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日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
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2019/10/23のBlog
台風19号の被害は、東日本大震災以来支援を続ける岩手県野田村も、ということで19日20日と現地に向かいました。
 野田村の隣の久慈市も被害が大きかったとの情報がありましたが、野田村に向かう道路にも何ヵ所か土砂が流れたあとがあり、水路を樹木がふさぎ冠水したところもありました。
野田村は村の中心部を流れる宇部川が氾濫し、13日午前2時前に初の大雨特別警報が発令され、野田小中学校や国民宿舎えぼし荘などの避難所に、200人以上の村民が避難しました。通常のボランティアセンター内で災害ボランティアを募集し、野田村社協では20日は近隣からのボランティア約100人を受け入れて、被害家屋周辺の土砂のかき出しなどが行われました。センターでは今後もニーズに対応していくとのことです。
NVNADでは毎年子どもたちの交流事業を行っていますが、西宮市の中高生とプレーパークをしたのんちゃん公園にも台風の爪痕がありました。
 野田村では、隣接する普代村が被害甚大とのことで、役場職員を台風後の15日から派遣。ボランティアセンターでも今後支援しようとしています。
 各地で多くの被害をもたらした台風19号ですが、1日も早い復興が待たれます。
(NVNAD理事 米山清美)
2019/10/20のBlog
10月16日(水)~17日(木)の日程で、先遣隊として長野市に入りました。16日は夜に長野に到着し、地元の関係者の吉田氏から被災状況について色々と情報収集を行いました。翌17日は、NVNADが防災啓発や災害支援などで協定を結ばせていただいています大阪大学の稲場先生とも合流し、吉田氏に被災地内を案内していただきました。JR長野駅を車で出発し、国道18号線を通り豊野町方面を目指しました。予想していた通り途中から大渋滞に巻き込まれました。アップルライン(道沿いにリンゴ畑が広がっているのでそのような名称がつけられているそうです)に差し掛かるとあたりが一面、浸水の痕跡現れてきました。
国道沿いのレストランやコンビニなどは営業は停止しており、従業員の方々が後片付けをされていました。リンゴ畑のリンゴの多くは地面に落ちていて、とても心が痛む風景が続いていました。民家やお店だけではなく、農業にも甚大な被害が及んでいることがよくわかりました。JR豊野駅前に車を停めて、避難所になっている豊野の小学校へ歩いて向かいました。豊野町には家屋は約1700戸があり、その内約700戸が浸水の被害を受けられました。特にJR豊野駅より国道18号線の間の土地の低い地域が浸水の被害がひどかったようです。
少し小高くなった場所にある豊野の小学校に到着すると、体育館には約230名の避難者で生活されていました。長野市の担当者によると多い時には700名を
超える方が一時的に避難して来られたと聞きました。救援物資も届いてはいるが、
それを分類していく人手が不足しているということでした。
避難者も毛布やダンボールだけを床に敷いた状況で生活されており、間仕切りも
ない状態だったので、長野市の担当者も献身的に対応されていたかとは思いますが、まわりからの支援の手が早く届かなかったものかと心が少し痛くなりました。
特に気になったのが、一般ボランティアの姿があまり見かけませんでした。
今後は応援ボランティアも増えることだと思います。高齢の避難者の方に少し
話をお聞きしましたが、「あっという間に家屋が浸水してきて、2階に逃げて
助かった」と当時の恐怖を語ってくださいました。今回も夜中に浸水が広がって
逃げるに逃げれなかった方々が多かったことが伺えました。

その後、避難所になっている豊野の公民館に移動して、担当者
から色々とお話を伺いました。担当者いわく、当時は、指定避難所
の小学校には人が一杯で入りきれず指定避難場所ではないけど
この公民館にも多くの住民が避難してきた、と話されていました。
高齢の方は昼間家に帰って片付けをするには、近い公民館の方が
避難場所としてはいいという住民の方もいるそうです。
ただ、裏山があり大雨の時には土砂崩れも心配なので、避難場所を
考える場合は色々な状況があるので悩ましい問題だなと思いました。
公民館を後にして、千曲川が決壊した穂保地区に車で移動しました。千曲川の
堤防に上がって感じたことは、これほど大きな河川が氾濫したことにまず驚きを
感じました。ちょうど決壊場所の仮復旧工事が完了したところで多くのマスコミ
車両が取材に来ていました。決壊場所から水が流れ込んだ穂保地区一帯はほとんどの家屋が浸水しており、家屋の片付け作業に住民は追われているようでした。
今後も雨が予想されていますので被害が広がらないか心配です。
NVNADとしては、他団体とも連携しながら、10月21日以降にも長野入りを考えたいと思います。引き続き、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。
2019/10/18のBlog
この度の台風19号により、犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げますと共に、被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。

先遣隊がまず静岡県に入りましたので、下記にご報告させていただきます。


2019年10月13日~14日、静岡県沼津市、函南町先遣隊報告 
報告者 日本災害救援ボランティアネットワーク 萩野茂樹


●沼津市大平地区(14日、午前訪問)
静岡新聞に浸水した地域の写真が掲載されたので、行ってみると30戸程度の集落。集落の一部が、低いところがあり20戸程度浸水被害。ほとんどが床下浸水と思われる。
被害家財は、中学校の前の道路に積みあがっているが、テレビ、大型冷蔵庫、洗濯機等の大型電気製品の廃棄はなし。
地区内に、老人保健施設があり、訪問し様子を聞いたが、玄関から一階をみるかぎり床面に泥等の付着はなく、ボランティアを申し出たところ、すぐさまボランティア支援が必要というわけではないとの事であった。

●函南町蛇ケ橋周辺(14日、午前訪問)
水没地域は、蛇ケ橋の東側。50戸程度の被災と思われる。ほとんどが床下浸水。
被災家具の集積場所は地区内にはなく、トラックで運搬の様子。

●函南町社会福祉協議会、災害ボランティアセンター(14日、午後訪問)
函南町社協では、被災翌々日にボランティアセンターを開設して、町内住民限で既に活動中。
10月15日(火曜)は、より被災地に近い「南部コミュニティーセンター」に、災害ボラセン本部を移動するとのことで、大変忙しい中短時間お話を聞いた。
・床上200軒。
・10月15日からは、町外に限らずボランティア募集開始。

●函南ゲートウェイ道の駅(14日、午前訪問)
・観光施設の道の駅。通常営業し、多くの観光客が訪問。この施設を外部から見た限りは、被害は感じられなかった。
・隣のわさび工場は、敷地が道の駅より80センチほど低く、水没した工場内の備品を駐車場に出し乾燥中であった。

●函南ゲートウェイ道の駅付近の団地、函南町落合(14日、午前訪問)
・片付け中のこの地区の住民で被災者で自治体市職員の方に話を聞く。話を聞いた地区内の道路上で、最高約90センチの冠水。訪問当時は、すでに水は引き、隣接する水路は普段どうりの水位とのこと。
・30年以上住んでいるが、水害は初めて。
・周囲の田んぼが台風接近ということで、稲刈りを急遽すまし、その田んぼに残されたわらが流れ着いて大変だった。
・高齢の方について。この集落一人暮らしの高齢者は2名。被災当時から近所の人が手伝い、片付けはほぼ終了。ご近所の助け合い精神が発揮された。
・10月13-14日の休み中に何とか片付けようと、親戚等も集まりほぼ片付けのめどはついた。
・社協によれば、200戸被災し、この近くに災害ボラセンを設置するとの事なので、周囲は被災家屋が集まっていると思われる。

2019/08/23のBlog
[ 11:01 ] [ 災害救援 ]
佐用町水害10周年企画

7月27日(土)~28日(日)の日程で、兵庫県佐用町久崎に行ってきました。今回の大きな目的は、8月9日で水害から丸10年を迎えるにあたり、水害直後に西宮市社会福祉協議会、関西学院大学、NVNADのメンバーが久崎地域で片付けなどの作業をさせていただいたことがきっかけで、その年の11月に学生主体(関学生と阪大生)で立ち上がったチャコネット(佐用町学生支援ネットワーク)が、これまでお世話になってきた久崎地域の皆様に、感謝とお礼の気持ちをお伝えすることでした。
27日(土)は12時過ぎに久崎に到着。いつもカフェでお世話になっているフーズくろださんのところに全員集合。卒業生と現役生とが自己紹介をした後、卒業生&現役生の一部が3グループに分かれて、感謝の気持ちの詰まった手作りの竹炭ポプリとメッセージカードを、一軒一軒回って渡して行ってもらいました。
結構留守家庭も多く全部は配布することは出来ませんでしたが、渡せた方にはとても喜んでいただくことが出来ました。
(この竹炭ポプリとメッセージカードの発案者は、チャコネット1期生の中井さん(旧姓:山本さん)と萩原さん(旧姓:有山さん)です。お二人には事前の準備から大変お世話になりました)
15時からは久崎地区センターにて、久崎の皆様との交流会を開催させていただきました。10数名の住民さんとチャコネットの卒業生と現役生が24名で全体で36名ほどが集まり、3つのグループに分かれてもらい、当時の懐かしい話や現在のチャコネットの活動などを話題に、色々とお話をしながら交流していただきました。その交流会の場でやっと久崎の皆様にチャコネットがこれまで10年間活動を継続させていただいた感謝とお礼の気持ちをお伝えすることが出来たかと思います。交流会の最後には、地元の方から水害直後の支援から10年間久崎に通い続けてくれたことに対しての感謝のメッセージをいただくと共に、卒業生からもいつも学生たちをあたたかく受け入れてくださったことに対してお礼の言葉を述べていただきました。
そして、17時からの高瀬舟まつりでは、直前に雷雨になり少し開始が遅れましたが、現役生がヨーヨー釣りを担当して、カラオケ大会ではチャコネットの現役生や卒業生などが歌を熱唱させていただきました。夜は笹ヶ丘荘にて宿泊者全員でふりかえりと翌日の流れを確認した後に、現役生と卒業生が交流を深めました。
そして、翌28日(日)は、朝から昨日の高瀬舟まつりのテントの片付けをお手伝いした後に、カフェ横のスペースで、竹をなたで割って流しそうめんのセッティングをして12時から流しそうめん大会を開催しました。そうめんはとてもうまく流れたんですが、20分ほどで雷雨になり中断、再開したと思ったらまたまた雷雨が・・・。結局少しの時間だけでしたが、地元の皆様にも大変喜んでいただけかなと思います。午後からのカフェにもたくさんの大人や子どもたちが参加してくれました。終了後にふりかえりをして帰途に着きました。
10年という節目の時期に15名もの卒業生が久崎に集合し、やっと感謝とお礼の気持ちをお伝えすることができたことはとてもうれしく思います。今後チャコネットの活動がどのように進んでいくかは、地元の皆様をはじめ、現役生の想いや考えにもよるかとは思いますが、今回久崎の皆様からは、継続してほしいという声もたくさんお聞き出来たので、活動内容についてはまた話し合っていければと思っています。
久崎の皆様、この度は本当にお世話になりありがとうございました。最後になりましたが、10年前の水害により佐用町内で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(卒業生からのメッセージ)
9年ぶりに佐用町に行かせてもらい、現役生と活動させてもらいました。一番印象に残った活動はチャコネット現役生、卒業生で住民の方々のお家に活動のお礼周りをしたことです。
私が水害直後にボランティア活動に行かせてもらったお家にもお伺いでき、住民さんの元気なお姿にお会いでき、とてもうれしかったです。また、多くの住民の方々がチャコネットを知っていただいていることに驚きました。10年活動を続けさせてもらっているのは、住民の方々のご理解があるからだと改めて思いました。ありがとうございました。
(卒業生 中井亜沙美)

2019/08/20のBlog
「障害を持った方の、避難ワークショップ」

日本災害救援ボランティアネットワークとして、2019年6月15日、西宮市市立勤労会館(西宮市)」会場に開催した、「障害を持った方の、避難ワークショップ」開催について報告する。
身体に障がいを持つ方にとって、率先した避難行動、つまり「生き延びるための避難」は切実であるが、障がいの種類別の避難訓練はあまり実施されておらず、また、そのノウハウも十分でないのが現実である

今回のワークショップは、在宅障害者への介助サービスを提供している、西宮市に事務所を持つ団体「かめのすけ」からの依頼で開催した。参加者は25人。受講されたのは、主に介助サービスを提供するスタッフだが、車いす使用者も含まれている。
冒頭、私がNVNADの一員として参加した、熊本地震被災地の益城町、西日本豪雨災の倉敷市真備町の被災状況をパワーポイントで説明した。
特に、訓練としての災害想定では、一番過酷な状態を想像することが大切。たとえば、冬季極寒の深夜に豪雨の中を避難する場合を想定し、そのための準備が必要であるとおいゃ話しした。開催したワークショップは以下の2種類。
●車いすで障害物を超える
100円均一ショップで購入した、発泡スチロール製のブロックとレンガをランダムに配置し、その上に段ボール板を載せて障害物を作成。人が乗る車いすを介助者が押して越える。 発泡スチロールの上に段ボールを載せるのは、障害物の形状が分かりにくくするため。配置したスチロール製ブロックの高さは、9センチほどだが人の乗った車いすは非常に重く、男性一人の力でもなかなか容易に移動することができない。また、介助者の足元も不安定で、踏ん張ることができない。
受講者のみなさんは、小さな前輪を上げ、後輪だけで超える。また、車いすを押すのではなく、引いてみて段差を越えようと試す場合もあった。障害物の幅は、せいぜい1メートル程だが、実際には長い距離のガレキを超える必要があるかもしれない。「より過酷な状態を想定すること」を前提として設定し、介助者一人での移動を体験していただいたが、実際には複数人が必要になるかもしれない。
●布担架で人を運ぶ
災害が起こった際に布担架を使って、障がいを持った方やけがをした人を運び出す方法を体験していただいた。布担架は、一万円以下で購入することができ、収納の際も小さくたたむことができる特徴を持つ。長さ180センチ、幅60センチ程度の丈夫な布に、8つほどの取っ手をつけたものが一般的。8つ取っ手があれば、最大6人によって運ぶことができる。また、取っ手の数は4つで、二人が両側から持ち運ぶことができる座り型の布担架も体験していただいた。会場は6階だったので、研修室前の階段でも人を載せた布担架での移動を体験していただいた。
しかし、人を運ぶというのは想像以上に重く、また、布担架では形状が安定しないので、運びにくい。いかに、人は運びにくく、少人数で長い距離を運ぶことは大変だとの体験は大切だと思っている。
日本災害救援ボランティアネットワーク 監事 萩野茂樹