中心市街地とstart upの相乗効果

あいかわらず殺気をおさえられない年度末(^_^;)
中心市街地の生き残り=商売人コネクションづくり=social start up誘致,
な,戦略というか戦術,結局,誰もノウハウや手法を蓄積できていないんだ.

先ほどレウルーラ姫路二階町の固定資産税の再評価調査が終わり,万全の知識でもって7年前に開所していれば,何百万も手元現金が残っていたと判明…

市の職員も知らなかったことがいくつかあって,都度,法令書を参照しつつ対応.
先に教えてよ…と愚痴りつつも,そもそも誰も知らないわけで,中心市街地再生系の担当も知らないし,商店街組合の役員とかは絶対知らない.
かつ,自分の知識・経験も足りなかったわけで,なんとも情けない気持ち.
情けないというのは,こんな知の集積が無い状態で,地域の中心街の再生なんて無理だわ…という.

いわゆる商店街組合の経営なんて,そもそもの組合法も理解していないし,会計の基本原則も理解していない.
30くらいの商店街はヒアリングしたけど,いまだに「この人,分かってる(^^)」って人に会ったことない(^_^;)

国の法律はよくデザインされていて(経済産業系とか社会福祉系ね,社会保障・保険系はダメ),
欧州では公的支出で対応する社会課題を,
日本では税の減免で対応する形をとって民間の経営力を主力に解決していく,という制度になっている.

NPOやstart upサイドに身を置く者としては,当然,日本の制度の方が好ましく,今回の法令書とのすりあわせは,中心市街地とstart upの相乗効果をあらためて認識できたと思う.

まあ,税の優遇といっても,1人の生活保護や就労支援費の方が高いので,優遇を受けて1人分の雇用・仕事を創出できれば,優遇分以上に貢献していることになる.
政府としては安上がりな対応策となる.

中心市街地だと国の戦略的補助制度もあるので,
基本をすべておさえた戦術で仕掛ければ,ほぼ100%の確率で店舗は増えると思う.
少なくとも既存店舗のサバイバル率はあがる.

4月に入って時間ができたら,レウルーラ姫路二階町をモデルに解説動画でもつくるか(^_^;)