交流支援プログラム「遺言 meets Envisi」はじまる!

ちょうどお昼頃、仙台からはるばるENVISIの齋藤さんが来幡!

今日は近江八幡のまちづくり現場をめぐるアートツーリズム(というよりまちづくりツーリズム?)です。天若湖APの中塚さん、大枝APの前田さんもお誘いしましたが、残念ながら都合つかず。齋藤さんと藤田との男二人旅になりました。

まずは、八幡堀沿いの土蔵カフェ「Tea Space茶楽」さんで腹ごしらえ。
エスニックな空間にリノベーションされた茶楽の大橋オーナーが偶然居合わせ、早くも権座酒米粉のコアな話題が飛び交い、近江八幡の洗礼を受けます。
齋藤さんは今どき珍しいフィルムカメラで、じゃれてくる大橋さんの息子をパチリ!

食事のあとは、マルチメディアセンターに車を停めて、八幡旧市街をひとめぐり。

●旧八幡郵便局(ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会事務所)
●酒游舘(造り酒屋の酒蔵をリノベーションしたイベントホール)
●尾賀商店(加藤種男氏も絶賛した、空き町家リノベーションによる多目的商空間)
●乃利松(赤こんにゃくの老舗)
●まる竹(近江牛の老舗)
●伝建地区(永原町通り、新町通り)
●アンドリュース記念館(ヴォーリズ建築第1号の旧YMCA会館)
●八幡商業高校(近江商人魂の故郷、ヴォーリズ最初の赴任地)
●日牟禮八幡宮と八幡山ロープウェイ
●八幡堀とかわらミュージアム
●株式会社近江兄弟社とヴォーリズ像

ひとつひとつに物語があるホンモノのまちなみを、2時間ほどでひとめぐり。
齋藤さん曰く「ちょうどいいサイズのまちですねぇ〜」。
なるほど、たしかに。

近江八幡アートツーリズムはまだまだ続きます。

続いて、車で琵琶湖岸へ。
がらっと景色が変わり、琵琶湖を眼前に見ながらの湖岸ドライブコース。ここはおやじ連「湖畔隊」が整備してくれたおかげで、見晴らし抜群。

前々市長が経営するカフェ「シャーレ水が浜」で、海のように広々とした琵琶湖を見渡しながら一服。

そして、休暇村近江八幡のそばにある「アサヒビールの森」の看板を記念撮影。
アサヒビールの社員さんにこの森を案内したのは、実は、映画「ほんがら」にも出てくる島町のおじいちゃんだったことは、後になって聞いた話。

その森をぐるっと半周して、
●「白王里山再生プロジェクト」の活動拠点
●「ほんがら」の舞台になった若宮神社
●「遺言」でも撮影した水田魚道
●「箱庭の里づくり」が進む棚田
●水郷の地域資源「権座」
などを歴訪。

これまた、それぞれに深イイ物語が詰まったスポットばかり。

そして、今夜のお宿である、空き町家をリノベーションしたばかりの八幡酒蔵工房に到着すると、偶然にも、近江八幡のまちづくりに欠かせない八景会代表の村西さんと滋賀県立大教授の柴田さんが居合わせ、齋藤さんそっちのけで、秋に市民開催するヴォーリズ展のコアな打合せが始まってしまった。

さらに、この日八幡酒蔵工房の主催で開催していた和紅茶作りワークショップの講師・赤須氏や、お手伝いに来ていた最近八幡に来たばかりの切れ者・武田さんや成安造形大の学生も加わり、そのまま、工房の主・小関さんお手製の夕食になだれこむ。

夕食が終わって落ち着いたと思ったら、今度は八幡堀を守る会会長の白井さんがひょっこり。

…まだリニューアルオープンして間もない八幡酒蔵工房、工房そのものの経営はさておき、いわゆるコミュニティカフェ的機能は抜群に果たせつつあるなぁ、と改めて実感。今後、ここには面白いヒトが次々に集まり、面白いモノが次々に生まれていく予感。

齋藤さんは、近所にある170円の激安銭湯へ。

いやぁ、初日から中身の濃い一日でしたねぇ。齋藤さん、おつかれさまでした!