引き続きインターンシップの清水春花が書かせていただきます。

フェアウッドパートナーズの活動目的は
持続可能な木材調達の流れを作り
ビジネスをクリーンでグリーンなかたちに変えること

この活動の一部として、インターンシップ初日、
私は埼玉県のときがわ町にある、木質化を施した小中学校の見学に
同行させていただいた。

美しい自然に囲まれた明覚小学校と都幾川中学校はどちらも
思わずため息をついてしまうほど「見事」だった。
どちらの学校にも(全てではないが)地元で採れた木を用いて
木質化したそうだ。

お話をしてくださった戸口皓雄さん(元ときがわ町教育長)や
伊得浩さん(ときがわ町役場木材利用推進担当)たちは
気持ちの良い笑顔を絶やさず、そして誇らしそうに話してくださった。
それもそのはず。
木質化した校舎は暖かみのある自然な明るさに加えて
ほのかにスギやヒノキが香っている。

学年を問わず生徒さんも皆来賓者である私たちに元気よく挨拶をしてくれた。
驚くほど全員が、である。健やかでかわいらしかった。
そして生徒さんたちはまた、とても落ち着きがあるようで
その証に壁や机に落書きが一切ないという。
お話によると、子供たちは幼い時に
「この木は近くの森でおじさんが切ってきてくれたんだよ」と教わるそうだ。
そうしていくうちに物を大切にする気持ちが芽生えるのだろうか。

インターンシップは終わりに近付いているが
フェアウッドの活動目的には、気持ちよく平和に生活するには
こうして物を大切にすることが重要
という気持ちが込められているのではないか?
と思うようになった。

(清水春花/GEFインターン、跡見学園女子大学・生活環境マネジメント学科2年)