令和2年7月豪雨災害地域への支援のご報告

9月と10月に豪雨災害の被災地域の熊本県へ支援に向かいました。9月の少し前まではコロナ感染症の懸念から、県外ボランティアの参加はおろか県外にまたぐ移動すらも自粛が求められている状況でした。しかしgo toトラベルによる県外移動の奨励により、当団としましても、十分な感染症対策(こまめな検温、チェックシート、誓約書、現地の方との接触を最大限避ける等)を行い支援に向かいました。

9月に支援に向かったときは被災されてから、2か月が経っていたのですが、コロナ禍において災害ボランティアの数が圧倒的に足りておらず、いまだに被災当時のままのお宅がありました。
そして何より心配であったのが、県外ボランティアを現地の方が受け入れてくださるのかということでした。ところが支援に伺ったお宅の方とお話をすると、「この大変な中、逆に遠くから来てもらえるだけでも嬉しい」と仰っていただきました。ほかの支援先の方も一様に私たちを受け入れてくださり、支援に伺えて本当に良かったと思っております。

10月にはまた同じ地域に支援に伺いました。一か月が経ち復興が徐々に進んでいる地域も見受けられましたが、まだ復興作業途中のお宅も多くありました。また日にちが経っても再度お会いできたことにより、覚えてくれていたと言って頂き、目に見える復興のお手伝いも大事ですが、皆様の心に寄り添えたことがとても嬉しく感じました。

今回は水害ということで被災者の方たちの様々な大切なものが流されます。その中には思い出の写真もあります。9月の訪問時も水没して汚れてしまった写真の洗浄、修復した写真をお届けいたしました。お届けした方からは、「元々大事だった写真が、色んな方に修復されて更に大事な写真になった」と仰っていただきました。10月の訪問時にも水没写真の処理に困られている方がおり、その写真をお預かりし、洗浄いたしております。
また写真洗浄は中々、周知されておらず、地元のボランティアさんを募り写真洗浄会を開き、離れていても被災地への支援ができる取り組みを行っています。写真洗浄会については後程、お伝えさせて頂きます。

今回、被災地にて受け入れてくださった皆様本当にありがとうございました。今後もコロナ禍でどのような支援ができるか難しい局面があるかと思いますが、何らかの形で支援を続けていきたいと思っております。また、今回被災地への支援は、当団体にお寄せいただいた募金により活動することが出来ました。
この場を借りまして皆様のご支援に改めて感謝申し上げます。