福島県郡山市にある復興公営住宅・東原団地を訪問しました。訪れた4月28日は東原団地集会所のお楽しみ茶話会開催日でしたが、ゴールデンウィーク期間中ということもあり、東日本大震災発災直後に活動されたボランティアさんが栃木からも来られ、集会所は30名以上の賑わいでした。この日のメニューは柏餅づくり!生地をこね、餡を包み、柏の葉で包む作業も、みなさん手際がよく、あっという間に数十個できあがりました。ハートネットふくしまさんが用意された蒸し器で一気に蒸し、出来立ての温かい柏餅を楽しました。柏餅を食べながらの交流は、予定していた時間をはるかにオーバーし、あちこちで笑い声が弾む楽しい集いになりました。

震災から8年以上が経ちましたが、仮設住宅から復興住宅への転居に伴い、新たなコミュニティづくりが再度必要となっている被災地も数多くあります。特にご高齢の方々にとっては難しい課題ですが、東原団地集会所のイベントは、参加者も多く活気が感じられます。それには、発災直後から被災者を中心に、先を見据えた支援を続けてこられたハートネットふくしまさんの存在が大きいことを、入居者の皆さんとの会話からも感じました。そして、ハートネットふくしまさんの働きかけをきっかけに、復興住宅のお世話役の方々が積極的に関わっておられる成果を感じることできました。このことは我々の支援活動への学びとなるものでもあり、みなさんとの楽しいひとときとともに、有意義な訪問となりました。