2012年の高学年造形クラス

土粘土による仏像づくり
 授業では、長い過酷な旅を続けながら仏の教えを実践したり、仏像を自ら彫り上げ、村々に残していった、円空、木喰、空也のお話をしました。子供たちの作る仏、その姿は、素朴さとユニ−クさが何とも言えなくて、眺めていると自然に顔がほころんできます。子どもたちの仏像にはそんな不思議な力があるように思います。

5月からは地球の歴史をテ−マに造形活動を進めています。ちょうどこの頃日食があり、その話題から太陽の誕生についてお話しました。水彩画は太陽と惑星が誕生する一連のプロセスを想像しながら進めてまいりました。

6月は、出来立てほやほやのマグマの「赤い地球」がどのようにして「青い地球」になったのかについて、その一連のプロセスをお話し、そのドラマを水彩で再現しながら描き進めていきました。海底からの暑いマグマの働きかけと、天上からの稲妻の働きかけは、最初の生命を誕生させるための大事な役割を担っていたと考えられています。

造形クラス担当:細井信宏