ニホンアカガエルの卵塊調査

今年もニホンアカガエルの産卵が始まり、順調に卵塊数も増えています。

年一回の産卵期にメス一匹が1卵塊を産卵するので個体数を把握できるということで、
この卵塊数は里山保全活動の指標となりますから、毎年この時期になると「ことしはどうだろう?」とドキドキします。

今日の調査では新たな卵塊もカウントしましたが、早い時期の卵塊は孵化が始まっていました。こちらは新しい卵塊。コンパクトに固まっていて透明感があります。

そしてこちらはもう孵化が始まっている卵塊。
よく見ると小〜さなオタマジャクシが!
日のあたるあたたかい場所の卵塊は孵化が早いそうです。

卵塊は鳥たちにとってもごちそうなんでしょうね、きっと。
鳥がつついてばらばらになったのだろうと思われるものもありました。
せっかくの卵塊、食べられたくないなぁと思いつつ、でも、これが生態系のピラミッドなんですよね。

だから里山の野生生物のピラミッドに属さない人間が貴重な卵塊や孵化したオタマジャクシを持ち出すようなことのないようにしてほしい!

軽い気持ちで家に持ち帰るのはNGだということ、それからもちろん商売として採集してはいけないということを発信し続けるのも大切だと感じます。