御座船づくりワークショップ@塩竈・本町通り商店街

来月12月23日、塩竈市本町通りまちづくり研究会が主催する「くるくるクリスマス」なる催しで「御座船」をつくるワークショップを行います。

塩竈市本町通りは2006年から継続的にアートをもちこんでいる場所で、06年は大漁旗を使って16メートルの「クリスマスツリー」をつくる「大漁旗ツリー」を制作。それ以降、毎年、まちづくり研究会の手で12月〜お正月期間に制作・展示されています。
07年は60人にのぼる参加アーティストを迎え、本町通りそのものをアートとして提示する「もとまちアート海廊」を実施。
昨年08年には宮城県の事業として行われた「UG計画」(ディレクター:村上タカシ)の1プログラムとして、「大漁箱ワークショップ」を行いました(こちら)。

そして今年2009年はこの1年各地で取り組んできたプラダンの箱で「御座船」をつくるワークショップを行います。
御座船」は、毎年海の日に行われる「塩竈みなとまつり」のおり、塩竈神社と志波彦神社のおみこしを乗せ、また100隻あまりの船を引き連れて湾内を一周する乗り物で、「くるくる広場」には「陸上御座船」なるものも存在します。

作品概要
昨年、塩竈市本町通り商店街での「大漁箱ワークショップ」開催以来、各地でプラスティック・ダンボールを33×20×10センチの箱状にしたものを積み重ねて城や船、牛やみこしなどをつくってきました。箱は千葉県船橋市、長野県松本市、宮城県仙台市・大崎市、北海道岩見沢市などで作られ、着々と増えつづけています。
これら全国からの箱と、今回「くるくる広場」で来場者に新たにつくってもらう箱を使い、1×2×1メートル程度の「陸上御座船」をつくりたいと思います(上図参照)。
参加者には参加無料でプラスティックの箱(板状にしたものに切れ目が入っている)に、じゅうたん上でマーカーで描いたり、透明折り紙やシールなどをはったりして塩竈や御座船などをテーマにした「大漁箱」をつくってもらいます。これをじゅうたんを敷いたワークショップ横に積み上げ、OPテープではりあわせて「御座船」をつくります。最終的に中に入ることもできます。

門脇篤