幸福の黄色いお城 制作1日目①

「朝6時から準備をはじめますから。でも午前中いっぱいかかるでしょう」というので8時半に到着したのですが、もうそれはひるがえっていました。
四季彩通り商店街のみなさんが60人の方に募って黄色いハンカチに書いてもらった「願いごと」です。

「もうみなさん勤めに行かれました」と爽快な笑顔を浮かべる四季彩通り商店街振興組合の木村理事長。
ちょうど雑草刈をされていました。
「昨日、映画”幸福の黄色いハンカチ”を見て確認したんだけど、やっぱりこんな感じでしたよ」
そう、この人がかの高名な映画にヒントを得て、このまちに「幸福の黄色いポスト」を立て、それだけで全国と交流している方です。

そしてここは吉野作造ポケットパーク。かの民本主義の吉野作造氏の生家跡です。
ここに黄色いポストができたのがちょうど4年前。
その4周年を祝って黄色いハンカチをはためかすのだが、いっしょに何かやってくれないかというので考えたのが「幸福の黄色いお城」です。

さっそく、黄色いお城の部材を運び込みます。
昨日準備が終わらず、今朝5時起きで準備しました。
しかしいい天気です!

黄色いプラダンの箱をつくり、それをつみあげるとお城になる、というもので、箱には来場者にいろいろ描いてもらっています。つい先週も千葉県船橋市でやってきたばかりなのですが(こちら)、船橋のメインストリートとはちがい、こちらは10分に1人くらいしか人の通らないシャッター街です。いったい誰が描くのだろう、もうテレビも取材に来ている、と思っていると、いきなり赤ちゃんを連れた若いお母さん登場です。いやがる赤ちゃんの手をなぞって「手形」を描いてます!

(つづく)