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ふれあい塾あびこレポ-ト
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2011/04/26のBlog
[ 07:13 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
ふれあい塾あびこの俳句教室も、きょうで99回目の開催となりました。
今回は、神長講師のご都合で、最初に、久保寺さんの証券時評をお聞きしました。そのなかでも東日本大震災が日本と世界に及ぼす影響が大きなテーマになりましたが、俳句教室に移ってからも神長講師と塾生さんとの間で、3月11日当夜の帰宅難民への公共施設開放や、液状化現象の激しかった布佐地区での支援活動などについて、ひとしきり語り合いがありました。

今月の兼題「春の雪」「桜草」に投句された45句(「春の雪」29句、「桜草」16句)を互選。高点句から順番に、参加者全員で感じたことを述べ合っていきました。

神長講師からは、「今回は出来が良い、上手です」とコメントがあり、全句に以下のような講評がありました。

*洗濯のあとの、良い匂いがする干し物の情景です
*今回の震災からの復興に向けた、力強い句です
*行く雲と道連れの、巡礼旅ですね
*これは、「卒業」と「桜草」が季重なりです
*中七に、のどかな峠道の雰囲気があります
*綿菓子を想い起させる春の句です
*相手に強制を求めているところが面白い句です

「俳壇」誌4月号の入選は、立花さんの1句だけで、8句が選外でした。しかも立花さんの句は、句会で1票も入らなかった句で、世話役相津さんから「選句のレベルが低いことの証明みたいなもの」という反省の弁がありましたが、神長講師は「こんなこともあります。めげずに選句の力をつけましょう」。
「花鳥風月を一句も採らない選者がいますが」という問いには、「素人集団は花鳥風月でいいのです」という答えでした。

みんなで読みあわせるテキストが来月から、鷹羽狩行著「俳句入学」に変わります。テキストの帯には、「NHK俳壇好評連載の俳句入門書 学ぶ楽しみ、再発見。」とあります。新しく俳句を始めるチャンスです。このブログの読者で、この俳句講座に参加してみようという方はどうぞお問い合わせください。

次回は100回記念の講座になります。兼題は「母の日」と「子供の日」、締め切りは5月9日月曜日と決まりました。(小野公嗣)
2011/04/24のBlog
[ 08:48 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
本日の講座は名戸ヶ谷病院脳神経外科医師の熊坂明先生をお招きしての「切らずに治す血管内手術」。うそ寒い天候でしたが、会場のアビスタホールでは41名の受講者が、映像を使っての専門的な話を熱心に聴講されました。

脳動脈瘤の治療は、開頭して血液が動脈瘤に流れ込むことを防ぐために、動脈瘤の頸部をクリップで閉鎖する「開頭クリッピング術」のほかに、開頭せずに血管の内膜からコイルを用いて治療する(患者に負担の少ない)「血管内治療(コイル塞栓術)」があります。今回は、それら治療法とその比較についての説明でした。
講座の概要は以下の通りです。

・血管内手術とは、カテーテル(細い管)を用いて血管の中から治療を行う手術。血管の内側から詰める、拡げる、通す。(映像を用いて血管の構造の説明)

・脳血管障害にはどんなものがあるか。
 出血性病変には くも膜下出血 脳内出血
 閉塞性病変には 脳梗塞 内頚動脈・頭蓋内動脈閉塞

・脳動脈瘤とは
生まれつき血管が弱い部分があり、加齢や動脈硬化が加わり膨らむ。
未破裂脳動脈瘤と破裂動脈瘤がある。くも膜下出血の原因は80%が脳動脈瘤の破裂。10万人に対して年間11~19人。未破裂脳動脈瘤は破れていない動脈瘤のこと。3~6%が脳ドックで発見される。遺伝あり。

・脳動脈瘤の検査方法(映像を用いて説明) 
MRA・3次元CTA・脳血管撮影DSA(カテーテル)

・脳動脈瘤の治療方法 (映像を用いて説明)
外科的手術として 開頭クリッピング術
血管内手術として コイル塞栓術 コイルはプラチナ
・コイル塞栓術の利点は 
・大腿部局所麻酔のみで施行することが出来る。全身状態が良くない患者
 全身麻酔がかけられない患者でもOK
・開頭手術で到達困難な深い所の動脈瘤でもOK
 (カテーテルが到達できる場所であれば治療可能)
・開頭しないため術後の管理が容易である。

欠点は
・術中の破裂に対して開頭術に劣る
・動脈瘤の形状や分岐部によって完全に塞栓が出来ない場合がある
・動脈瘤が再び成長することがある
・まだ十分な長期の成績が出ていない(13年)

 ・内頚動脈狭窄症
 これは脳梗塞の原因となる疾患で動脈硬化、メタボのなれの果てと言わ
 れ、糖尿病や膠原病などの基礎疾患が関係する。
 検査方法としては 頚動脈超音波 3D-CTA,MRA,脳血管撮影

 ・内頚動脈狭窄症の治療方法
 外科的治療として 頚動脈内膜剥離術
 血管内治療として 頚動脈ステント留置術(最近の治療法)

 以上のご説明の後、先生は、用紙による5件の質問に、丁寧に答えてくださいました。以下は、受講者の感想の一部です。(山崎)

・大変解かり易く為になりました。
・専門的な内容を映像を使い、説明はわかり易い。
・若し、自分が疾患しても安心して手術してもらえると思った。
・最高の医療技術の話を資料に従い理解できた。
2011/04/19のBlog
きょうは今年度から始めた「塾生サロン」の第1回目。開塾して11年目をむかえた「ふれあい塾あびこ」ですが、ここ2~3年、会場確保の制約などから希薄になっていた「塾生さん同士のふれあいの場を再び」の思いから月1回、かつての主会場めばえ幼稚園ホールで「塾生サロン」として開くことにしたものです。
この日は、新しく塾生になられた4人の方を含めて20人の塾生が参加、塾生最年長93歳のTさんも久しぶりに登塾されました。

最初の講師には、1月から3回シリーズの公開講座「志賀文学と我孫子」をご担当いただいた文芸評論家(元中央学院大学教授)の早川雅之先生をお迎えし、「志賀シリーズ、こぼれ話」と題してお話しいただきました。先生は、相変わらず熱のこもった口調で、以下のような話をしてくださいました。

1.志賀家三代素描
志賀直哉の祖父、直道は清廉君子で二宮尊徳の高弟。相馬藩執事として戊辰戦争から明治維新を通して、明治新政府から福島県知事就任の要請も断り、相馬の殿様に仕えた。
朝鮮に土地を購入したり、足尾銅山開発により成した財で相馬家に忠誠を尽くした話は、それだけでスケールの大きな一代記。その流れを汲み、資産60万円を成し、一族繁栄の夢をその子孫に託したい実業界の覇者父、直温。
その子、直哉は文学には学問、学歴は無関係と東大を退学、実業も無益として、祖父、父とは真正面から対立。父とは長年の不和。それを題材にして名作「和解」が誕生。カンシャクは父と瓜二つで更に強烈異常。

2.「根戸の従弟」
ほとんどの書評や志賀直哉年表に、その作品「十一月三日午後の事」と「流行感冒」に登場する「M」は武者小路実篤だと断定しているが、著作年月は武者小路が新しき村、日向に発った後であり、「M」は実在の武者小路ではなく、志賀の心に残っている武者小路と解釈するのが正しい。
3.「日本三大名夫人康子」
評論家河盛好蔵の命名。従兄武者小路実篤、房子のすすめで結婚した勘解由小路康子は、ニ男六女を産み、次々と病気にかかる子らを育て、異常カンシャク持ちの直哉に忍従、よく支え抜く。志賀家周辺にいた人に康子は「直哉がカンシャクをおこしている時はいい仕事ができている時」と言ったという。

4.「暗夜行路」は80%以上事実の連鎖
放浪の旅の麻布-尾道-大森-京都。(大山を結尾として城の崎、松江ヌキ)。虚構は、出生、兄信行、直子の過ちなど。それ以外のエピソード、人物などはほとんど事実。

以上のようなご説明の後、塾生さんからいくつかの質問。「志賀直哉が『小説の神様』と呼ばれる由縁は何か」の質問に対して、先生は「小説『小僧の神様』にひっかけて、当時のジャーナリズムが付けたものと見ています」とされました。

この講座の後は、昼食をしながらの誕生会。運営メンバー秋田さんの司会で、4月生まれの塾生さんお二人の誕生をお祝いした後、この日新たに入塾された4名の方々の自己紹介、他の全塾生、運営メンバーの自己紹介がありました。
また、4月から新テキストになる塾生対象の俳句教室や、読書会、太極拳、時事懇談会などの同好会リーダーから、参加の呼びかけがあって、和やかに第1回塾生サロンを終えました。(足助)
2011/04/17のBlog
本日の講師は、人間国宝・新内仲三郎氏のご長男で、この春東京芸術大学大学院博士課程を修了し、博士(音楽)号を取得された新内節奏者 新内剛士氏。
大震災の後、コンサートやお祭りなどが自粛されることの多い昨今ですが、「こんな時だからこそ」と、快く引き受けてくださいました。

新内氏は、まず「『新内』を知っていますか?と聞くと『知んない』とよく言われます」と、会場の空気を和ませました。そして、「実際に新内を聴いたことのある方は?」との質問には、10名程度の方の手が上がりました。このあと、新内節について、資料のほかにDVDの映像を使って、大変明快に以下のように話されました。

○新内節の歴史
今から260年前、京都で起こり、江戸に下ってきた芸である。都一中が初代。その弟子の都半中がやがて独立し、宮古路豊後掾となり、そこから常磐津・富本節・新内節となる。ところがあまりにも流行したため幕府に演奏を禁止されてしまう。
新内節は、常磐津・清元と並んで江戸に残った3つの音楽の1つである。常磐津と清元が歌舞伎の伴奏をする劇場音楽となった。一方、新内節は劇場音楽から離れたため視覚的効果を失い、様々な工夫をし、演奏する場を探した。

そこで生まれたのが新内流しである。手ぬぐいをかぶり三味線を持って立って流したことで、立体的な姿となった。この姿が宣伝と修行を兼ね、呼び止められてお座敷に上がって演奏をした。昭和50年代後半は、隅田川の夏の風物詩として屋形船で新内を聞かせたが、今は新内流しをしている方はいなくなってしまった。車社会となったことと家の窓がサッシになり三味線の音が消されてしまったためで、現在では劇場でのみ演奏されるようになった。江戸深川資料館で月1回、江戸の町を再現している場所で私が新内流しをしているので、風情を楽しんでいただきたい。
新内の題材は、実際にあったことを語る現在のワイドショーのようなもので、新内は瓦版の役目も果たしていた。

○新内の特色・他の音楽との違い
 どれが新内でどれが常磐津か、判別は難しい。新内は、浄瑠璃に属している。しかし、互いに移入し合って発展してきたので特色が混ざってしまい、実際には分かりにくい。
 日本の音楽には<歌うもの>と<語るもの>がある。この違いは、セリフがあるかないかの違いである。この中間に<色>と呼ばれるものがある。演奏方法などを比較してみると「長唄・小唄はセリフがなく歌うもの。浄瑠璃は語るものとセリフ(所作を導くもの)がある」ということになろうか。

☆三味線の種類について
細棹‥長唄・小唄・端唄など(調弦は高い)
中棹‥新内・常磐津・清元(調弦は中くらい)
*新内の三味線は、二人目を上調子という。上調子をつけるのは江戸浄瑠璃系の特徴である。
太棹‥義太夫・津軽三味線(調弦はやや低い)
*それぞれの音曲で、バチや螺子の違いがある。

☆見台(譜面台)について
常磐津は、赤色で蛸の足の形をしている(通称蛸足と呼ばれている)。清元は黒色で1本足であるなど、それぞれのジャンルで色や形が違う。
このレクチャーを挟んで新内節を3曲奏でてくださいました。

1曲目 志賀直哉作「和解」 新内節弾き語り 新内剛士
 「和解」の名場面の抜粋の弾き語りです。ふれあい塾あびこの要請で作曲してくださった作品で、本邦初演です。新内氏は「新内節は、人生の機微や義理人情を扱っているものなので、この作品は浄瑠璃の世界にぴったり」と評されました。

「♪この7月31日は‥」と物語が始まり、父・子とが和解するまでの緊迫した二人のやりとりがあります。そこに関わる母・祖母・叔父・小さな妹たち・使用人など様々な人物が登場しますが、一人一人のセリフの使い分けが見事で、すぐそばで立ち会っているかのような臨場感を味わうことができました。語り口と三味線の演奏でその世界に引き込こまれていきました。

また、この30分ほどの間に<我孫子>という地名が3度も出てきて我孫子市民としては誇らしく感じました。

2曲目 初代鶴賀若狭掾脚色 明烏夢泡雪(部屋) 新内節弾き語り 新内剛士 
 この曲は、常磐津や義太夫もあるが、新内節がオリジナルとのことです。新内節は、心中物や江戸のラブストーリーを取り扱ったものが多いが、この『明烏』は浅草の町人と吉原の遊女が情死した事実を題材にした新内節の代表的な作品の一つです。
今回は、10分ほどの演奏でしたが、是非全編聞いて新内節を堪能したいと思われたひとときでした。

3曲目 志賀直哉作「転生」 朗読 秋田桂子 三味線伴奏 新内剛士
 志賀直哉が「気軽な戯作」と称する小品で、癇癪持ちの直哉によく仕えた康子夫人の面影をユーモラスに伝えているとされています。今回の企画をしたことの縁で秋田が朗読をさせていただく光栄に預かりました。素人の朗読に三味線の伴奏を付けていただき、感謝です。

最後に新内氏は「三味線の材料はメード・イン・ジャパンではなく輸入材料が殆どです。そして皮は猫の皮です。猫の命をいただいて演奏しています。」と説明して講座を終えられました。6月には、国立劇場で大震災復興のチャリティ公演をされるとのことです。今後もさらにすばらしい演奏活動を続けて大きく羽ばたいていただきたいと願います。(秋田)

すっかり聴き惚れていた受講者のアンケートの一部をご紹介します。
・「和解」の大団円の親子の和解のシーン。セリフがとても表現豊かに現されていて、立体的にドラマティックに情景が目に浮かんでまいりました。とても新鮮な味わいがありました。また、「明烏夢泡雪」はさすが新内の名調子、深く味わいました。有意義なひとときに感謝!
・「和解」を新内節で聞かせていただきその時々の情景が目に浮かび、泣けてくる様な場面が多々ありました。歌舞伎で踊り手さんと一緒に出演している錯覚におちいりました。
・新内についての解説、とても分かり易かった。馴染みの無かった新内節に志賀文学を通して触れることは大きな魅力だった。
・声が極めて明瞭で、一流どころの語りは流石、凄い。情緒あふれる一時で、まるで座敷にでもいるような感覚。貴重なる初めての経験。名文の清烈なまでの語り。粋ですね!
・実におもしろい企画であった。特に地元に関係の深い志賀直哉の「和解」を講師が自らの手で作曲した本邦初演の新内で聴き感動させられた。これからも、若い世代として若い人々の為に新しい文学を新内で語り部となって欲しい。新内に改めて惚れなおした。三弦を使う歌の違いが勉強でした(DVDで)粋な講演会だった。「転生」の三弦伴奏の朗読も粋であった。
・あらためて「和解」を読みたくなりました。
・もう一度「和解」を聴きたい。1時間ぐらい。
2011/04/16のBlog
クモ膜下出血の最大の原因となっている脳動脈瘤は、中膜のない先天的血管壁が瘤状に変化したもので、大きさは1~2mmから時には30mmを超えるものがあります。この動脈瘤の治療には、開頭して血液が動脈瘤に流れ込むことを防ぐため、動脈瘤の頸部をクリッピングで閉鎖する「開頭クリッピング術」のほかに、開頭せず血管の内膜からコイルを用いて治療する負担の少ない「血管内治療(コイル塞栓術)」があります。

今回のふれあい塾あびこ公開講座は、「切らずに治す血管内手術」と題して、
名戸ヶ谷病院脳神経外科医師 熊坂 明氏にこれらの治療法とその比較について、お話しいただきます。

講師略歴:1995年東海大医学部卒業。日本脳神経学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳卒中学会専門医。

日時は2011年4月21日(木) 10:00-11:30、
場所は我孫子市生涯学習センター「アビスタ」ホールです。
参加費は¥700、みなさまのお出でをお待ちしております。(小野)