木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)治水視察

5月26日(木) (%くもり%)

淀川左岸水防事務組合の一員として東成区を代表して治水視察に参加しました。
まず、三重県桑名市長島町の「伊勢湾台風記念館」を視察しました。
ここは揖斐川の河口付近にあり、伊勢湾台風のときに、数箇所堤防が
決壊して、復旧のとき最後に締め切った箇所であります。
この時、岐阜・愛知・三重の三県に大きな被害をもたらし、約5000人の
死者・行方不明者を出しました。

このあと、長良川河口堰を視察しました。
この堰の目的はしゅんせつに伴う塩害の防止と水資源開発であります。
ゲートを操作して、満潮時には下げ、平常時にはオーバー
フローして川の水を流し、豪雨時には全開して調整する
そうです。そして、海水は絶対にこの堰より上流には入れ
ないそうです。

最後に揖斐川と長良川にはさまれた所にある、木曽三川
公園に隣接する治水神社にお参りした。
宝暦3年徳川幕府は薩摩藩に命じて木曽三川の大がかり
な治水工事を行なわせました。薩摩藩は壮絶な犠牲を払
い宝暦5年に完成させました。
その時の総奉行平田靱負(ひらたゆきえ)を祭神として、
祭られています。今もこの地域の人々はこの工事の恩恵
に浴しているという事です。

(%エンピツ%) よしむら