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ふれあい塾あびこレポ-ト
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2022/11/25のBlog
[ 18:20 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
古典文学の楽しさ
 ~より楽しく古典文学を読むために~
國學院大學講師・文学博士 堤 康夫先生

きょうは人気の堤康夫先生の、最終講義の日です。先生は「古典文学を読み解くカギは、文中にちりばめられたシグナルにあります。例えば光源氏の兄である朱雀帝の人生は、最初に登場する場面でうかがい知ることが出来ます。徒然草の(仁和寺にある法師)には笑いだけでなく、風刺がたっぷり込められています。」と話されて楽しい解説をくださいました。
*僧たちがぼた餅を作ると聞いたので、寝たふりをして待っていた。餅が出来上がってすぐに起き上がるのも体裁が悪いので、そのまま寝ていた。次に声が掛かったら起きようと待っていたら、声が掛からなかった。我慢の限界なので、自分から声を上げて返事をしたー児のそら寝。

(秋田桂子)
2022/11/23のBlog
東洋大学講師派遣事業
我孫子―若き「白樺派」にみる(恋―愛)の日本文学
東洋大学名誉教授 竹内清己先生

東洋大学では創設者:井上円了先生の社会教育への意志を継承されて、地域の生涯学習活動を支援されておられます。この社会貢献活動の一環が、活動に対する講師の派遣事業です。今回は私から申請をさせていただき、ご許可を得て今回の講座開催の運びとなりました。
講師の竹内清己名誉教授は日本の近現代文学のオーソリティーでいらっしゃいます。
日本文学における恋は、相手の魂を欲しがること。愛は、相手がいとしいこと。この
恋と愛のあいだにハイフンを入れて、竹内先生は「恋コイ―愛アイ」こそが古くから現代における精神の基本であるとされました。そして我孫子市にまつわる有島武郎、志賀直哉、武者小路実篤などの文学にみる「恋コイ―愛アイ」の要素を詳しく解説くださいました。

(秋田桂子)
2022/11/15のBlog
チリの旅で考えたこと
~新自由主義発祥の地で何が見えたか~
作家・新聞記者 藤原章生氏

きょうは長く毎日新聞紙上で健筆を揮ってこられた藤原章生さんにご無理をお願いして、我孫子に来ていただきました。
藤原章生講師はエンジニアから毎日新聞社の記者に転じられ、メキシコシティ支局長時代に、アフリカを舞台にした「絵葉書にされた少年」で第3回開高健ノンフィクション賞を受けておられます。
近著ではご定年まじかの2019年秋にヒマラヤのダウラギリⅠ峰(8167m)遠征を綴った、「ぶらっとヒマラヤ」(毎日新聞出版)が話題となりました。
藤原講師は初めに「なにを見てきたか」をkey wordに、吟遊詩人の音楽を背景にチャドの人々の暮らしや営みを数多くの画像で紹介下さいました。
そして2021年コロナ感染症で17日間入院された時に体験された「静かな心」とはなにか、ご子息をチリの国に訪ね「久しぶりに親子が対面して感じたこと・思ったこと・学んだこと」はなにかを、ユーモアを交えて楽しくお話下さいました。
そして『弱み』は隠すのではなく、その全てをさらけ出すことでお互いに理解が進み仲良くなれる=vulnerabilityを熱く説かれました。

(秋田桂子)
2022/10/17のBlog
[ 18:23 ] [ ふれあい塾講座記録 ]

今に繋がる歌舞伎 ~“東西中南北”の将門伝説~
日本舞踊「若月流」二代目家元 
若月仙之助氏

江戸時代に完成したと伝わっている歌舞伎の歴史と特色を、長唄、常磐津、日本舞踊など他の伝統芸能との関わり合いを含めて、日本舞踊「若月流」二代目家元の若月仙之助さんにお話と実演で解説いただきました。

プログラムは1)口上2)長唄七福神3)身体の使い方4)歌舞伎の立廻り5)常磐津将門6)歌舞伎の化粧の仕方7)創作舞踊将門

歌舞伎や日本舞踊に「将門」が登場することはありませんが、きょうは若月仙之助さん創作の舞踊「将門」をお披露目下さいました。また歌舞伎と言えば顔のお化粧と「見得」ですが、その体験もさせて下さいました。若月仙之助さんは我孫子が誇るアーティストで、私も応援しています。

(秋田桂子)
2022/10/13のBlog
[ 19:58 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
習近平中国の行方と今後の日中関係 
麗澤大学名誉教授 三潴正道氏

中国ウオッチャーとして過去24回ご登壇頂いた三潴正道先生に、今回は中国講座の総括編としての講座をお願いしました。
上海協力機構に関する大々的なキャンペーンは、中国の不安から来るものではないのか。中国とカザフスタンが連携するのは、ロシア関連が由来しているのではないだろうか。

先生の仮説をイントロに、中国要人との家族ぐるみの交遊や麻婆豆腐のレシピなど、360度の解説をいただきました。

(秋田桂子)