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まちとアート研究所
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2011/09/01のBlog
宮城県東鳴子温泉を中心に行われた「GOTEN GOTEN アート湯治祭」では、2006年から08年までの3年間にわたり、地域唯一の中学校である鳴子中学校の美術部をアート鑑賞に招待したり、出張アートワークショップをやったりしていたのですが、2008年で「アート湯治祭」は終わり、昨年2010年に行われた「千年湯治」はそれまでの地域間ネットワークをつくる拡大路線から東鳴子温泉だけに限定した企画として行われ、それも昨年で終結してしまいました。
そんなこんなで鳴子中学校との交流が途絶えてしまっていたのですが、7月に東鳴子のお隣・川渡温泉の川渡幼稚園で行ったプラダンワークショップで鳴子中学校の先生と再会。「またやりましょう」という話になり、夏休みが終わって文化祭のある10月までちょくちょく通うことになりました。
ということで、今日は久しぶりの鳴子中学校美術部訪問。すでに顔なじみの部員はすっかり卒業してしまっていましたが、みなさんそれぞれにとてもユニークでやる気満々。この日は13人が集まり、何をやるのかについて話し合いました。
私が提案していたのは全国でつくってきたプラダンブロックを使った大きな「何か」と、ネット中継のような番組制作。
2006年に旧鳴子町エリアにあった3つの中学校を統合して生まれた鳴子中学校はとても素敵なつくりで、例えば総吹き抜けの廊下がとても開放的です。ここをうまく利用したものをと思っていたところ、「ここを通って体育館に行くお城の城門のようなものをつくりたい」という話になりました。
また、番組についてはこれまで各地でやって来たレポート番組を見せるとともに、みんなでその場でタイトルコールをつくり、3年生に「美術部のいいところインタビュー」をして収録してみたところ好評で、今月下旬までに4チームほどつくり、「番組」を収録することになりました。
最初は廊下にスタジオのようなものをつくり、作りたい人がそこで「番組」を収録し、見たい人がそこで好きな「番組」を見る、というようなものを考えていたのですが、それはいろいろな事情でちょっと難しいようでした。
しかし何より「これ面白い!」というみなさんの食いつきには新鮮な驚きを感じました。日ごろ中学生と接していなくはないのですが、鳴子の子たちは目の輝きが違うというか、本当にすばらしい生徒さんたちです。先生たちもすばらしい。
来週もうかがう予定です。

(門脇篤)

2011/08/04のBlog
[ 23:15 ] [ 滋賀県栗東市 ]
震災以来はじめて栗東の地を踏みました。あの地震の時、私はここ滋賀県栗東市にある栗東芸術文化会館さきらアトリウムでこの企画をやっていました。そして再び戻って来ました!
さきらは指定管理者が代わり、震災前後ではまったく変わってしまったのですが、この日はかつてのスタッフの方もかけつけ、ボラコミのみなさんも予算も何もない中で知恵を出し合いながらできることを進めていました。そうした意味では、私にはまた前のさきらに戻って来た、という気がしました。
ボラコミメンバーで「山の動く会」というコメディ時代劇の団員でもある坂田さんが例によって王冠を持参してくださいました。これをかぶるといよいよ「さきらに戻って来た」という感じがします。というのは、昨年冬にボラコミのみなさんと行った「さきらウィンターワンダーランド」では、ここさきらにおとぎの王国をつくり、私が裸の王様として君臨したからです(こちら)。
この日はさきらシンボル広場で夏休み企画としてベトナム人形劇が行われており、いっしょにやらないかとボラコミにも声がけがあり、新しい指定管理者といっしょに行う初めての企画でした。
牛乳パックでつくる風見鶏やボラコミによる屋台「ボラテン」が行われる中、私は「帰って来ました」という報告展示を行いました。というのも、ここさきらで震災の知らせを受け、仙台まで新幹線と自転車で帰る折、たくさんの方に見守ってもらったからです(こちら)。
また例によってプラダンブロックをつくるワークショップを行いました。
仙台の子供に書いてもらった栗東のみなさんへのメッセージを含むプラダンブロックを展示。ここ栗東でつくったものは今後、横浜の新港ピアで行われている「新・港村」の仙台のアートNPO「MMIX Lab」の展示ブースに使われた後、年末には仮設住宅の立つ仙台・長町で行われる「アート・インクルージョン」のクリスマスプロジェクトなどで展示する予定です。
そしてボラコミのみなさんが被災地と自分たちの住むまちとを結ぶ企画として考えた「双子の星プロジェクト」(こちら)がとうとう実行に移されました!
これはオリジナルTシャツを2枚買うと1枚は買った方に、もう1枚は被災された方に私が届けるというものです。この日用意した15組のTシャツは夕方には完売。買えなかった方もいて、今後もうちょっと作るかどうか検討中。
これからお渡しする方をさがしていきます。またどんな方にお渡ししたかの報告も買ってくれた方に行っていきます。

ということで、震災以来の再会と企画。ボラコミのみなさんやかつてのさきらスタッフのみなさんと本当にありがたい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。また来ます。

(門脇篤)
2011/08/02のBlog
昨年に引き続き山王こどもセンターにお邪魔しました。
8/13から始まる「釜ヶ崎夏祭り」の前夜祭でかつぐプラダンみこしづくりをみなさんとしました。
センターにお邪魔するのは約1年ぶり。去年も同じことをやったのですが、去年もやった子は3分の1くらい。
最初に「仙台から来た」というとみんな驚いていました。これまでワークショップの場ではあんまり自分がどこから来たかなど説明していなかったかもしれません。
中には「みこしでかついだ後、宮城に持って帰るんやろ」と震災メッセージを書く子も。
思い出して描いたドラえもん。

おみこしをかつぐ日のお昼にしか来れないので、組み立てはココルームの寺川さんにほぼ全面的にお願いすることに。しかし寺川さん、ものすごく器用にいろいろなものをつくってしまうので(端材でみこしの鳳凰をつくってしまったり、料理も美味しい)、ひとがつくったプラダンワークが見られそうで楽しみ。
ワークショップの後は近くの公園でドッジボールをしました。
今度来るまでに少し練習してこようと思います。

(門脇篤)
2011/08/01のBlog
震災から5ヶ月近く。震災発生のニュースを滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館さきらでさきらボランティアコミュニティのみなさんとの企画を行っている最中に知り、電車と自転車を乗り継いで仙台まで戻った仙台在住の現代アーティスト門脇篤が、再び滋賀・栗東でさきらボラコミと企画を再スタートさせます!
題して「双子の星プロジェクト」。その概要は…

*****************

さきらボランティアコミュニティ×門脇篤
「双子の星プロジェクト」
http://rittoart.seesaa.net/

2011年8月4日(木)
栗東芸術文化会館さきら展示室

どんな企画なの?
双子の星の物語をあしらったオリジナルデザインのTシャツを買うと、あなたが買ったのと同じ色のもう1枚が被災された方に届けられます。
栗東で昨年から面白いことをやっていこうと通って来ている仙台在住の現代アーティスト・門脇篤を通して、さきらボラコミが滋賀・栗東と東北の被災地とを静かに結ぶ試みです。

だれにどう届くの?
これからアーティスト・門脇篤が仙台の仮設住宅を中心に入っていく出会いの中で見つけていきます。このため少々お時間をいただくかもしれません。
Tシャツととともにあなたからのメッセージをお届けいたします。またその状況をご報告いたします。

どうやって参加するの?
好きな色のTシャツをお買い求めいただき、メッセージカードにメッセージとあなたの連絡先をご記入ください。
あなたの連絡先は
①Tシャツをプレゼントする相手に教えてもよい
②さきらボラコミと門脇篤が管理し、Tシャツを受け取った相手からあなたにメッセージがあるときにはボラコミ・門脇経由でお伝えする
の2つからお選びください。
お預かりした連絡先は、Tシャツをプレゼントしたご報告と、上記②の場合にのみ使用し、これ以外には使用いたしません。

ネットにもアップ
Tシャツを着たあなたのお写真をボラコミのウェブサイトにアップいたします。Tシャツを被災された方にプレゼントし、「双子の星」が完成した折にはペアで写真を掲載いたします。

双子の星の物語って?
宮沢賢治に「双子の星」という物語があります。ひとが厳しい状況におかれたのを見て助けた双子が、自身も厳しい状況におかれた時に助けられるという、2つのエピソードが対になった物語です。

プロジェクトについてのお問合せ
門脇篤 070-5621-2301 info@kadowakiart.com

2011/07/05のBlog
[ 11:08 ] [ アート情報 ]
http://tohokukyushu.wordpress.com/
◯プロジェクト名称:東北九州プロジェクト
◯各会場名称 :東北九州プロジェクト vol.x (都市名)
例 東北九州プロジェクトvol.1 福岡
◯プロジェクト実施予定期間
2011年7月~2012年5月 2~3ヶ月に1カ所開催予定
◯開催予定都市
都市:九州内主要都市 福岡・北九州・熊本・長崎・鹿児島・別府 など
◯主催
「東北九州プロジェクト」実行委員会
事務局(企画・運営):TRAVEL FRONT
福岡市中央区大名1-14-28-201 travel-front@travelers-project.info 092-984-6292
◯東北側協力団体・施設 ※順不同
青森公立大学国際芸術センター青森(青森)
青森県立美術館(青森)
TURNAROUND(仙台)
TRUNK|CREATIVE OFFICE SHARING((協)仙台卸商センター)(仙台)
ビルド・フルーガス(塩竈)
Midori Art Center[MAC](青森)
一般社団法人MMIX Lab(仙台)
ReFIL(仙台)
◯九州側協力団体・施設 ※順不同
ART BASE 88(代表 宮本初音/福岡) ※第1回福岡会場企画統括
アミュプラザ博多 ※第1回福岡会場主催

2011/06/14のBlog
仙台のビッグイシュー販売員・鈴木太さんとお送りするUstream中継「定禅寺ジャーナル ウェブ版 ディベート編」がスタートしました!
第一回目は「震災カフェ(1)~それぞれの震災」と題して鈴木さんの強烈な震災直後の活動にスポットを当てた内容となりました(録画はこちらからご覧になれます)
「過激すぎていきなり中止になるかも」という鈴木さんの予言はまったく的中せず、非常に誠実でアツい内容となりました。私としては文科省の推薦もとれそうな気がしています。
今後はもっとはみだした領域へと突き進んでいくことでしょう。ゲストも募集しています。生出演のほか、せんだいメディアテークの機材・技術スタッフがついているのでスカイプでの出演もかなりスムーズに可能です。
次回は6/28(火)の18時より。その後も隔週火曜日の予定でつづいていきます。どうぞご参加ください。
また、7月からはメディアテークでの開催のない火曜日は仮設住宅への入居が進む仙台市長町にこのほどオープンする新拠点「Ai_gallery」を中心に、長町のストリートからもお送りする予定です。いっしょに町歩きしながらあれこれ震災後に見えてきたあれこれについて激論してみませんか。
詳細はこちらで。

2011/06/13のBlog
定禅寺ジャーナル ウェブ版 ディベート編」が始まります!
 2011/6/14(火)18:00-19:45
 2011/6/28(火)18:00-19:45 ※以後、隔週で開催予定
 せんだいメディアテーク2F 「3がつ11にちをわすれないためにセンター」
 本企画のもようはUstreamで中継もいたします >>> こちら 
 参加無料 どなたでもご参加ください。
 ウェブからの参加もお待ちしています
 ◆メール info@kadowakiart.com
 ◆ツイッター jozenjijournal
 ◆スカイプ atsushikadowaki
 協力:3がつ11にちをわすれないためにセンター

第一回「震災カフェ(1)~それぞれの震災」
2011/06/14 18:00-19:45 せんだいメディアテーク2F
震災直後から元自衛官としての経験をいかし、人命救助や「ひとり災害支援隊」、果ては「汎用災害派遣幕僚小隊」結成まで行い、被災地の緊急支援を行った鈴木氏と、地震当時滋賀県に出張中でテレビから流れる映像を目の当たりにし、大宮で買った自転車で仙台まで帰った門脇氏。それぞれの震災体験に加え、来場者からも体験談をお聞きし、震災体験という「絶対的体験」について語り合います。
◆スカイプゲスト:遠藤歌奈子氏(岩見沢アートホリディ代表)
 「震災を”知らない”北海道からの質問状」
◆おたよりコーナー「ここがヘンだよスズキさん」
 これまでのインタビューを聞いて、鈴木さんへの疑問・反論などを募集しています。
◆飛び入り出演大歓迎です!(現場/ネットに関わらず)


開催主旨

本音で語り合える場を
仙台につくりたい

――支持もされたいが、批判もされたい。
 なぜなら、それで成長してきた自分がいるから。

鈴木太さんが仙台のまちかどでビッグイシューを販売し始めたのは2010年8月。支援してもらうためにビッグイシューを売っているのではなく、売場がまちかどにあるというだけで、やっていることは純然たる本屋と同じとの思いから、ならばこの「店」にしかできないことをしようと、毎号、手書きのミニコミ誌をつけることにしました。
これはお客さんへの評判もよく、鈴木さんの商才が証明されたかに見えました。
しかし、書くことは鈴木さんにとって、単なる販売促進の道具ではなく、自己表現そのものだったのです。やがて客が減ってもいいから本音を書きたいと強く思うようになりました。
そうして書いたミニコミ誌は、普段は温厚なお客さんが読むなり鈴木さんをどなりつけるほどのものだったそうです。
その晩、鈴木さんは嬉しくて眠れなかったといいます。自分が本音で書いた文章をその人はきちんと読んで批判してくれた。それが嬉しかったのです。そのお客さんは今でも必ず買いに来てくれ、いいものはいい、ダメなものはダメと意思表示してくれるそうです。そして鈴木さんのお客さんの多くは、そうした人が占めるようになったといいます。
自分たちの年代の義務は、若い世代をどう良い大人にしていくかの道しるべを示すこと、と鈴木さんは言います。
いろいろな人と本音で語り合う場をつくりたい。そんな思いから「定禅寺ジャーナル ウェブ版 ディベート編」はスタートします。
みなさんが出演者です。ぜひご参加ください(メールやツイッター、スカイプなどでの参加も可能です)。


レギュラー出演者

鈴木太(すずき・ふとし)
1965年山形県生まれ。自衛官、郵便局員など様々な仕事を経て2010年、八戸で派遣切りにあい、沿岸部を歩いて仙台へ。8月から仙台市青葉区一番町四丁目商店街と定禅寺通りが交差する場所でビッグイシューの販売を始める。おまけとしてつけたミニコミ誌「ハッピー通信」がたちまち話題に。その後、路上生活中の有り余る時間を使って思索を深めた結果、批評誌「定禅寺ジャーナル」の創刊をめざすことを決意。このほか、仙台のすべてのアーケードを月一回ボランティアで清掃する「仙台ダストスポットミステリーツアー」など仙台のまちを舞台に体当たりの活動を行っている。

門脇篤(かどわき・あつし)
1969年、仙台市生まれ。「まちとアート」をテーマに、2003年頃より宮城県東鳴子、北海道岩見沢、千葉県船橋、新宿歌舞伎町、滋賀県栗東など各地でコミュニティアート型の取り組みを各地で行っている。また、近年ではUstreamやツイッターなどを使ったソーシャルメディアアートの作品も展開。鈴木太氏とは出会ったその場でUstream放送を始めた。
99年より仙台市青葉区片平で癒し系学習塾「杜の教室」を開いている。
好きな言葉:アドリブ、見切り発車
http://www.kadowakiart.com
ツイッターアカウント kadowaki


2011/06/12のBlog
[ 12:02 ] [ まちとアート ]
地元紙「河北新報」夕刊が通常版に戻り、連載があと2回残っていたエッセーが再開されます。震災直前に宮城県内注目のアートとして取り上げた吉川由美さんと村上タカシさんのその後の活動について書きました。
6/20掲載。
これまでの分はこちら
2011/06/11のBlog
[ 23:48 ] [ 宮城県南三陸町 ]
5月11日に引き続き、震災から3ヶ月目にあたる今日も南三陸町志津川中学校で「南三陸の海に思いを届けよう」という集会が行われました。集会のようすはUstreamを通じて宮城県内の6つの集団避難所でも中継会場を設け、南三陸のみなさん合計240名ほどが同じ風景をながめながら同じときを過ごしました。
中継の録画はこちらから。
この11日の黙祷集会は少なくとも8月まではつづけられます。
が、毎回中継するスタッフが足りずに困っています。技術的にはあまり難しいことはなく、普通にパソコンを使ってUstreamなど動画を再生して観賞することができれば大丈夫です。
ぜひ7月11日(月)、8月11日(木)に手伝っていただける方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
メール kad@kadowakiart.com
電話 070-5621-20301
2011/06/05のBlog
仮設住宅への入居が進む仙台市長町を舞台に前年から展開していた「アート・インクルージョン」がチャリティプロジェクトを開催しました。
当日の映像を編集しました(こちら
今回は前回よりよりいっそうバリアフリーになってきているのを実感しました。
なお、アート・インクルージョンは今月下旬より長町に新拠点を設け、継続的にさまざまな事業を行っていく予定です。