書いてみました。【のこりの1つ「全員が初対面」】。

【初対面のパターンを大別すると3つ】
分かりにくいんで絵にしてみました。右の図をクリックしてごらんください。
1)初対面の人どうしの集団
2)すでにできあがっているコミュニティに入っていく
3)1対1の初対面

はい、「初対面シリーズ」、やっとのこりの1つについて書きます。お待たせしました。

1)初対面の人どうしの集団で、誰かおしゃべりできそうな相手を見つける

私の場合、「初対面パターン」のなかでは、これが一番苦手です。
他の2)3)とは、事情が少し違うんです。
まず、「誰かおしゃべりできそうな相手」を確保せねばならない。
2)なら誰か気を使って話しかけてくれることも多いし、分からないことを質問することにかこつけて、詳しそうな人を「話し相手」につかまえることができます。3)は1対1ですからもう「相手」はいますね。

が、全員が初対面=フラットな関係で、話し相手を確保するのがすごく難しい。
気持ち的には、椅子取りゲームとほぼ同じです。(私は椅子取りゲームも苦手で、たいていひとり立つことになります)

いくつになっても、どんなコミュニティーでもあまり進化していません。
まず人が集まったところで、きょろきょろ見回すんですが、全然こっちを向く人はおらず、みんな話しかけるスキがない(ように見える)。
が、他の人はあっという間に近くの話せそうな誰かを確保してしまい、おしゃべりがはじまり、自分は一人余ってしまう。
あるいは、最初みんな黙っているので、油断して黙っていると、ふと気がついたときには他の人たちが仲良くなっていて自分は(以下同文)

「じゃあ、すでにしゃべってる人たちの輪に、入れてもらえばいいじゃないか」
こう言われそうですね。ごもっともです。
でも、みんなまず自分の場所をつくるために必死で、どこかこれ以上入ってくるなと「牽制」されてるような感じがあって難しい。
大阪において、車の運転で渋滞の道に割り込むようなもんですね。「入れてやらない!」と言われてるように感じてしまう(感じてしまうだけかもしれないけど)。

話せそうな相手を見つけてしまえば、話すのは苦手じゃないとは言いませんが、まだなんとかなるのです。
聞くことはいろいろありますから。どこから来た?に始まって、何でここ知った?とか。

「レシピ」を作って十年以上経って、こういう「初対面同士の中から誰かを見つける」スキルは、「ことばより非言語(アイコンタクトや表情、ボディランゲージ)」がかなりの割合をしめるらしいと分かってきました。

次回以降は、見聞きした他の人の工夫や、この「ことば以外の部分」についてお話したいと思います。