水車、自転車、GRONINGEN(フローニンゲン)(1)

3月7日(土)10:00〜12:00、大阪大学の依藤光代さん(交通計画専攻)をゲストに招いて、まちかど土曜ブランチ(主催:千里・住まいの学校、ひがしまち街角広場 参加者:13名)を開催しました。
依藤さんは、1年間留学したオランダのフローニンゲン大学で学んだこと、見たこと、体験したことなど、楽しい話をしてくださいました。
以下はその概要です。

オランダは、干拓などでつくられた国だから、「世界は神がつくったが、オランダはオランダ人がつくった」と人々は言う。
九州ぐらいの大きさの国に、約1千6百万人が住んでいる。
身長の平均は世界一。とてもフレンドリーで親切であり、プライベートな時間を大切にする(例:時間ちょうどに退社、週末は家族で過ごし、夏休みは1ヶ月)。

干拓によってつくられた国だから、国土の1/4が水面下にある。
フローニンゲン市は、水路が張り巡らされ、伝統的な大学のある、美しいまち。

オランダは、自転車の利用が普及した国として知られている。
起伏が少なく、自転車で走りやすいこともあるが、国の政策として、自転車は利用しやすく、逆に車は利用しにくい環境づくりが進められてきたことにもよる。

歩行者道とは別に、自転車専用レーンが整備されている。
交差点では、車より自転車が優先、右折レーン(写真)もある。

街と村は、道路1本で結ばれるだけだが、自転車道は網の目のように整備され、自転車に乗ってどこまでも行くことができる。
中段のサインは、自転車道のネットワークを示す。