高齢者にリスク高い薬、80代処方ピーク 睡眠・抗不安

のみ続けると転倒や骨折、認知機能の低下を招きやすいとして、高齢者はできるだけ使用を控えるべきだとされている睡眠薬や抗不安薬が65歳以上に多く処方され、ピークは80代だった。

厚労省は3年前から、医師が診療報酬を請求するのに使う明細書(レセプト)の情報をもとに、処方量の多い薬を性別・年齢層別にまとめ、NDBオープンデータとして公表している。
データ作りに携わった吉村健佑・千葉大特任教授(医療政策学)の協力を得て、2017年度に外来処方されたベンゾ系の睡眠薬・抗不安薬について集計。人口千人あたりの処方数を、総務省の統計をもとに年齢層別に出した。

ベンゾ系の睡眠薬・抗不安薬のうち、性別と年齢層が判別できる約39億8千万錠を解析。53%の約21億錠が65歳以上に、33%の約13億1千万錠が75歳以上に処方されていた。

男女別では女性が多く、千人あたりの処方量は、女性では80〜84歳が約9万7千錠でピークに。この年代は年に平均100錠近くのんでいる計算になる。続いて85〜89歳、75〜79歳と続いた。男性は85〜89歳が約6万2千錠と最多だった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191207-00000042-asahi-soci

NDBオープンデータ
https://media.toriaez.jp/r1035/704551449987.pdf#search=%27%EF%BC%AE%EF%BC%A4%EF%BC%A2%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%27