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東京自治研究センター 事務局長のひとりごと
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2007/04/03のBlog
東京自治研究センター会議室を会場として、第4回日本プラーヌンクスツウェレ研究会が開催された。当日の報告では広瀬幸雄さん(名古屋大学環境学研究科)のドイツにおける実践例の報告を興味深く聞くことができた。また、今年の東京青年会議所の皆さんが中心になってすすめる取組みも、きわめて意義あるものになると思われた。
■ 広瀬名古屋大学教授の報告
広瀬さんの報告は、ドイツのカールスルーエ(ライン川の近くに位置する人口約30万人の工業都市)における実践例であった。カールスルーエ市の「交通計画」(トラムと呼ばれる路面電車を市街地の中心部だけ地下鉄化する計画)について、一度は僅差ながら市民投票で否決した計画がふたたび地下鉄化と迂回路の「コンビプラン」として再提案され、この計画に対する市民参加プロジェクトの報告であった。
このプロジェクトは簡単に報告すると、ステークホルダー(利害関係者)会議→市民フォーラムでのプラン提案→公募市民による準プラーヌンクスツェレ会議→無作為抽出の市民などによる準プラーヌンクスツェレ会議→市民全員による直接投票という経過ですすめられた。市民直接投票は「コンビプラン」の「是」「否」を問うものであり、結果は55対45で「コンビプラン」が支持されることになった。
興味深いのは、ステークホルダー(利害関係者)会議や公募市民による準プラーヌンクスツェレ会議、無作為抽出の市民などによる準プラーヌンクスツェレ会議の運営が市議会と市議会に設けられた運営委員会が行うものであることや、公募市民の会議、無作為抽出の市民会議とが反対の結論を出すという経緯があった(公募市民の会議は「コンビプランは次善の策」、無作為抽出の市民会議は「コンビプランは最善の策」というもの)ことなどだが、詳しくは省略する。
やはり、実際にどのようにプラーヌンクスツェレが運営されているのか、現地をよく知る研究者からの報告は面白い。
■ 日本における今年の実践
1昨年の千代田区の「市民討議会」が先達となって、「市民討議会」や「市民ディスカッション」という名の実践がおこなわれてきた。今年は東京青年会議所が中心となって、東京では8箇所か9箇所で、全国的には10数箇所で開催するという見通しが報告された。そのうちいくつかは、自治体と青年会議所などによる実行委員会方式で、また自治体主催で行われるものもありそうだ。
すでに立川市では立川青年会議所が中心となって2月に開催し、同じメンバー、同じテーマであと2回開催する予定だという。無作為抽出による市民の選出というのが他の市民参加の方式と異なるところで、「代表性」の担保などに着目する研究者、行政担当者などもあって、今年の実践は注目を集めそうだ。

なお昨年の第3回研究会の報告は、「地域社会研究」第13号に掲載されている。
http://www.shinoto.de/pzjapan/downloads/dlList2007/files/shinotou2007b_dai3N_PZ_KK.pdf

2007/04/02のBlog
獨協大学の法科大学院は、地域に密着し、地域の課題に即した実務教育を重視しているが、地域の課題としてもっとも大切で、急を要する子どもの問題に取り組む「地域と子どもリーガルセンター」と「地域と子ども法律事務所」を開設することとなり、さる3月31日に開所式が行われた。
獨協大学子どもリーガルセンター推進室長の野村武司さん(獨協大学法化大学院教授)は次のように抱負を述べている。
「子どもを救済し、子どもの力を信じて子どもと子どもを支える大人を支援することが、地域・生活の場の課題として何よりも大切です。子どもには無限に広がる未来がありますが、それは今という子どもの時期を保障されてはじめてそれは実現するのだと思います」。「子どもの今と未来のために――地域の課題に応える法律家を養成する法科大学院として『子どもの救済と支援のためのリーガルセンター』を提案することにしました」。
リーガルサービスセンターと地域と子ども法律事務所は今日(4月2日)から業務を開始することになるが、東京自治研究センターとも縁が深いNPO法人情報公開クリアリングハウス室長だった三木由希子さんが事務局長として迎えられた。
大学の今後のあり方が、「地域の課題とどのように連携するか」にあることは、この間さまざまに言われてきた。子どもの課題に真正面から向き合おうとする、獨協大学の今回の構想は、その意味でもきわめて注目される。

獨協大学「子どもリーガルセンター推進室」は次のサイトに掲載されている。
http://www.dokkyo.ac.jp/kodomo_lg/index.htm

2007/03/30のBlog
市民も変わる 社会も変わる 議会だって、変わらなきゃ。
この言葉をキャッチフレーズに、今年1月に結成したばかりの「自治体議会改革フォーラム」が活発に活動している。全国各地に、このフォーラムに賛同し、議会改革を訴えるネットワークが広がっている。すでに賛同議員・立候補予定者は400人を超え、416名(2007年3月29日現在)。

フォーらの呼びかけ『変えなきゃ!議会2007』の一部を紹介する。
▽▽▽
各地の実践や研究報告などから、多くの自治体議員の間で合意・共有することのできる議会改革項目を、「わたしたちがめざす議会改革目標10」として提案し、今春の統一自治体選挙において、その第一ステップ、まずはじめに実現すべき3項目として、①議員同士が責任を持って自由に討議する議会、②市民も参加できる開かれた議会、③積極的に情報を公開し透明性のある議会―を掲げた全国的な議会改革キャンペーン「変えなきゃ!議会2007」を呼びかけたいと思います。
キャンペーンでは、趣旨や改革項目に賛同し、議会改革の必要性を訴える、また、選挙で掲げる公約、政策、マニフェストに盛り込み、市民に対して改革実現を約束する候補者を増やし、多くの賛同議員を生み出すことで、議会改革の機運を高め、現実的に議会改革を変えていくことをめざしています。
△△△

もっと知りたい人、立候補予定者は次にアクセスを!
http://gikai-kaikaku.net/index.html

2007/03/29のBlog
「東久留米ほとけどじょうを守る会」は1991年2月の発足だから、今年で16年目の春を迎えた。会の発足の前には約2年の学習活動の期間がある。だから、実質18年に及ぶ活動の歴史があることになる。
その「ほとけどじょうを守る会」がこの3月、『東久留米 水と緑の散歩道』という小冊子を発行した。小冊子とはいえ、カラー刷り、本文40ページに6ページの散歩マップ付の豪華版だ。
東久留米は東京都の中でも有数の湧水に恵まれ、その湧水が集まって流れる落合川などには「ホトケドジョウ」などの希少種が生息している。そしてたびたび、河川改修工事による絶滅の危機にさらされてきたのだが、清流を守り、魚や水生植物、昆虫、野鳥、雑木林などの自然環境を保ってきた中心メンバーが「「ほとけどじょうを守る会」の人々であった。
小冊子には多くのカラー写真、挿絵がつかわれ、さながら東久留米市の自然環境図鑑になっている。まだ東久留米の自然に接したことのない人は、ぜひこの小冊子を片手に訪れてみませんか。

東久留米ほとけどじょうを守る会:編 定価700円(本体価格)
連絡先:東久留米市野火止3-6-17 豊福(tel 042-475-7643)

2007/03/28のBlog
第4回研究会が、東京自治研究センター会議室を会場に開催される。今回の主な内容は次のとおり。
■ 冒頭報告:篠藤明徳さん(別府大学教授)
プラーヌンクスツェレを考案されたドイツのディーネル教授が昨年12月に逝去され、日本プラーヌンクスツェレ研究会を代表して篠藤さんが葬儀に参列された。このときの様子を報告する。
■ 第1部 広瀬教幸さん(名古屋大学)の報告と質疑
広瀬さんからは、ドイツのプラーヌンクスツェレに関する調査のきっかけになったカールスルーエにおける市民参加の事例研究と、市民パネル型(無作為抽出の市民参加)と利害関係者参加型を統合したモデルの意義等についての説明、報告。
■ 第2部 伊藤雅春さん(環境造形学園ICS・カレッジオブアーツ助教授、玉川ま ちづくりハウス運営委員長)の報告と質疑
 伊藤さんからは、都市計画のワークショップ等、多くの市民参加の設計・運営に関わってこられた経験を踏まえ、市民討議の可能性について発表。

関心のある方は東京自治研究センターの伊藤に連絡されたい。