千里発見!まちあるき(山田4)

山田伊射那岐神社
深い緑に囲まれた、由緒ある神社です。

伊射那岐神社から北上し、再び集落の中にはいると、
長屋門のある家並みが続きます。
むくりのある屋根、鬼瓦などに、風格を感じます。

坂を登ると圓照寺
9世紀に創建され、かつては現万博公園一帯に
百余の堂坊を配していたが、応仁の乱によって全焼し、
現在はこぢんまりした本堂や鐘つき堂が残るのみです。

圓照寺の高台からは、住宅地の中に竹林の緑が見えました。
山田はかつて、筍の産地として知られ、筍工場もあったようです。
また、山田の人々は、山田のどこからもよく見える圓照寺の桜が
咲くのを待って、苗代の準備をしたそうです。

圓照寺から万博公園に抜け、現在は閉鎖された旧エキスポランドの中で弁当をいただきながら、振り返りを行いました。
参加者からは、「焼板の塀が続く家並みが印象的だ」「旧集落と戸建て住宅地、マンション群などが混在するところが山田の特徴」「格式ある家並みの中に、比較的新しい住宅が混在していることが、重々しくなりがちな旧集落の街並みに軽さを与えている」「歴史・文化のストックでは、ニュータウンより旧集落の方が遙かに優れている」などの意見が出されました。

次回は7月頃、テーマを決めて千里ニュータウンを歩いてみたいと思います。