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2018/07/19のBlog
シリーズ「古典の恋歌」⑦ 『万葉集』『大和物語』『源氏物語』『狭衣物語』
―入水する女系譜―
文学博士・國學院大學講師 堤 康夫講師

 古典の恋歌シリーズも7回目になります。今回も猛暑にも関わらず、多くの堤講座フアンが来場され、熱心に聴講されました。

講師は「古典文学においては、女性の自殺は圧倒的に入水によるものが多いが、その状況・動機は様々です。今回は、『万葉集』『大和物語』『源氏物語』『狭衣物語』の4作品を通して入水に至る状況を比較してみましょう」と前置きされて、4作品の女性の入水パターンを概略以下の通りお話されました。

・奈良時代に編まれた『万葉集』では、多数の男性に愛され、一人の男性に絞れないが故に悩んだ末の自殺

・平安時代前期の『大和物語』では、性格も愛情程度も同じような男性二人に言い寄られ、男性二人の争いを悩んだ末、生田川に身投げ自殺

・平安時代中期に書かれた『源氏物語』では、浮舟が薫大将、匂宮という全く性格の違う二人の男性に愛されることで悩み、宇治川へ身投げ

・平安時代後期に書かれた『狭衣物語』では、姫君と主従関係にある男性二人に対し、身分の低い者と結婚出来ないと嘆き、海に身投げする

講師は「次回は、入水ではないミステリアスな死について考えてみましょう」と次回講座へ期待を抱かせつつ、お話を終えられました。

聴講者からは「真間の手児奈のいわれの場所に行ったこともあり、楽しく聞かせていただきました。時代によって話が変わっていくのも。おもしろかったです」、「興味深く聞きました。時代がかわるにつれ、内容もかわるおもしろいお話で、疲れも飛びました」などのアンケートが寄せられました。  (酒井 弘)
2018/07/18のBlog
[ 06:35 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
「童謡」が生まれて100年!

今年は、童謡が生まれて100年の節目にあたります。本日は、詩人・日本童謡協会副会長の宮中雲子先生に“「童謡」が生まれて100年!”の講座をしていただきました。宮中先生は、当塾に平成14年、19年、25年に続き、今回で4回目のご登壇です。厳しい暑さの続く中、けやきプラザ研修室は満席となる等、童謡に対する関心の高いことが伺えました。

冒頭、宮中先生は、ご自身のペンネームは長年師事されたサトウハチロー先生(日本童謡協会初代会長)が命名してくださったと話された後、次のように100年の歴史を童謡のCDをかけながら、作家たちの映像を映しながらお話しされました。
 
・童謡が生まれる以前は、『どのおせんべやけたかな』『ずいずいずっころばし』などの「わらべうた」や唱歌(作者が明かされていなかった歌)が子どもの歌でした。

・大正7年(1918年)鈴木三重吉が「自分の子どもに読んで聞かせる本や歌ってあげる歌がない」との思いから雑誌『赤い鳥』を創刊しました。三重吉は、北原白秋(当時34歳)に詩を依頼しました。白秋は北海道帯広地方の「わらべうた」を下敷きに『赤い鳥小鳥』を、そして次々に『ゆりかごの歌』などの詩を書きました。象徴詩を書いていた西條八十がカナリヤを自分の象徴として書いたものが『カナリヤ』です。当初、詩として発表されたものに成田為三が作曲し、大正8年に楽譜が掲載されました。

・同年には野口雨情が中心となり雑誌『金の船』が創刊されます。本居長世や中山晋平が作曲し、多くの童謡が生まれました。長世は、自分の娘たちを童謡歌手として全国を回り、レコードデビューもさせて童謡を広めていきました。この時代は、『少年』『日本少年』『少年世界』など数多くが一般の児童雑誌として出版されました。中でも『少女号』には、鹿島鳴秋『浜千鳥』、清水かつら『叱られて』の作詞に弘田龍太郎が作曲をするなど、今も歌い継がれている童謡が生まれました。

・大正14年にはラジオ放送が始まり、昭和3年になるとレコードが大衆化されてレコード童謡が盛んになります。その後、白秋の門下生だった巽聖歌や与田準一が次々に童謡を書いていきます。
昭和16年に太平洋戦争突入のため、『お山の杉の子』などの童謡の歌詞にもその影響がみられることになります。この歌は「少国民懸賞募集作品第1号」として当選したもので、サトウハチローが推したものです。

当日配布されたレジメには、戦後から現在に至るまでの童謡史が記されていましたが、ここで残念ながら、講座終了の時間となりました。『里の秋』(斎藤信夫詩・海沼実曲)のCDに合わせて受講者の皆さんの歌声とともに講座を終了ました。
(秋田桂子)

<アンケートより>
・近頃童謡の素朴な言葉が心にしみるようになりました。きょうはたくさんの綺麗な歌を鑑賞でき、作詞家の各々のエピソードなども伺えて愉しいひとときでした。唯、資料やレコードの順序が整っていなかったは残念です。
・童謡の創成期のことが分かって、良かったです。
・童謡にこんなにいい歌が多くあることに、気づかされました。童謡を聞きながらお話が伺える企画が、とってもよかったです。久しぶりに子どもに帰ったような気がしました。
・「童謡100年」がすこしわかりました、これからも親しみをもって歌っていきたいと思っています。
2018/07/11のBlog
本日は、「日本のシェイクスピア」と言われる井上ひさしの三女である井上麻矢さんによる2部構成の講座でした。会場は満席でした。

第1部‥朗読「母と暮らせば」
父ひさしが書いた「父と暮らせば」の対になる作品で、山田洋次監督と麻矢さんが共作です(吉永小百合主演で映画化、第36回日本アカデミー賞を授賞)。麻矢さんは、何度も長崎を訪れ、関係者から当時の話を聞きながら言葉を紡いで来られたとのことで、長崎弁を巧みに使いながら語ってくださいました。
長崎の医学生になったが原爆の投下で死んでしまった息子浩二が、生きている母伸子と語り合う。浩二の恋人の町子に幸せになってほしいと願う心と、何時までも自分の恋人であってほしいと思う気持。その二人についての母の複雑な思い‥。そんな三人をBGMにのせて見事に朗読してくださいました。

第2部‥追憶「父・井上ひさし」
作家・井上ひさしの娘として生まれた麻矢さんの口から、類を見ないような井上家の生活ぶりが、滑らかな口調で次々と明らかにされました。家の中には蔵書があふれ、棚から落ちてくることもあったとか、「学校に行かなくてもいいが、本を読みなさい」とたくさんの本に与えられたとか、原稿の仕上がりを長時間待つ編集者たちの接待をしたとか、驚く話が続きました。

麻矢さんの、苦労を苦労と感じない前向きな姿勢がこのような生活から生まれたのではと思い知らされました。また、亡くなる前に聞いた「夜中の電話」での「父の言葉」が今、心の支えになっていることも語られました。

最後に「私たちは何を引き受けて、何を伝えていくかを考えていきたい」と呼びかけられ、「芝居を見なくても生きていけます。けれど芝居を見ることは心に貯金をするようなものではないでしょうか?」と観劇の勧めをされました。我孫子の風景や受講者の姿勢についての好印象も語ってくださいました。

圧倒的に好評だったアンケートの一部をご紹介します。 (秋田桂子) 
・内容がとても深く、重く、そして朗読は素晴らしく、また是非聞きたいと思った。
・終戦当時の頃を思い出して泣けてきました。朗読中の音楽も大変良かったです。
彼女はなかなか話し上手でPR上手で、魅力的でした。
・今年で82歳になる小生も寄る年波、戦後の平和な生活に慣れてしまい、つい戦時中の経験(幼児→小学生)、終戦間際の日本国の悲劇の数々を少しずつ忘れかけているが、朗読を聞き、再び当時を強く思いだし、最近の世の乱れ、将来への不安強く感じずにはいられなかった。若者たちよ!!平和ボケで浮かれていてはダメ!! 
・「悩み」と「問題点」を分離せよ、という井上ひさしさんの言葉が大変役立つことになりそうです。
・氏の小説は大学生時代によく読みました。現代の若い人にもぜひ読んで欲しいです。
・魅力的な企画をなされていると思います。今回は特に素晴らしいと思いました。

2018/07/06のBlog
7/5トランペットと共に旅をするⅡ
東京藝術大学名誉教授 トランペット奏者 杉木峯夫氏

きょうは我孫子市ご在住で日本トランペット協会理事長、東京藝術大学名誉教授の杉木峯夫氏、ご子息で東京藝術大学音楽部ご卒業で修士課程修了のトランペット奏者 杉木淳一朗氏、同じく淳一朗氏と同窓・同級の東京藝術大学音楽学部ご卒業のピアノ奏者 西島麻子さんにお願いをして、「トランペットと共に旅をするⅡ」と題したレクチャーコンサートを開催しました。

パートⅡとしたのには、2016年の七夕の日に、「トランペットと共に旅をする」と題するコンサートを開催しましたためです。

この時杉木峯夫氏と淳一朗氏は熱演の間に、トランペットの仕組みと鳴らし方について「トランペットの全長は約1m31cm、直系17mmのマウスピースを装着するが、音が鳴る部分は1mmなので音域を一定に保つのが難しい。NHK『ためしてがってん』の番組で検証したが、フォルテの音が届く距離は800m、メゾフォルテが届く距離は500mでした」と解説、ナチュラルトランペットから、ロータリートランペット、スライドトランペット、コルネットやピッコロの実物を開示し演奏され、これらのレクチャーも大好評でした。

今回のパートⅡのレクチャーコンサートでは、

トランペットチューンとアリア(H.パーセル)
アダージョとアレグロマルツィアーレ(G.F.ヘンデル/フィッツジェラルド編)
シンフォニアとアリア(G.F.ヘンデル/杉木淳一朗編曲)
ヴェニスの謝肉祭(J.B.アーバン)
この小さな地球~ミュージカル「河童の転校生」から(松下功)
3つの踊り(ルネ・ベルトゥロ)
アメイジング・グレース(賛美歌)
きらきら星変奏曲(W.A.モーツァルト)
夜空のトランペット(ニニ・ロッソ)
エリーゼのために(L.V.ベートーヴェン)*ピアノ独奏
トロイメライ(R.シューマン)*ピアノ独奏
アーバンファンタジー(J.B.アーバン/水口透編曲)

を演奏されました。
この演奏の間に、今回も峰夫氏は、峯夫氏と淳一朗氏の足元に置いてあるマット状のものについて「管楽器を吹いていると水が溜まり、それが楽器の外に流れ出してくるんですよ。そのために足元に、ペットシートを置きました。水分の吸収と、ステージを汚さないためです」とユーモラスに解説してくださいました。

また、前回の2016年に好評だった「ゴムホースで作ったトランペット」についても、淳一朗氏が「ガスのホースを1m30cm買ってきて、市販の数百円のマウスピースを装着する。そして吹くと、ソの音が出る。さらに数百円の漏斗を買ってきて付けると、あら不思議、トランペットらしい音が拡がる」と改めて解説された後、ゴムホース・トランペットと本物トランペットの競演で「夜空のトランペット」を吹いてくださいました。

最後は小椋佳作詞・作曲の「我孫子市民の歌」をみんなで歌い上げ、楽しい午後のひと時を過ごすことができました。来場頂いた130名のお客様にも満足いただけたようで、以下そのアンケートの一部をご紹介します。

*生で聞く二台のトランペットのハーモニーと迫力はすばらしかったです、特に親子揃ってのトランペットは息も合い感動しました。アーバンファンタジー、お話も面白くトランペットのすばらしさを益々感じました。

*東京藝大名誉教授の杉木氏そしてご子息のトランペット奏者として、お二人の素晴らしい演奏と掛け合いに感動してしまいました。素晴らしい!!親子として同じ道を歩まれる杉木名誉教授とご子息様を応援させていただきとうございます。機会をみてまた、お二人の演奏を聞きとうございます。

*トランペットの生演奏を聴くのは初めてでございました、演奏には50%の技術と50%のお人柄が備わってこその芸術だと思いました。例えば機械が演奏しても感銘は生じません、峯夫先生のご尊顔と物腰には大きな感銘を受けました。淳一朗先生も年輪が重なれば、同様に更なる感銘を人に与えられるでしょう。

2018/07/05のBlog
平成30年7月1日付けで特定非営利活動法人ふれあい塾あびこの理事長に、
秋田桂子が就任致しました。

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