手作りの仮設橋を渡るのはなんとも...

できるだけ早く通常の生活が取り戻せるよう,我々もお手伝いできればと思っています.

2008/08/19のBlog
[ 18:12 ] [ 一言・二言 ]
お盆の天気が良い一日,子供を連れて神戸の摩耶山に登ってきました.登ったといっても,王子公園から摩耶のケーブルカーとロープーウェイを乗り継ぎ,そのあと杣谷ぞいの徳川道をおりて,阪神大石駅まで行きましたので,山降りといったほうが良いかもしれません.汗だくだくでしたが,最後は風が吹いてここちが良く,たまには山を歩くのもよいもんだと思いました.

写真は,摩耶山頂から六甲の市街地・六甲アイランド・大阪湾方面を取ったものです.肉眼では入道雲がにょきにょきと伸びてました.すごく都市化された市街地と六甲山の緑のコントラストがとても印象的でした.

徳川道は,今年のNHK大河ドラマ「篤姫」の時代,江戸末期に兵庫が開港された時,大名の行列と外国人の衝突をさけるため,西国街道から山中を迂回するように作られたものだそうです.すごいところに道をつくったもんだ,と感心しながら,明治の近代化前に,このようなインフラはどのように計画され,つくっていかれたのか,が気になりました.

皆さんも涼しくなる秋口の日曜にでも,ご家族・友人でお近くの自然をハイクしてみてはいかがでしょう?



2008/07/31のBlog
[ 05:08 ] [ 一言・二言 ]
すでに新聞・テレビやWeb上などで報道され,みなさんもよくご存じだと思いますが,28日午後の激しい雷雨で神戸市灘区を南北に流れる都賀川が増水し,学童を含む5人がお亡くなりになりました.

翌日現地を歩いたのですが,一日あけると,もうそこに見られるのは小雨降る普通の都市河川の情景でした.洪水の爪痕が大きく残されているわけでもなく,逆に普通であることが,夏の昼下がりに一瞬にしておきた濁流の恐ろしさを際立たせているように思います.

普段は水に親しみ楽しめる都市河川空間も,いったん雨が降ると雨水が集まってきて流れる「水の通り道」となり,大変危険な場所となります.都市河川の親水空間では,ともすればその親水性に隠れて忘れがちな出水の危険性を,常に意識して行動することが肝要だと思います.

私たち土木の技術者はその職業的専門性から,市民の皆さんに対して川のもつ危険性をわかりやすく,継続的に伝え続けることが重要だと再確認しました.亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います.

2008/07/30のBlog
[ 06:27 ] [ まちづくり ]
大阪府枚方市では、ひらかた環境ネットワーク会議が主体となって,枚方市、京阪バス、京阪電鉄、近畿地方運輸局,大阪大学などが連携して、バスタウンマップを作製しながら,バスのってスタンプラリーを実施しています.

枚方市内の公園や名所,名店をスタンプポイントにして,そこをバスを使って回ってもらう企画です.最後は,京阪バスや京阪電鉄や地域の事業所から協力してもらった景品をビンゴゲームなどをしながら当ててもらうようにしています.

2005年から半年に1回のペースで開催し,これまで6回開催しています.毎回,150名以上の方々に参加していただいており,大変好評です.
この4月には花見の名所をバスでめぐってもらう企画で
「枚方に30年住んでいるが,身近なところにこんなきれいな桜があるのは知りませんでした」
「枚方市内のバスってこんなに便利とは知らなかった.これからはバスを使うようにします.」
などいろんな意見をもらいました.

これからの”公共”交通は,住民と一緒に支えていくことが必要になってきます.
そういう意味で,行政主導ではなく、地域関連主体が互いに連携をとりあいながら活動を継続しているよい事例ではないでしょうか.

2008/07/21のBlog
[ 11:34 ] [ 大学教授のつぶやき。 ]
「玉掛け」って聞いて,何のことか想像つきますか?私は全く知りませんでした.

前回はクレーンの資格の話でしたが,これだけ,一人で作業ができません(というか,一人でしない方がいいんですが...).クレーンの資格はあくまでクレーンを操作する資格であって,吊る荷物を触ることはできないのです!荷物を安全に吊す作業,これが玉掛けです.通常はクレーンを操作する人と,玉掛けする人のペアで作業するのです.

玉掛けの写真が見あたらなかったので,教習所の写真をお借りしましたが,写真にあるように丸い棒や角材を吊る練習をします.この吊り方が悪いと荷が崩れて大変なことになります.実験治具は数トンあるんですから...

なので,論文でクレーン作業に関係する学生さんにもこの技能講習を受けてもらい,資格を取ってもらっています.全く知識がないのとあるのとは雲泥の差ですから.研究と直接関係なくとも,事故なく研究に打ち込んでもらうためにも,このような講習は重要なのです.
2008/07/20のBlog
[ 20:14 ] [ GoogleEarthで土木の旅 ]
こんにちは。ご無沙汰になりました。
『GoogleEarthで土木の旅』第2回の始まりです。

第2回で取り上げるのは、
イギリス、エディンバラ郊外、フォース湾にある『フォース鉄道橋』です。

座標は、「 55.998736°, -3.387099°
まずはGoogle Earthで現地へGO!

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フォース鉄道橋は、1890年に完成した、
全長2530m、支間521m、高さ104mの規模を誇る、
「カンチレバートラス橋」です。
その特徴は、何と言っても、
鋼鉄の怪物」「鉄骨のゴジラ」とも呼ばれるその姿にあります。

まずは以下のホームページなどで、
じっくりとその威容をご覧下さい。
「建設博物誌」 http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/hashi/index.html

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。。。どうです?息を飲む迫力だと思いませんか?
橋桁部分は海面から46mの高さがあり、使用された鋼鉄は約6万トンにもなるそうです。

このフォース鉄道橋は、産業革命後のイギリスの経済発展と、
それに伴う鉄道網拡大のニーズに乗り、
イギリス東岸を分断するフォース湾を横断するべく建設された鉄道橋です。

Google Earth の画面をズームアウトしてみると、
何故ここにこのような長大橋が必要とされたのか、
その理由が本当によく分かりますね。
(こんなことができるのは、Google Earth の大きなメリットですね!)

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フォース鉄道橋には、大きな湾を横切り、かつ橋下に大きな船舶を通すことができるよう、
当時の長大橋の最新技術である「カンチレバー式」が採用されました。
(日本では大阪港にかかる港大橋が有名です。)

このように、社会のニーズに応えるために様々な物理的障害を乗り越えることが、
土木と土木技術者の本分の一つです。
そのために様々な工夫を凝らし、結果として出来上がった建造物は、
地域のシンボルとして、誇りとして、厳然と存在しつづけます。

フォース鉄道橋のすぐ隣には、後年になって支間1006mの吊橋「フォース道路橋」が建設されました。
土木技術は、社会のニーズにより的確に
より効率的に応えることができるよう、進歩してきたと言えるでしょう。
(もちろん皆さんもGoogle Earth をズームアウトして見てみてくださいね。)

今の時代、世の中のニーズは多様化の一途をたどっており、
本当に社会にとって必要なものが見えにくくなっています。
土木の世界でも、「本当に必要なもの」を上手に見極める努力が必要なんだろうと思います。

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余談ですが、、、
イギリスでは、「いつまでたっても終わらない」ということを表現する言い回しとして、
「フォース橋にペンキを塗る」 "Painting the Forth bridge" というものがあるそうです。
フォース鉄道橋は、その役割を果たすため、
100年以上にわたって大事にメンテナンスがなされてきましたが、
維持管理、メンテナンス、というものも、土木の大切な仕事の一つですね。


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『GoogleEarthで土木の旅』、次回もお楽しみに!
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もちろん全て無料!!
2008/07/14のBlog
[ 22:09 ] [ 一言・二言 ]
週末から今日にかけて,久しぶりに流域観測に出かけました.今日午後に出かけてみると,あちらは局所的な大雨.まだ梅雨は明けきらないようですが,大粒の雨がダァーと降って,さながら夏の夕立のようでした.雨があがると気温は下がり,観測機器のチェックも気持ち良くおこなえたように感じます.

普段オフィスでクーラーの中にいると,この雨上がりの爽快感はなかなか感じられません.はじめは雨で嫌だったのですが,最後には何か得したような気分です.

雨量の少ない夏の夕立後は爽快ですが,時間雨量が50ミリを超えるような集中豪雨や,それに伴う雷などで被害が出るのはやはり困ります.○○年7月豪雨などのネーミングが多いことからも,この時期に豪雨が多いようです.ドカッと大雨が降ったら河川や水路に近づかないことが肝要ですね.

2008/07/10のBlog
[ 23:27 ] [ 鉄道屋のつぶやき。 ]
最近、原油高で車に乗るのを控える方が多くなっているそうです。

そんなご時世が来るとは、会社に入ったときには思いもよりませんでしたが、
私の仕事は、原油高でお客さんが増えてくれるとうれしいな~という
鉄道会社に勤める土木屋さんです。

土木の仕事といえば、まず、ゼネコン、そしてコンサルタントそして公務員。
ってところが王道ともいえますが、鉄道・ガス・電気・通信といいたインフラ系の会社にも
結構、土木屋さんは存在しています。

そんな会社に勤める土木屋さんがどんな仕事をしているのか、
日常の業務から雰囲気をお伝えしていきたいと思います。

さて今日のお仕事は、新駅(新設する駅)を検討すること
駅をつくるには何が必要でしょう・・・。



そう、まずはお客さんです。

お客さんが乗ってくれそうだから新駅を作るわけです。
さすがに、山のど真ん中田んぼの広がる平野に作っても採算がとれません。

どんなことを考えて場所を決めるか・・・続きはまた今度。
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│ 進行現示 その線区の最高速度で走行( 110~130km/h)
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2008/07/07のBlog
[ 15:14 ] [ 一言・二言 ]
去年から,大学・高専教授の先生方や国土交通省の方々にご一緒して,加古川の河川植生の管理・保全についての研究会に参加させてもらっています.ふだんの川において,生きものを育む場としての河道樹林や草々と,大雨で増水したときの洪水流抵抗としての河道樹木との間の,適切なバランスを考える会です.

写真は研究会がはじまる前年のちょうど今ごろの時期に,家族と加古川に出かけたときのスナップショットです.青々とした葦はらが生い茂りっていて,風が爽やかでとても気持ちがよかったことを覚えています.ちょうどここら辺りは捨石の水制が何基か整備され,その間がワンド(水のたまり場)となっていて葦が特によく茂っていました.水制(すいせい)は,河川の堤防などを洪水の流れからまもるための構造物で,流れをゆっくりとさせる機能をもっています.

子供らは写真にあるような蟹さんを見つけてはしゃいだり,蛇に出くわして飛び上がって驚いたり,何かの卵を見つけて不思議がったりで,それぞれ楽しんでいたようです.河川のもつ自然は,そこに住む動植物にとってかけがえのない場ですが,こどもをはじめとする人間にとっても,自然で出くわす意外性ある驚きやとんでもない危険を,遊びの中で教えてくれる素敵な場所でもあると思います.

地球温暖化に関するIPCCの第4次報告では,今後世界中で豪雨や干ばつの頻度が増す可能性が高いといわれています.大雨のときの河川植生の洪水抵抗をしっかりと把握し,河川周囲の安全を的確にわかりやすく市民のみなさんに提示できるよう,また河川植生をよく保全していけるように,専門的な立場から支援を行っていければよいなと思います.

[ 10:45 ] [ 大学教授のつぶやき。 ]
前回はフォークリフトの資格のお話をしました.実は私が資格を取ったとたん,たくさんの運転依頼がありました.俺は便利屋か!と怒るところですが,練習のつもりで引き受けました.自動車免許を取ったばかりで運転するのが楽しい若者と同じですね.大学にあるのは2.5トン用のフォークリフトですが,実験治具にはもっと重いものもたくさんあります.そんな時にはクレーンの出番です.

クレーンといっても色々な種類があります.道を走行するクレーン車や工事現場にある高いクレーンはみなさんも目にしたことは多いでしょう.これらは運転免許が必要です.実験室には別のタイプの床上操作式クレーンというのがあります.これは荷とともに人も移動するタイプで,5トン以上の床上操作式クレーンを使うためには,資格が必要なのです.実験では10トンのおもりを使うために,資格を取りました.座学1日,実技2日です.実技では,ドラム缶を決められたコースを外れないように移動させるのですが,一番難しいのは,揺れ出した荷をクレーン操作だけで止めること.操作を誤ると荷が一層揺れ出します.10トン以上のものが頭の上で振り子のように揺れるのを想像してみてください...

ただ,クレーン作業はこの資格だけでは,「ひとり」で作業はできません.その辺りの話は,また後日.
2008/07/04のBlog
[ 18:00 ] [ GoogleEarthで土木の旅 ]
お待たせしました。
『GoogleEarthで土木の旅』第1回です。

記念すべき第1回は、既にリクエストを頂いておりますが、
アメリカ合衆国、アリゾナ州・ネバダ州にある『フーバー・ダム』をご紹介します。

座標は、「 36.016321°,-114.737007°
まずはGoogle Earthで現地へGO!
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フーバーダムは、1936(昭和11)年に竣工し、
以来未だアメリカ一の高さ221mを誇る、
世界で最も有名な土木建造物のうちの一つです。
コロラド川の治水、利水、発電を目的とした多目的ダムで、
形式は重力式アーチダム、貯水量は約400億トンと言われています。
日本のダム全体の総貯水量が200~300億トンと言われていますので、
そのスケールの大きさは想像もつきません。

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このダムの偉大さを語るときには、
まだ世界が貧しかった1930年代に、わずか5年ばかりの工期で建設された
驚異的な技術力もさることながら、
その社会的な意義にスポットを当てるべきでしょう。

フーバーダムは、世界大恐慌後に袋小路に迷い込んでいたアメリカの
国力高揚を目指したニューデール政策の一環として建設が始まりました。
その建設事業は、膨大な人、カネ、資材の回転をもたらし、
近隣のラスベガスという都市の大発展をもたらし、
ひいてはアメリカ全土の経済発展、意識高揚をもたらしたといいます。
一説には、アメリカの第二次世界大戦への参戦を可能としたのは、
このダムの建設事業がきっかけであるとも。。。
今現在でも、フーバーダムはアメリカ随一の観光地として、
そしてアメリカの誇りとして、存在しつづけています。

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さて、少し考えてみたいと思います。
このような偉大な事業の正に中心にいた土木関係者の「やりがい」は、
いかばかりのものだったのでしょう。
自らの携わる事業が、皆に必要とされ、国を、経済を、世界を動かしていく様は、
土木技術者にどれほどの気概をもたらしたでしょう。

我々FCCでは、数度にわたって「土木技術者の気概」というテーマを取り上げ、議論を行ってきました。
今現在、土木に対する世論は逆風と言われています。
それは何故なのでしょうか?
今、土木技術者の「気概」は、どこに向かえばいいのでしょうか?
結論が難しい問題です。


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『GoogleEarthで土木の旅』、次回もお楽しみに!
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2008/07/02のBlog
昨日、1ヶ月ぶりに昼食で会社近くのカレー屋に行きました。そこは、ワンコイン500円のお店です。そこで、驚きました。なんと、ワンコインではなく、2コインだったんです。そうです50円値上がりしてました。10%の値上げです。新聞紙上、TVニュース等で報道されている現状を身近に感じた昨日でした。
もちろん、ある総合建設会社、建設業界は、昨年・今年に入り、鋼材類、燃料油等が急激に高騰(カレー屋の値上がり10%など比較にならない)50%以上は値上がり、経営に大いに負担がかかっているのが現状です。
先月、国土交通省からは単品スライドの運用して頂くようになり、各府県自治体も追随していただけるようになりました。ほんの少しは負担が軽減される事を願っています。ただ、単品スライドは利益になるのではなく、本来持ち出ししないでよいものを1部分ほんのわずかな回収に過ぎないのです。建設業界以外の業界は、商品に価格転嫁し当初利益を確保する事が出来ますが、建設業界は総価契約となっている為、価格転嫁はできないところに利益確保が難しい状況にあります。(涙)
「日本の景気の支えは、建設業界にあり。」と私は思っています。
どげんせにゃいかん~ (K)
2008/06/30のBlog
[ 13:22 ] [ ○○建設の○○です。 ]
皆様、こんにちは。今風ではこんにち「わ」かな?年齢不詳。
私の仕事は、企画・管理をしています。実は配属されて5年になります。私は土木技術者なので、ものづくりを希望しています。いわば、現場志望です。
しかし、数年前から、企画の仕事でも「ものづくり」をやっているかのように思えるようになり、今は楽しい仕事であると思っています。なぜ楽しいか教えます。「ものづくり」には有形・無形があると思います。有形は、一般的に、ダムやトンネル、道路、建築物等の構築そのものや計画・設計。無形は、考えや想い、創造、雰囲気等ではないかと思います。私は社内外の課題を捉え、考えや想い、創造をめぐらし(無形)、それを分析・改善したり(有形)、新たに業務システムを構築・遂行したり(有形)、といったように両方をやっている点で、無形から有形まで一連の流れで物事を処理・解決している点にあると分析しています。まだまだ、ある総合建設会社でも建設業界でも山ほど改善事項がたくさんあります。ある総合建設会社は「ものづくり」の場がいっぱいあります。やりがいのある仕事もいっぱいあると思っています。楽しい仕事に必要なことは、新しい考えや熱い想い、将来への創造等をもって、実行することではないでしょうか。
【ご意見大募集。】
追伸:同業者さまへ、この【ジャンル】で色々想いをたくさん書いてちょ~ 【K】
[ 13:20 ] [ 一言・二言 ]
来週7月7~9日,いよいよ北海道洞爺湖でサミット開催ですね.日本の議長国はこれで5回目だそうす.過去には,1979(東京),1986(東京),1993(東京),2000(九州・沖縄)で開催されたとのこと.今月は特にサミットの前月で,新聞や各種報道などで主要テーマのひとつである地球温暖化の課題について記事がたくさん載ってましたよね.

サミットのHPを見ると,今回のおもなテーマは,
○原油価格高騰をはじめとする世界経済の諸問題
○昨年のIPCC-AR4を受けた環境・気候変動に関する問題
○ミレニアム開発目標(MDGs)や食料価格高騰に関連する開発・アフリカに関する諸問題
○大量破壊兵器の不拡散体制をはじめとする政治問題
だそうです.地球温暖化の課題では,低炭素社会にむけて,2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量半減がひとつの課題になりそうです.

世界全体や2050年というとすごく遠い感じがするのですが,ほんとうは,市民一人ひとりの身近な感覚で,日々の生活の中でどのようなことを続けていけばその目標につながっていくのか?,を実感することが大切だと思います.毎日なにげなく繰り返されているライフスタイルの中で,水やエネルギー,自動車や電車の使い方を,みんながちょっとずつでも良い方向に向かってかえていけるように,考える場や制度などが具体的に見えてくることがとても大事だと思います.

2008/06/26のBlog
[ 19:42 ] [ 大学教授のつぶやき。 ]
みなさんは大学の先生に必要な資格ってご存じでしょうか?小学校の先生のように教員免許は必要ありません.まじめに書くと,優れた研究業績と研究・教育指導能力,ということになるのですが,ここはコネタということで,

研究をするためには実験をする機会が多いのですが,実験が中規模以上となると,ものを移動するのも大変です.私がよくする実験の試験体で2トンぐらいもあるのです(いかにも土木っぽく聞こえるかもしれませんが,大学では小規模な実験が普通ですよ).

重い物を移動する機械にフォークリフトがあります.1トンを越えるフォークリフトを使用するには資格が必要で,1日の座学と3日の実技の講習を受けなければいけません.で,行ってきました.ほぼ全員が工場の若者に混じって,みっちり講習を受けてきました.はじめはジグザグコースを走るのもやっと,という状態でしたが,最終日の実技試験では98点.無事合格です.これで,明日からの実験では楽できます.



まだまだ資格ばなしは続きます.
さて、何か面白いことはないか?といろいろ考えた末、
とりあえず始まりました、『GoogleEarthで土木の旅』!!!

皆さんご存知「Google Earth」で、世界中の土木構造物を巡ってみたいと思います。
近代的なものから歴史的なもの、観光地になったもの、既に廃墟になったもの。。。
様々な先達の偉業が、美しい空撮画像でご覧になれます。

土木構造物のスケールの大きさにただただ驚くもよし、
土木構造物の意義の深さにただただ感嘆するもよし、
土木構造物の美しさにただただため息をつくもよし。

楽しみ方は皆さんの自由です。
皆さんも是非、一緒に土木の旅に出かけましょう!!


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では、まずはみんなで『Google Earth』をインストール!
http://earth.google.com/から簡単にインストール可能!
もちろん無料ですよ!

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インストール、出来ましたか?
画像のような画面、表示されていますか?
赤丸をつけた「ジャンプ」というボックスに、緯度・経度やキーワードを打ち込んで、
「Enter」を押せば、世界中どこへでも、びゅ~んとひとっ飛び!!
ものすごいソフトが出来たもんです。

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次回から、世界の土木の旅へご案内したいと思います。
まずはご自宅や会社などを検索して、お楽しみください。
不定期掲載ですがよろしくおねがいします!!

では、次回、第1回をお楽しみに!


2008/06/23のBlog
[ 21:28 ] [ 一言・二言 ]
皆さんに感化されて読み始めた宇沢弘文さんの著作,一息つきました.読んだ本はみんな岩波新書で,「社会的共通資本」にはじまり,地球温暖化を考える,日本の教育を考える,自動車の社会的費用,経済学の考え方,そして「成田」とは何か,です.

どの本も非常に考えさせられる内容でとても良い勉強になりました.宇沢先生が語るこれらの書物には,その基底に,すべてのひとびとがいろいろな意味で「よく」生きる,そのことの大切さと難しさが脈々と主張されているように感じました.

このことはまさに,私たちがいろいろな社会基盤の整備や地域づくりなどを支援する上で,心の中にどっしりと根づいている「こころね」の部分と同じですよね.だから,それを具現化する制度としての「社会的共通資本」の考え方に,自然と引き寄せられたのだと思います.(ちょっと感想を省略しすぎてますネ...)

2008/06/21のBlog
最近、少し郊外に行くと農産物直売所が目立つようになりました。
週末ともなれば大人気でたくさんの人でにぎわっています。

直売所にくる人は、安全、安心、新鮮な農産物を購入するだけではなくて、直売所周辺の土地の農業、農風景を感じているのだと思います。
そういう点から言うと、遠くの農産物を置いたり、スーパーのごとくいついっても一通りの野菜があるというのは、興ざめですね。

農風景を守るためには、そこの生活を尊重し、農業の営みを守る必要があります。
そのきっかけになればと、昨年、学生と一緒に夏休みの2ヶ月、北摂を駆け回ってあらゆる直売所を探し出して、さらに形態別に分類して、農産物直売所マップを作製しました。田畑を色塗りするなど農風景が思い浮かぶことができるように配慮しました。
地図も大人気でいまだに問い合わせがあります。

都市と農村の関係、これからの地域計画、まちづくりの大きなテーマですね。
2008/06/19のBlog
[ 07:53 ] [ まちづくり ]
まちづくりマップシリーズ第2弾です。

一昨年、茨木市さんと一緒に作成した自転車ヒヤリマップです。
これは茨木市の中心市街地の小学校、中学校、高校に自転車のヒヤリ体験をアンケートで聞いて、それをもとに茨木高校さんと一緒に協力しながら作成しました。

ここの市街地は幻の茨木城や別院さんなど古くから栄えてきました(お地蔵さんも多い!)。ただ、水路に蓋をして道路にしたり、里道を街路にしたりと、細い道、曲がりくねった道がたくさん残っています。
それに自転車の無茶な運転も相まって、自転車と歩行者、自動車との事故が多い地域になってます。

自転車の走行に対する問題意識は大変高く、特に小学校の保護者の方からは数多くの事故例や具体的な提案など頂きました。

その後、小中高校などにできあがった地図を配布するだけで終わることなく、茨木高校さんの方々が地図を使って地域を点検したりと様々な使い方をしていただいています。

このように地方行政と地元住民と一緒に関わっていけるきっかけを地図は作ってくれます。
2008/06/16のBlog
[ 10:19 ] [ 一言・二言 ]
これからの季節,都会を少し離れると青々とした水田が広がって,夜にはカエルの大合唱になりますね.毎日おいしく食べているお米の生産が,目に見える形で始まる季節です.

写真は,調査でよくいく揖保川下流近くの頭首工(とうしゅこう)の一部です.頭首工は農業で使う水を川などから引き入れるための施設の総称です.

揖保川には,農業をはじめとして人が利用するために取水する,頭首工や井堰のような施設が大小150以上もあるとのことです.川がしゃべれるのであれば,「おーい,みんな,ちょっと取りすぎとちゃいますか?」といわれそうですね.

このような堰は勿論,水を堰とめるようにできてますので,堰のどこかに魚などが川をのぼりおりできるように魚道がつけられてます.川の生態系を守るためにも,これら魚道がよく機能するようにみんなでみていくことが大切ですね.

川にある堰をみて毎日食べているご飯を思い浮かべることなど,なかなかに難しいことだとおもいます.このような身近な日々のおこないと自然への負荷の関係を,ぱっと見てとれる装置があればよいのにな,と思います.