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父と子の愛着形成プログラム研究委員会
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2007/08/30のBlog
[ 13:27 ] [ お父さんと子どものふれあい事例 ]
先日うかがった、父と子の愛着形成の実践事例のヒアリング第一弾、パパ’S絵本プロジェクトと、ファザリング・ジャパン(FJ)の活動について、代表の安藤さんに委員の皆さんと伺った内容を一部ご紹介します。

『Fathering=父親であることを楽しもう』
をビジョンにかかげているFJさん。関わっている皆さんが『笑っている父親』である所以がわかるかも・・



●定番絵本を持ち寄り〝何かやりたいよね〟からスタート
・ FJの取組に先んじて、『パパ’s絵本プロジェクト』が4年前から発足していた。
・ たまたま仕事でしりあった同世代の3名が集まって飲み仲間であった。絵本の話をしつつ、『何かやりたいよね』からスタート。

●絵本はコミュニケーションツール
まずはHPの立ち上げからスタート。論評ではなく、絵本をコミュニケーションツールとして紹介していくことを前提として、楽しみ方に関するコメントを掲載した。その後ネット上だけでなく、子供とのコミュニケーションのために、リアルなイベントへ展開、『パパの絵本読み聞かせ』を開始。

●いわゆる〝いい子〟が増えてきている
読み聞かせを行なう中で、気づくのは積極的なお父さんは一握りであるということ。そして、どうしたらいいのか・・、と悩んでいるお父さんの子供もおとなしい、という傾向もみえてきた。まったく笑わない子供、反応しない子供が見られる。その後ろには、笑わない母親が・・。 いわゆる“いい子”が増えてきている。

●遊び方を知らない若いお父さんへのアラート
子どもとの関わり方に悩んでいるお父さん、奈良の長男放火事件がトリガーとなり、 『ファザーリング(父親を楽しむ)・ジャパン』の活動発起へ。

先日うかがった、父と子の愛着形成の実践事例のヒアリング第一弾、パパ’S絵本プロジェクトと、ファザリング・ジャパン(FJ)の活動について、代表の安藤さんに委員の皆さんと伺った内容を一部ご紹介します。


●『良い父親ではなく、育児を楽しむ父親を増やす』ために
・ 多様な父親のモデルを見せること。
 #実際は、自分自身の父親がモデルになっている人が多いのでは。現代の、多様な働き方、ライフスタイルに
 応じた多様なモデルをみせることが大切。
・ 子育て自体が難しいと思い込んでしまう父親へのメッセージを。
 #父親向けの子育て情報を集約して、提供。『FJパパインタビュー』としてコンテンツ化している。

●『あなたがFJでやりたいことを表明してください』
FJに関わること=情報等を受けるばかりでない。父親として、自身がやりたいことをつかんでもらう。

●子供の誕生を機に『お父さんのOSを入れ替える』
子供と触れ合う、だけでは変わらない。父親自身の仕事の考え方、地域社会とのかかわりなど、ミッションをもたないと変わらない。そうでないと『子育ての関わり方=参加』の域をでない。

● 『父親が変われば家庭が変わる、地域が変わる、企業が変わる』
OSの入れ替え等によって父親自身が変わることが、子どもとの関係、夫婦の関係を変える。そして、子育てに関わる取組に積極的にコミットしていくことで、地域とのかかわりにつながり、父親同士のコミュニケーションの機会、ネットワークづくりにもつながる。そして、属する企業が変わっていくことを目指している。
先日うかがった、父と子の愛着形成の実践事例のヒアリング第一弾、パパ’S絵本プロジェクトと、ファザリング・ジャパン(FJ)の活動について、代表の安藤さんに委員の皆さんと伺った内容を一部ご紹介します。

父と子のかかわり方は、多種多様・・・ 唯一絶対の方法はない。
それぞれのスペシャルをみつけてほしい・・



●絵本=教育ツールという幻想・ 読み聞かせに対してのハードルの高さ。
・ 絵本売り場に立つこと自体が恥ずかしい、と思う父親も多い。(大阪の書店では、ビジネス書のとなりに絵本売り場を置いたところ、非常に売れたという実績も。)

●絵本をコミュニケーションツールとした父と子の関わり
・ 大人になっても、絵本を通してお父さんの声が聞こえてくる。
・ 絵本は、子どもの世界づくり。読み聞かせはエンターテイメント。
・ 子どもは父親と一緒にいること自体が楽しい。
・ 絵本選びは父親自ら楽しむ。 
・ 〝我が家の定番の絵本〟をつくってほしい。

●ツールは必ずしも絵本でなくてもよい
・ 父親自身がよく手にする、車のカタログでもよい。子どもにとっては、〝楽しそうなお父さん〟を感じられることが嬉しい。
・ ツールを通して、新たなステップへ広がりを見せる。(車のカタログから、一緒に洗車をすること、といったリアルなコミュニケーションへの展開)
2007/07/06のBlog
[ 13:00 ] [ プロジェクトの説明 ]
さてさて、文科省の事業については既に説明しましたので、
今回は、私たちがこのプロジェクトを立ち上げた理由についてです。

文科省の要項には「各地域の創意工夫を活かした独自のプログラム」と書いてあります。

私たちの地域は遠距離通勤でかつ、長時間労働をするお父さんが多いところです。
また今、乳幼児を持つお父さんはいわゆる団塊の世代ジュニアで
ご自身も父親と触れ合った経験がなく、
子どもと触れ合いたい(遊びたい)のに
ふれあい方(遊び方)が分からない・・・
そもそも、父と子の愛着形成の必要性に気がついていない・・・ 
という父親が多いのではないかと思いました。

そこで、
『帰宅が遅いから、触れ合う時間や余裕をもてない』
『子どもと触れ合いたいが、どうやって接したらいいか分からない』 ・
『地域の子育て支援などの情報が父親(働く母親)ない、存在すら知らない』
という父親の、可能な限りふれあい、コミュニケーションをする方法を提示し、
それぞれのライフスタイルに合わせて選択してもらうプログラムを検討することにしたのです。


今日はこれぐらいにしておきます。
次回は具体的に何をするかを書こうと思っていますが、
明日明後日はお休みだし、
月曜日は宝塚雪組「エリザベート」の東京公演観劇のため
有給休暇をとっているので、次回更新は火曜日です。

さぁ、お昼に行こう!
何を食べようかな??

2007/07/05のBlog
文部科学省の『子どもの生活リズム向上のための調査研究』の概要です。

【事業の趣旨】

子どもの望ましい基本生活習慣を育成するため活動に取り組む団体を指定し、
(1)実践地域における事例の効果の検証や分析等
 (=『先進地域の調査研究』)や、
(2)脳科学等の知見を踏まえた乳幼児期における
 愛着形成の観点から、乳幼児を中心とした実践活
 動を伴う調査を行い、効果の検証や分析等
 (=『乳幼児期の調査研究』)

を行なったうえで、その成果を全国に普及する。

【事業の内容】『乳幼児期の調査研究』

子どもの生活リズムを向上させるため、
乳幼児期における愛着形成や生活リズムの向上に向けた
各地域の創意工夫を活かした独自のプログラムを考案し、
一定期間(数ヶ月程度)家庭内や幼稚園・保育園等で実施し、
実施前後の改善状況や効果的な手法や成功事例等をとりまとめる事業

私たちはこの事業の『乳幼児期の調査研究』の
モデル地域のひとつとして採択されたのです。


うーん、数ヶ月程度で改善状況や効果的な手法や成功事例等を
とりまとめるのですが・・・難しいですが、頑張ります。

ただ子どもの生活リズム向上の改善状況を単純に解釈すると、
今まで夜更かしをして、朝、起きられず、朝ごはんを食べることができなかった子どもが
この事業によって、どのくらい「早ね 早おき、朝ごはん」ができるようになったか
と言うことなんですが、
それを強調してしまうと愛着形成という名の不適切な養育になってしまう恐れがあるので、
気をつけようと思います。