アトリエゆめのはこ 担当の先生の紹介

今回の記事では、『アトリエゆめのはこ』にてテキスタイルなどを担当されている先生方をご紹介します!

まずはお一人、岡 みちこ(おかみちこ)先生から!

岡 みちこ先生はアトリエにてテキスタイルを担当されている方のお一人です。染織造形教室も指導していらっしゃいます。織物、刺繍、フェルト細工などを中心に『アトリエゆめのはこ』内外で活動。
1982年ごろから個展・グループ展を多数開催されているアーティストです。ゆめのはこでご指導されるようになったのは、後述する井上先生の紹介で所属することになりました。

染織造形の作家活動をはじめ、美術大学の教員、カルチャーセンターの講師などを経て『アトリエゆめのはこ』の活動に参加。もちろん作家活動は並行して続けていて、
その歴約30年!

アトリエでご指導なさる時に大切になさっていることや意識なさっていることをお聞きすると、
「座右の銘は『何かが足りないのではなく、多すぎるだけ』。そして出来ることを出来るように謙虚な気持ちでやり、決してエラそうにやらないこと。取り組む制作活動は一生懸命に……これは押し付けではないものの自分だけでなくメンバーさん一人一人大切だと思っています」とお答えいただきました。

さらに「アトリエゆめのはこ」での今後の目標やメンバーさんへのお気持ち、指導する時間の楽しみなどもお聞きすると、
「メンバーさんへはそれぞれが出来ることを途中で投げ出さずに、懸命に継続することを大事にして欲しいと思っています。また、メンバーさんの誰かが制作する時間で何らかのアクションを起こし、それに周囲のメンバーさんへ良い意味で影響を与え、感化されて欲しい。それぞれの能力で出来ることのベストを尽くして欲しい。飽くまで自分はそのサポート役のつもりです。最も楽しみなのはメンバーさんが前向きに行動した結果新鮮なアクションや何らかの技術的・精神的変化を見られた瞬間ですね」とお答えいただきました。
何かものづくりをする時、教える側も教わる側も真摯に、でも活発にやることが大事なのですね。

続いてもう一人、井上先生についてもご紹介します!
井上 知子(いのうえともこ)。同じくテキスタイル担当で布と糸の手しごと教室も担当されています。布や糸を用いて造形と日用に使えるものを制作されています(実用品・美術品両方作る)。小学校中学校、養護学校などで美術の教師を務められた経験もあります。教師を退職後、2011年より『アトリエゆめのはこ』にて指導なさっており、外部では甲陽園でのアトリエで手織り教室と縫い物教室も教えていらっしゃいます。現在、生徒さんは約10人ほどだそうです。

井上先生にも指導される際に大切になさっていることや意識していることをお聞きすると、

「ゆめのはこでは準備に手間がかかるので『アトリエゆめのはこ』に来るたびに「準備に時間をかける」ことを意識している」そうです。
十分な作品づくりとその指導には準備ひとつでも入念さが必要なのですね。

今後の目標やメンバーさんへのお気持ち、指導する楽しみは、
「個人の活動では岡先生と同じく、個展や作品展をもっとやりたいですね。ゆめのはこでは……これまで約3年間指導させていただいていますが、メンバーさんの上達を見て今後はメンバーさんやゆめのはこオリジナルの作品をもっと発表したいですね!私は岡先生に教職員時代以来ずっと師事していて、付き合いは30年近くにもなります。高校で機織りを教える時に私自身機織りの知識がまだ足りなかったので、その際に岡先生からご教授されたんです。
(指導していて)メンバーさんはみんなかわいい!技術的にも精神的にも上達していくのが楽しみですね。」

最後にお二人に、内外に向けて発信したいことやお伝えしたいことをお聞きしました。

井上先生は「メンバーの皆さんの活動を見守って欲しい。その意味ではアートセンター叶や『アトリエゆめのはこ』のような環境はとてもありがたいです」、

岡先生からは「もっと展覧会などで一人一人の作品と活動をアピールしたいです。
年代など立場を問わず、外部の人とも積極的にコミュニケーション出来て皆が楽しめる空間にしていきたいですね

とお答えいただきました!

どんな人でも一生懸命何かに打ち込み、作り、自由に広く発表できる……そんな環境を先生方は望んでいます。(%星%)