国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)会合参加報告

早いもので1月も半ば過ぎ、暖冬といわれていても今日はハラハラと粉雪が舞う初雪でした。いつもご覧いただいている皆さまありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて第4回世界女性会議が1995年に中国北京で開催されてから25年の年月が過ぎました。私も参加し様々な国の女性たちの交流の場に臨み、素晴らしいエネルギーと行動力に感動。その中に自分がいることが実感でき、大きな力をもらい、その後の活動につなげてきました。北京宣言・行動綱領仮訳を手に入れぶ厚い仮訳を、いちはやくコピーし増し刷りして希望者にお配りしたことを懐かしく思い出します。

国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)会合参加報告
2020年は、1995年の第4回世界女性会議で「北京宣言・行動綱領」が採択されてから25周年(「北京+25」)。国連では、3月の第64回国連女性の地位委員会(CSW)を始め、様々な国際会議が開催されます。

これに先立ち、11月27日から29日までの3日間、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)において、「北京+25に関するアジア太平洋閣僚会合」が開催され、これまで5年間の取組についてのレビューが行われました。

我が国からは、田中由美子第64回国連女性の地位委員会日本代表、伊藤信内閣府大臣官房審議官が参加しました。
伊藤審議官から、第4次男女共同参画基本計画の閣議決定、女性活躍推進法の施行や改正、政治分野における男女共同参画推進法の施行などを紹介するとともに、更なる施策の推進のため、第5次男女共同参画基本計画の検討を行っていると述べました。
また、田中代表は、パネルディスカッションにおいて、我が国の女性活躍推進法や女性に対する暴力、防災・復興の取組について発言しました。

※北京宣言・行動綱領とは
第4回世界女性会議において採択された「行動綱領」は、貧困、教育、健康など12の重大問題領域に沿って戦略目標や取組が盛り込まれており、男女共同参画・女性活躍の国際的な基準となっています。
http://www.gender.go.jp/international/int_standard/index.html