極楽浄土の庭2 下馬評の所以(ゆえん) 3月26日

今日も晴れている大阪です。
新元号が楽しみであり、さびしくもあり。
各地で桜の開花が伝えられますが、わたしが見回す範囲では、まだ開花していません。あと少しのようです。

昨日はお庭の概観でしたが、続きは各論です。

お庭に入るとまずこの「下馬」(げば)が目に入るのですが、昔は馬に乗っていて、ここで(敬意を表して)降りなさいということですね。
時々、古い神社にもありますが、ふだんの生活ではほとんど目にすることはないでしょう。

ちなみに今でも使われる下馬評はこの下馬する場所からきているようです。
下馬評:〔下馬先で主人を待ちながら、供の者が交わす評判の意〕
直接関係のない人たちがするうわさ・評判など。取りざた。(大辞林第3版より)

川の中の石や苔、草がいとおしく感じます。

こんなのもあります。

緑や茶色のたたずまいの中に突然この八角亭、登録有形文化財です。

明治36年(1903年) 現在の天王寺公園あたりに 第五回内国博覧会が開催され、その博覧会の唯一残っている建物がこの八角亭。

専門の庭師さんが入っておられるでしょうが、これだけ広いと手入れや掃除も大変そうだと思ってしまう貧乏性でございます。