女性と性差医療

(%ニコ女%)(%ニコ女%)平成13(2001)年9月には千葉県立東金病院に自治体としては全国初となる女性専用外来が開設され、以来、全国にも女性専用外来が次々と開設されることになりました。
(%ノート%)人間には生まれついての生物学的性別があります。女性男性それぞれに見られる特有の疾患や病状など、医学的な証拠に基づいて適切な診断と治療を行っていこうというのが「性差医療」です。

(%ニコ女%)女性の身体は、男性に比べ、女性ホルモンの影響で、妊娠、出産、閉経など人生のそれぞれの節目で大きく変化します。それは乳がんや子宮がんなど、女性特有の病気に影響を与えるだけでなく、閉経によって女性ホルモンが減少するため、男性よりも高コレステロール血症の割合が高くなり、脳梗塞や虚血性心疾患にもかかりやすくなります。 そのため、女性特有の身体の仕組みがあることを十分に配慮した、総合的・包括的な医療や健康支援が必要となってきました。
(%ニコ男%) 性差を考慮した医療を進めることは、女性のみならず男性にとっても、自分の性の特性を踏まえて、より適切できめ細かい診療や投薬などの診療サービスをうけられる可能性が高まるという大きな効用があります。 
最近では男性専用外来を掲げる医療機関も見受けられるようになりましたが、これは男性の医療においても、性差を考慮した、よりきめ細かな対応が必要だという考えが、徐々に社会に定着してきた成果と考えられます。
(我孫子市男女共同参画一口メモより)