不眠症勉強会について

アズイットでは、「平成29年度歳末助けあい愛の持ち寄り運動」公募配分金により、(質の高い睡眠と食生活を見直すための勉強会&調理実習の)第二回として、質の高い睡眠を得る方法を学ぶため、
不眠症について勉強会を以下の要領で開催しました。

日時:2018年3月5日(月)
場所:宝塚市西公民館セミナー室
講師:医療法人寿栄会 ありまこうげん診療所院長 
 精神科医 吉川 敦 氏

さて、まずこの勉強会で初めてわかった事は、「不眠症の定義(DSM−5)」が「週に3晩以上、3か月以上持続している」という事、病院で処方されているお薬は超短期間・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が処方されている事、
処方される睡眠薬は呑んだらダメ、というわけではないという事でした。あとお薬の処方はお医者様によってガイドライン通りであったり、そうでなかったりと人それぞれである事、等でした。
私自身不眠症や早朝覚醒を患って10数年、お薬のお世話になり続け、時にはハルシオンのような危険な薬を服薬しないと3日以上1睡も出来なかった時期もあれば、断薬してもぜんぜん夜不安感に襲われず眠れるなど、体調の安定しない時を過ごして参りました。
若い頃は夜8〜9時以降に走ったり泳いだりして体を無理やり疲労させて眠るような事もありましたが、胃腸に疾患を抱えてからはそれも困難になり、生活のリズムが思うように安定しない自分に苛立ちを感じておりました。
今回の勉強会では、食生活やお薬の副作用(身体疾患)、日中の一定の活動においての注意すべき事を挙げて具体的に説明して下さり、今後の生活のリズム作りを考える上でためになりました。特に食生活においてはお酒、夕方以降のカフェイン飲料は禁物であること、私の場合気分の変動も激しいためなるべく夕食を食べる時間を早めにする事とお話を頂き今後気をつけようと思いました。なかなかいきなり改善するのは私にとってもストレスになりそうなので、食べる時間帯を早めにするという事が簡単そうなのでそこから手を付けてみたいと思いました。
 あとあまり普段自覚していなかったのですが、長く眠り続ける事は逆に不眠を招くというお話も聞きました。眠ろうとする「あがき」は儀式であり、場合によっては寝具から離れる事も大切という事は、夜の休息時間を体調良くても無理に取っていた私にはその発想は無かったなとの印象を持ちました。
 私はこれまで「眠る≒お薬の力を借りて眠る」という乱暴に自分をけしかける所がありましたが、まず自分が日頃やっている行動内容を見直して、「それは眠りという安息に繋がりますか?」と問いかけて、丁寧に今「やらなければならない事」と「そうでない事」を分けていく事も大事かななんて思いました。「明日出来る事を今日するな」なんて言葉もありますし、自分の意志で眠るかどうかを自分で決める機会を増やしたいという願いを持てました。この勉強会に参加出来た事を感謝します。

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