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千里・住まいの学校
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2014/06/18のBlog
[ 17:58 ] [ まちあるき ]
梅雨の中休みの6/15(日)午前中、まちづくり作法集づくりに向けて、新千里北町を6人で歩きました。※新千里北町~西町の予定でしたが、猛暑のために北町だけにとどめました。
まず、「どこを見るか」をおよそ共有しながら、見落としがないように、寺脇さんから「千里ニュータウンに貢献できるポイントさがし」の説明・・・

北町は、北の箕面市との境界に向けて、かなりの上り勾配であると改めて感じました。
多くの家は、道路から約1.5mの高低差があるために、この典型例のように、道路沿いは石組み擁壁+生け垣となっています。道路から玄関までは、石階段でつながっています。
角地に建つこの家は、片方を法面で処理し、実のなる木などを植えています。ビワの実が初夏を演出していました。
この家は、もともと右手のような石組み擁壁が続いていたところを、新築等にあたって、庭と一体になった緩やかな階段にしたと考えられます。玄関までの開放的な空間が、訪れる人をもてなしているかのようです。
道路に面してコンクリートの壁を立て、切妻の屋根をのせ、道路沿いに中低木の植栽をほどこしたたこの家が、周囲に溶け込みながら存在感を示して印象的でした。
家の中はどうなっているのだろう、どんなご家族が住んでいるのだろうと、思わず想像してしまいました。
[ 17:13 ] [ まちあるき ]
この家は、道路に沿って幅1.5m程度の石貼りのスペースを確保しています。植栽は、数本の中低木+花ですが、このスペースと相まって、ゆとりある空間を生み出しています。このスペースは、ご近所との語らいの場、客用の駐車スペースなどに使われるのでしょう。
この家は、道路沿いの半分は垂直に刈られた生け垣、半分はレンガ塀としており、色彩の違いが軽快な印象を与えています。レンガ塀を道路から斜めにセットバックすることで、ゆとりが感じられます。道路からの「引き」が街並み形成に効果的なことを示しています。
コンクリート塀の下部に植栽帯をほどこした例です。このちょっとした工夫によって、通りにうるおいと季節感が生まれます。もうすぐアバガンサスがこの通りを彩ることでしょう。
こちらも、通りに面して植栽帯を設けた例です。ちょっとしたスペースに植え込んだハーブが、うしろの板塀や樹木と一体になって、イングリッシュガーデンのような街並みをつくっています。どんな方が花や緑の世話をしているのかなと、思わず想像してしまいます。
この季節、アジサイがあちこちで満開でした。柵の外まであふれる花が通りをさわやかに彩っていました。

寺脇さんは、まちづくり作法とは「各人の自由な住み方の相互調整に基づいて形成されるまちの自生的秩序」では?と言います。今回のまちあるきからも、自生的秩序としての作法を見つけることができました。これらを集め、千里ニュータウンのまちづくり作法集にまとめ上げたいと考えています。

(やまもと)
2014/06/03のBlog
[ 17:55 ] [ まちあるき ]
ニュータウンといえば団地が連想されますが、千里ニュータウンには戸建住宅地もあります。戸数では全体(約4万戸)の15%程度ですが、面積ではほぼ集合住宅地と同じです。

千里ニュータウンの風景は、集合住宅地の建替えによって、大きく変わりました。これに比べて、戸建住宅地は大きく変わることなく、みどりの多い、落ち着いた街並みを保っているように見えます。

しかし、戸建住宅地の中を歩くと、空き家や十分に管理されていない住宅がところどころ目につきます。開発初期に入居した世帯の高齢化・単身化が進んでいるのです。
このままだと、戸建住宅地の住環境の低質化、街並みの混乱が進むと予測されます。吹田市では主に建築協定、豊中市では主に地区計画の導入が進められていますが、意識に働きかけ、生活や事業に活かせるソフト面の方策も必要でしょう。

このような考えから、千里・住まいの学校では、「(仮称)戸建住宅地のまちづくり作法集」づくりを進めています。作法集は、景観デザインのマニュアルのようなものではなく、簡単にできる管理の方法、戸建住宅の多様な活用事例、千里らしい風景の発見、コミュニティづくりに役立つ方法なども盛り込み、地域や企業、関連団体などに活用していただきたいと考えています。

作法集づくりに向けて、新千里北町~西町を歩きます。多数ご参加ください。

●作法集作成に向けたまちあるき
と き:6月15日(日)10~15時頃
ところ:新千里北町~西町
集 合:10時、ひがしまち街角広場前

[ 17:41 ] [ 住まいの学校の活動 ]
5月25日(日)午後、総会を開催し、平成25年度の事業報告書、収支計算書、平成26年度の事業計画書、修正予算書が承認可決されました。

他の行事などと重なったこともあり、参加メンバーは11人(うち委任状5)と限られましたが、総会終了後に、これからの活動に関して、ざっくばらんに話し、ビジョンを描くことができた、有意義な時間でした。

事業計画書にも掲げましたように、平成26年度は、
1.住まいの相談
2.戸建住宅地のまちづくり作法集の作成
を中心にした活動を進めます。
ご案内を差し上げますので、ふるってご参加ください。
2014/04/07のBlog
[ 16:40 ] [ 新聞・雑誌・書籍紹介 ]
世田谷区で行われた「空き家活用フォーラム」の記事が興味深いのでご紹介します。千里で増えつつある住宅の空き家(戸建&集合)、あるいは今住んでいる住宅を地域の公共財と捉えて、地域の集まりの場などに活用していく上で、大いに参考になるでしょう。
大筋の要約は次のとおりです。
・空き家等の地域貢献活用事例は大きく2種類。一般財団法人世田谷トラストまちづくりが行っている「地域共生のいえ」、そしてもうひとつが世田谷区社会福祉協議会が行っている「ふれあいの家」
・区外での空き家等地域貢献活用の事例。①東京都国分寺市で我が家の一角を週に1日地域に開放、地域分散型、持寄り型の図書館を作ったという篠原靖弘さん、②高島平団地の空室・空き地をサービス付き高齢者向け住宅、ディサービスや温浴施設などを備えたコミュニティ空間に再生したコミュニティネット
・篠原さんは「家は街とつながっていたほうがいいと思う」と言う。街やそこに住む人との交流は生活を楽しくしてくれるはず。篠原さんは街を知ることの大事さを実感した結果、まち暮らし不動産なる不動産会社を作り、月に2回、街を発見するディスカバリーツアーを国分寺、阿佐ヶ谷で開催している。
・シェア奥沢の主宰者である堀内正弘さんは、「シェア奥沢は職場、家庭以外の第三の場である」という。職場からも、家庭からも離れ、孤立して生きる高齢者が増えている。たとえ、経済的には困っていなくても、その寂しさが死に向かうこともある。それを考えると、これからの社会には職場、家庭以外の第三の場が必要である。しかし、公共の都市計画にそれを作ることはできない。であれば、シェア奥沢のような存在が必要なのでは。
・「行政は空き家等の活用の阻害要因を取り除くのが役目で、活用自体は民間のやることではないか」というパネルディスカッションのコーディネーターを務めた小林秀樹教授の言葉にも共感。
・民間に貸し出すなどして利用料が得られるようにしたらどうだろう。税金を投入しなくていい分、もっと活用例が増えると思う。
2014/01/06のBlog
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

戸建住宅地の作法集をめざして、1/5(日)、新千里南町の戸建住宅地を5人で歩きました。
分割されたと思われる、角地に建つ2戸の住宅。2年ほど前に指定された地区計画(敷地面積300㎡以上など)によって、今後は認められません。
傾斜道路に沿ってひな壇状に設けられた植栽帯。
街や通行する人への配慮が感じられます。
※建物は建て替えられても、外構はそのままが多いようです。
ペア風の住宅
左がホームオフィス、右が住宅
周辺緑地に開口部が設けられ、東豊中3丁目につながっていました。

周辺緑地の多くは柵で囲われて立ち入り禁止ですが、ここは珍しく北に向かって遊歩道が整備されており、快適な散歩コースとして利用されているようです。
周辺緑地沿いに、防犯対策用の高塀が続きます。
空き家も多く見られました。
石垣、中高木の植栽、洋館風の建物
玄関と石垣は、道路からわずかにセットバックされており、住む人のゆとりのようなものを感じさせます。
近年建てられたと思われる、前面に駐車スペースを確保した住宅
緑がないことによって、やや無機質で殺風景な印象を与えています。
こちらも比較的新しい住宅
道路に沿ったブロック塀がやや無機質な印象を与えます。
玄関横に来客用の駐車スペースを確保した住宅
ちょっとしたスペースによって、ゆとりが感じられます。
道路側へ流れ落ちる緩傾斜の屋根を持つ2階建て住宅
道路からは、平屋の住宅に見える。
階段横の1階下部は、車庫&物置として利用されている。
通りからの見え方への配慮、駐車スペースの確保の仕方などの好例でしょうか。
消防署に面した角地にある住宅
ランドマークになっています。
うねるように刈られた生け垣
レンガ色の住宅との対比も印象的です。
2戸分はあると思われる大敷地の住宅
南半分は、雑木林風の庭とアトリエのようでした。
駐車スペースに、格子戸風のシャッターを用いた例
駐車場荒らしに入られても外から見えるので、防犯上安全だと話しました。
小さな石を積んだ垣、雑木林風の庭、季節の花やハーブ類、それらにからまりつくツタ類・・。スタジオジブリ風だねと異口同音でした。
桃山台5丁目に接する周辺緑地
住民が竹や雑木を間伐して、明るい林にするなどの維持管理をしています。
道路沿いに植栽を施し、セットバックによってオープンスペース(来客用の駐車利用?)を確保した例
生け垣、中高木からなる雑木林風の庭、ゆず・ミカンなどの果樹、道路沿いに並べられた花・・・。道行く人に季節の花・緑を楽しんでもらおうとする、この家の主の人柄が偲ばれます。
角地に建つライトの落水荘風の住宅
カーブしたコーナーは、ロックガーデン風に植栽
入り口横に来客用の駐車スペース確保
街並みや通りへの配慮が心憎いばかりに感じられます。

今日一番の「勝手に景観賞」はこれ・・・全員一致でした。
そのあと、桃山台駅前のレストランで食事をしながら振り返り・・・
次のような意見が出ました。
・空き家が多い。
・街に若さが感じられない。
 (若さとは身の丈に合った精一杯の方法で住まいをつくること?)
・1億円もする住宅に若い人はやはり住めない。
・空き地が多いのに野菜づくりなどをする人がいなかった。
・街への配慮など好感の持てる例もあった。

新年早々、収穫の多いまちあるきになりました。
現在検討中の作法集づくりに活かしたいと思います。
2013/12/18のBlog
[ 17:12 ] [ 住まいの学校の活動 ]
コラボで実施している「住まいの相談」・・・
12/14(土)は、残念ながら相談者ゼロでした。
年末で慌ただしく、外は寒くて出にくいなどの背景もあるのでしょう。

そのあと、住まいの相談のメンバーを中心に、せんちゅうパルの白○屋にて、今年の振り返り会を開催・・・(奥田、玖島、杉立、本村、山本の5名)

今年は、コラボ・住まいの相談、戸建住宅地の作法集づくり、そのためのまちあるきを行いました。来年もこれらの活動を続けつつ、千里の動きやニーズに合わせた活動を行いたいと思います。

良いお年をお迎えください。