今日の大阪は室温25度、湿度59%、午後から雨の予報。
雨が多くて蒸し暑いと、9月でも食中毒にご注意。

今日のお題、「フラーのことば」のフラーはR・バックミンスター・フラーのことです。

フラーのWIKIの紹介には思想家、デザイナー、建築家、構造家、発明家、詩人とあり、『宇宙船地球号』の著者です。

突然、なぜフラーか? 今日は「伝わらない」失敗事例紹介です。

拙著『定年男の老前整理』の帯(腰巻とも呼ばれる)の裏にこの「フラーのことば」があります。

「人を変えることはできない、しかし、環境を替えれば、人は変わる」

帯に入れてほしいとお願いしたのは、この本だけです。(通常は出版社が決めます)
これが裏側。

著者がうるさいから、仕方なく入れてくれたのか?

赤字の「妻に嫌われる夫と、妻に頼られる夫の違いはどこか?」のコピーは、女性編集者作です。

セミナーなどで、「片付けない夫」に悩んでいる妻の話をたくさん聞きました。

だからこそ、人(夫もしくは妻)の性格を変えることはできないので、環境を変えてみましょうと提案したかったのですが、ほとんど見てもらえなかったと思います。

なぜか?

このように書店で本を積んで並べられる場合、平積み(ひらづみ)といいますが、これでは裏の帯は手に取らないと見えないのです。

このように背表紙を見せて並べるのを棚差し(たなざし)と呼びます。

もちろん、これでますます帯の裏は見えない。

というわけで、私の伝えたいと思った言葉は、見てもらえず、でした。

ここで付け加えておかなければならないのは、書店に並べていただけるだけでも、ありがたいことです。

1日に何百冊と出版される今、書店に並ぶだけでも大変なことなのです。感謝!

自分の書いた本がどのようなルートで書店に並ぶか、また本の分類など、出版に関して、私は全くの素人ですが、いろいろ失敗を重ねながら少しずつ学んでいます。