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日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
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2018/07/17のBlog
西日本豪雨災害の支援活動について
<活動報告会のご案内>

7月5日からの連続する大雨により、各地で甚大な被害が発生しました。NVNADとしての支援活動や、これまでの活動内容について、実際に現場で活動に参加してくれた社会人や学生の皆さんからも、現地での様子や感想を含め生の声をお伝えできればと思います。
そして、今後の支援活動についても、あわせて検討する機会になればと考えています。
ぜひ1人でも多くのご参加をお待ちしています。
 記
平成30年7月19日(木)19:00~20:30
西宮市民会館・会議室301 定員70名
 (西宮市役所南側)

【報告】 ※大阪北部地震の支援活動についても報告させていただきます。
●日本災害救援ボランティアネットワーク関係者
●大阪大学大学院人間科学研究科関係者 など予定

 ・主催:日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
 ・ 協力:大阪大学人間科学研究科稲場研究室、渥美研究室
西宮市社会福祉協議会

※事前の申し込みなしでもご参加いただけますが、会場の都合上、下記まで、お名前、所属(あれば)、連絡先を、ご連絡いただけますと有難いです。
 
【申込み・問い合わせ】
日本災害救援ボランティアネットワーク
(月~金 10:00~17:00)
TEL 0798-34-9011 FAX 0798-34-9022
Mail: nishinomiya@nvnad.or.jp
7月14日(土)、15日(日)2日間連続、岡山で活動するNVNADスタッフが被災者の家の片付けの手伝いを行いました。14日朝、先行したスタッフが真備町市内を回り、ニーズを当たってみました。それから、Hさんのお宅を発見し、状況を確認した上で手伝いを申し出ました。
Hさんのお宅は2階建てであり、建物全体の浸水状況が深刻です。玄関付近の約3メートルの高さで残された泥の痕跡から推測すると、水害当時に1階が完全に水没したことが分かります。床上浸水したため、部屋の中は泥まみれの状態でした。家財道具が散乱し、酷く腐食された模様です。倒れた箪笥、冷蔵庫などの大型家具が、泥出しの進みをより困難にしました。暑い天気と浸水の原因でお米や冷蔵庫の中身が腐敗し、吐き気を催す悪臭を放ています。レジオネラ菌の吸い込みによる感染の恐れもあり、最初の作業はマスク無しではほとんど無理でした。このように、様々の問題を排除しながら、地元の方と連携して大型家具・電器のゴミ出し、泥出し、掃除などの作業を無事に進めました。

一方、作業が進んでいる中で、いくつかの問題に気づくようになりました。先ずは、マニュアル通りの「20分作業、10分休憩」は、きちんとした管理なしでは実現するのが難しいことです。「管理・注意しないと休憩を取らない」という一見滑稽かもしれない状況が実際に起こり、体調の不良を感じたスタッフもいます。作業中、「早く進めたい」というムードにとらわれ、全力疾走しがちでした。気づかないうちに、疲労がかなり溜まりました。また、「休憩してない人を遠慮してもう少し頑張る」と思うスタッフが少なくありません。このように、災害救援活動の現場では、「遠慮」よりも「勇気ある判断」が重要だと思います。
次に、「思考の転換」が重要であることです。震災現場での作業も大型家具などのゴミ出しが多いですが、水害現場の場合、家具が長時間の浸水による腐蝕を考慮しないといけません。同じ家具でも、腐蝕が進んで脆くなった部分とそうでない部分があります。震災現場と同じ感覚で担ぎ出すと、運搬中に片方が崩れて、怪我に繋がる可能性も存在します。場合によって、家具を解体してから運び出すべきでしょう。また、家具の中に水がたまっている可能性が高いため、扉を開ける時に汚水が体に掛からないように気をつけないといきません。現場で学ぶ姿勢を貫き、臨機応変に動くことの重要さを、再び痛感いたしました。
報告者:大阪大学稲場研究室 沈 一擎、渥美研究室 閔雅利

<事務局からのお願い>
今回の豪雨災害の被害は想像以上に広範囲におよび甚大です。支援活動には相当
な時間と労力が必要です。被災された方々に必要な物品の購入や、現地まで行く学生ボランティアの交通費など、資金がまったく足りません。ぜひご支援をお願いいたします。

【振込口座:下記にお願いいたします。】
*ゆうちょ銀行(郵便振替) 
口座番号 00900-5-29560
名義 NVNAD国内支援口
※通信欄に「西日本豪雨災害」とご記入下さい。

*三井住友銀行 西宮支店
普通 7022161
名義 NVNAD国内支援口

お問い合わせ先(平日10:00am~17:00pm)
認定NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク
TEL 0798-34-9011
2018/07/15のBlog
20180714真備矢掛井原での活動報告

連休1日目、NVNADでは、岡山県、京都府と分かれて活動しました。岡山県では、NVNADにご協力頂いているボランティアのご夫妻、大阪大学からは教員2名、学生さん6名、そして、NVNADスタッフの合計11名で活動しました。また、熊本でも活動されている北海道の方も合流して下さいました。資機材は、西宮市社会福祉協議会のご厚意でお借りして持参しました。岡山県での活動を報告します。
今回は2つの目的をもって、倉敷市および周辺地域を訪れました。まずは、前回訪れた真備町で片付けをお手伝いすることです。もう1つは、ボランティアが集中する真備町に対し、周囲にはお手伝いが足りていない地域があると思われましたので、訪問してお話を伺って、できることをさせていただくことでした。そこで、真備町で活動するグループと、周辺地域をまわるグループに分かれて活動しました。周辺地域をまわったグループから活動を報告します。
まず、倉敷市災害ボランティアセンターを訪問しました。センター長にご挨拶を申し上げました。これまでの災害現場で知り合っていた方々がおられましたので、運営についてお話を伺いました。ニーズはあちらこちらにありますから、特定のニーズとマッチングするのではなく、地域を絞って「面的」に活動していく段階。そこで、倉敷市郊外に集まった1000人近いボランティアをバスで真備町に送り、到着したボランティアを受け付ける現地の拠点を作って対応されていました。センター長の秘書役を担うボランティアさんがいて超多忙な激務を支えておられたのは特徴的でした。
次に、倉敷市の隣の矢掛町に行きました。災害ボランティアセンターでは、把握しているニーズとボランティア活動とがバランスがとれているということでした。しかし、災害ボランティアセンターですべてのニーズを把握しているわけではないと仰っていました。お話を伺ったあと、被害の大きかった中川地区を訪問しました。日妻公民館前にはテントが張られ、住民の方々が話をされていました。そこへ「ボランティアに来ました」とお伝えすると、「おぉボランティアさんか。お~い、ボランティアさんが来てくれたよ」と大きな声で皆さんに伝わりました。早速、町内会長が出てこられ、被害の様子を撮った大量の写真を並べて、「これだけ大きな被害があった。あそこに見える地区が完全に水に浸かった。本当に大変。でも、誰にも知られてない。報道がないから・・・そして、ボランティアも来てくれない。地域の皆で助け合ってる」ということでした。NVNADをずっと支援して下さっているフェリシモさんの有志の皆さんから届けていただいた物資を持参していましたので、見て頂いて必要な物をお渡しし、また、さらに必要な物については相談をさせていただきました。

最後に、広島県に接する井原市の災害ボランティアセンターを訪問しました。大きな被害の出た地域に絞って、地元の消防団と災害ボランティアが一緒になって活動しているとのことでした。川に沿った道路や橋が壊れていたり、土砂崩れがあったりと、被害がまだまだ残る地域がありました。
このように、地域で助け合いつつも、ボランティアが来てくれないと嘆かれている地域があります。NVNADでは、そういうお声にお応えしたいと思います。また、真備町のように家の片付けを続けていると地域の方々と関係が生まれてきます。NVNADでは、これからも地域の方々とじっくりとお話をしながら活動を継続していきたいと考えています。
7月14日(土)、社会貢献預金「すまいる」で大変お世話になっています近畿ろうきんのお誘いで、京都市災害ボランティアセンター主催の被災地支援活動に参加させていただきました。朝7時30分にJR京都駅に集合し、20名がワゴン車3台に分かれて乗り込み、京都府宮津市を目指しました。京都縦貫道を通り、約2時間で宮津天橋立インターを下車して、宮津市災害ボランティアセンターにまず立ち寄り、スタッフから注意事項などをお聞きしたあと、市民体育館に車を駐車させてもらい、そこから徒歩で池ノ谷地区に向かいました。池ノ谷地区は約20軒の山間に面した集落でした。地元の方にお聞きすると山側から土砂が流れて来て、床上浸水した家や、土砂で全壊した家も数は少ないものの、被害が出たとのことでした。電気や水道も場所によっては違いがあるようでした。この現場では、京都市災害ボランティアセンターと京都府災害ボランティアセンターのスタッフ&ボランティアが総勢約100名で、集落の公民館に荷物を置かせていただき、一緒に活動を行いました。作業内容は民家の軒先に堆積した泥の片付け作業が中心で、家屋内の床下の泥出し作業や集落の側溝に堆積した泥を撤去する作業などでした。とても暑い中での作業でしたが、社協スタッフの的確な休憩時間の徹底などで、体調を崩すボランティアも出ず、15時過ぎには作業を終了しました。まだ継続作業となったかとは思いますが、来た時よりは見違えるほどの風景になっていて、最後に地元の自治会長さんからお礼のお言葉がありました。報道ではあまり伝えきれていない被災場所ってたくさんあるように改めて感じました。京都市災害ボランティアセンターの藤井様はじめスタッフの皆様、行き帰りの運転から現地での調整に至るまで、大変お世話になりました。そして、近畿ろうきんの中須様もお誘いくださりありがとうございました。これからも連携させていただければと思います。


7月13日(金)19時、いつもお世話になっています西宮市社協さんからお借りした用具を含め、必要な資材を積んだ車2台で大阪大学を出発。途中のSAで水や食料を買い足しながら倉敷へ向かいました。連日かなりの渋滞が生じている、検問が行われる可能性もある、ということで翌朝は6時にホテルを出発。おかげでスムーズに真備町へ入ることができました。(西宮市社会福祉協議会の皆様、資機材のご支援ありがとうございます)
真備町では、引き続き「歩けばニーズがある」状態で、ひとまず資材をおろして1グループは個人宅のお手伝いに、もう1つのグループは、新たに到着するボランティアを倉敷駅にてピックアップした後、周辺地域(井原市矢掛町など)の状況の把握などに向かいました。真備町では水道管破裂による道路への水漏れが見られ、電気と水道は未だ復旧していませんでした。私たちは、ご家族で片付けをされていたお家で物の運びだしと泥かきをしました。家は2階まで水に浸かったそうで、家具は折り重なって倒れ、本や衣類、畳などはすべて泥水を吸って重く沈んでいました。途中、泥で汚れた写真も洗って乾かしてスキャンするとデジタル化できることをお伝えすると、とても喜んでおられました。そして、お兄さんの誕生日のときの写真や七五三の写真など、ときおり笑顔を見せながら説明してくださり、私たちはそれまでに捨ててしまっていた写真を探す作業も行いました。

途中、新たに2名の学生ボランティアが到着したのですが、そのころには渋滞が生じていて迎えの車は動かず、結局駅から40分歩いて合流を果たしました。外は日差しと土埃、中は湿った空気と暑さに打ちひしがれながらも、お互い無理しないように倒れないようにと声をかけながら作業を進めました。お昼を過ぎ、次第に体力も限界を迎える中、せめて1部屋だけでも座って休憩できる場所を作ろう、ということで一番手前の部屋を水で流し、ブラシをかけ、乾かしました。家主さんのご兄弟やお仕事関係の方など、のべ17名で1日作業してまだ1軒終わらず…正直、本当に途方に暮れてしまいます。しかし、わずかながらも確実に進んでいます。思い出の写真や懐かしいおもちゃが出てくると笑顔が咲きます。笑い声が聞こえます。全国各地から様々な方が応援に来られています。早朝、真備に入った時から比べると午後には仮設トイレがいたるところに目に付くようになりました。私たちはこれからも、被災された方々に寄り添いながらお手伝いさせていただければと思います。今日も活動は続きます。