石神井の豊宏湯から、ボートの石神井池、池淵史跡公園まで

豊宏湯は石神井公園駅南口のにぎやかな商店街にありますが、通りからは奥にあって気をつけないと通り過ぎます。いわゆる宮造りではない和風の建物で、番台、折り上げ格天井、湯気抜きのある浴室など伝統的な構造です。番台の背の大入りの額、木の床、柱時計など脱衣場には情緒があります。浴室も十分広く、奥の壁側いっぱいの浴槽、背後には男湯は富士山、女湯はアルプス?、富士山の手前の海沿いの道をボンネットバスが走っています。右端の浴槽は水風呂で、サウナはないのですが、お湯は気持ちいい少し熱めなので、水風呂と交互に入っている方も。
豊宏湯 練馬区石神井町3-14-8 15:30-24:00 木曜お休み 西武池袋線石神井公園徒歩5分

豊宏湯からそのまま南へ歩いていくと石神井池のボート乗り場、池に沿って南側へまわると、まさに池淵に池淵史跡公園があります。池と石神井川の間が池淵遺跡だそうです。石器時代、縄文時代からの遺跡で、水辺に近い高台はそのころから住みやすかったんでしょう。公園のその中には旧内田家住宅という茅葺の立派な民家があります。練馬区内でももう少し都心寄りにあった住宅を移設保存しているものです。その他に史跡公園の敷地内には区内の庚申塚や馬頭観音なども保存されていて、こちらはちょっとユニークな試みです。