2008年11月【号外】第6回全国バスマップサミット(わがまち公共交通会議in新潟)開催

(%手紙%)2008年11月【号外】第6回全国バスマップサミット(わがまち公共交通会議in新潟)開催

(%CD%)「全国バスマップサミット」 とは

「全国バスマップサミット」は、路線バスを始めとした公共交通の利用促進や利便性向上などを目的として、公共交通網を地図化した「バスマップ」を発行している民間団体や個人、さらに有識者や行政関係者などが全国各地から一堂に会し、マップを通じて議論を行うための場として、主に民間団体の手で2003年より毎年開催されています。

(%CD%) 「わがまち公共交通会議〜第6回全国バスマップサミット in 新潟〜」

2008年の第6回全国バスマップサミットは、新潟市の民間団体「にいがた環境交通研究会」主催で、新潟市の天寿園を会場として11月1日〜2日に開催されました。
サミットにて阪神都市圏広域バスマップの紹介もしてきました。

今回のテーマは、メインタイトルとした「わがまち公共交通会議」。
これは、マップという一つのツールに特化することなく、その背景にある「わがまちの公共交通」について、新潟市民も交えて議論したいという研究会メンバーの思いが掲げられたものです。

(%CD%) サミット1日目

【プログラム】
(午前)視察会(新潟市内の住宅街)
※3日目の午前にも視察会(農村地域)あり
(午後)前半:リレーセッション、後半:パネルディスカッション
( 夜 )交流会

新潟市には、バス・鉄道・船および自転車という公共交通機関があります。
1日目のリレーセッションは、これらの事業者(新潟交通、JR東日本、信濃川ウォーターシャトル株式会社、株式会社サイクルシティにいがた)並びに行政および市民の方から、各々の目線で公共交通についてお話していただき、引き続き、新潟市在住の市民を交え、「マップからみた新潟の公共交通と都市づくり」というテーマでパネルディスカッションが行われました。

(%CD%) サミット2日目

【プログラム】
(午前)分科会
(午後)全体会議(本サミット)

2日目は、午前中が二つのテーマ(「公共交通とまちづくり活動」「マップづくりのノウハウ交流会」)に分かれた分科会、午後は「これからの公共交通をかたる」というテーマで全体会議(本サミット)全体会議(本サミット)が開催されました。

分科会後の全体会議(本サミット)では、女性の視点からの提案(地元の元校長先生から貴重なご意見をいただきました)やモビリティ・マネジメントへの言及が人目を引いていました。

(%CD%) モビリティ・マネジメントの視点

(ここから先は個人的な感想になってしまって恐縮ですが)

今回のサミットを通じて改めて感じたことは、バスマップの作成・頒布・広報という一連の活動の流れが「モビリティ・マネジメント」そのものだということです。

既に全国では、バスマップをモビリティ・マネジメントのツールとして用いている地域もありますが、今年度のバスマップサミットでは、このような流れの中にバスマップの存在があることを強く実感しました。

モビリティ・マネジメントという大枠の中での、バスマップ、公共交通インフォメーション、一人一人の交通行動の変容・・・

そして、マップを作ること自体が目的なのではなく、その先に見えるもの(自分たちのまちをどんな魅力的なまちにしたいか、まちづくりのビジョン)を見据え活動していくことが必要なのだと改めて感じました。