2016/01/22のBlog
[ 12:28 ]
[ スタッフのひとりごと ]
最近、フェイスブックページで活動報告をするようになって、ブログは開店休業になっていました。(フェイスブックページも見てくださいね)
「人生の約束」という映画を見てきました。自分だけが正しいと信じていた竹野内豊が演じるIT企業のCEOが、一緒に起業した友と袖を分かち、その友の死によって、変わっていく様が軸になっています。舞台は、富山県新湊地区、富山湾越しに見える立山連峰がすばらしく良い風景です。暮らし、老いや死、ふるさとや祭りといったものが物語を紡いでいきます。
監督は、TVドラマ「池中玄大80キロ」の石橋冠。今回の映画でも西田敏之が演じる玄さんには泣かされました。体調が悪く床にふせる玄さんを女将さんが支えます。祭りの主役「曳山」が「イヤサーイヤサー」のかけ声とともに町を駆けていく様子を二人で見るシーン、たまりません。女将さん役は、室井滋。いい役者が映画を支えています。
玄さんは、曳山をひくことを「つながる」と表現していました。縦と横の軸。過去と未来と現在。家族や友達、ふるさと、そして亡くなった人…つながることで今を生きられる。人生というものは、そういうものだったのではないかと思います。曳山があることで、つながる…という物語は、古材文化的にいうならばまさに「文化は形に宿る」。大切なものや自分はここに確かにあるのだけれど、あいまいではかないがゆえにそれをつなぎとめる「祭り」や、暮らしを包む「家」などの「形」が必要なのかなぁとぼんやりと思いました。今、何を大事に思い、つないでいくのか、立ち止まってもいいからじっくり考えたい、そんな気持ちになりました。(よ)
「人生の約束」という映画を見てきました。自分だけが正しいと信じていた竹野内豊が演じるIT企業のCEOが、一緒に起業した友と袖を分かち、その友の死によって、変わっていく様が軸になっています。舞台は、富山県新湊地区、富山湾越しに見える立山連峰がすばらしく良い風景です。暮らし、老いや死、ふるさとや祭りといったものが物語を紡いでいきます。
監督は、TVドラマ「池中玄大80キロ」の石橋冠。今回の映画でも西田敏之が演じる玄さんには泣かされました。体調が悪く床にふせる玄さんを女将さんが支えます。祭りの主役「曳山」が「イヤサーイヤサー」のかけ声とともに町を駆けていく様子を二人で見るシーン、たまりません。女将さん役は、室井滋。いい役者が映画を支えています。
玄さんは、曳山をひくことを「つながる」と表現していました。縦と横の軸。過去と未来と現在。家族や友達、ふるさと、そして亡くなった人…つながることで今を生きられる。人生というものは、そういうものだったのではないかと思います。曳山があることで、つながる…という物語は、古材文化的にいうならばまさに「文化は形に宿る」。大切なものや自分はここに確かにあるのだけれど、あいまいではかないがゆえにそれをつなぎとめる「祭り」や、暮らしを包む「家」などの「形」が必要なのかなぁとぼんやりと思いました。今、何を大事に思い、つないでいくのか、立ち止まってもいいからじっくり考えたい、そんな気持ちになりました。(よ)
[ 11:13 ]
[ 文マネ講座 ]
京都市文化財マネージャー育成講座が開講しました。前身の伝統建築保存・活用マネージャー養成講座が4期、文マネ講座が8期となりました。この12年通して講座では、資格を問わず、居住地を問わず、歴史ある建物の保存活用やまちづくりにかかわっている、かかわっていこうとする意思を持つことを受講資格としてきました。
京都を含む近畿圏で活躍される方が多いですが、新潟、東京、静岡、大分…各地で活躍される方々もおられます。また、修了者で組織するグループがあり、ネットワークが広がっています。修了者のグループKOMO(古材文化の会 伝統建築保存・活用マネージャー会)といい、事務局もメンバーに入れてもらっていますが、自主的自律的な組織です。
2015/04/14のBlog
[ 17:22 ]
[ イベントや活動の様子 ]
4月11日に「障子貼りワークショップ」を行いました。建物は普段からメンテスをすることで長持ちします。古材文化の会では「住まいの学校」として建物所有者や居住者がメンテナンスを学ぶ講座を行ってきました。民家を会場としてお借りして、実際に障子の貼り替えをしながら、ちょっとしたコツを学びました。
昔は年に一度、障子の貼り替えをするのは珍しくありませんでしたが、何年かそのまま貼り替えないおうちも増えてきました。今回は、ちょっとしたコツを教えてもらいながら、所有者ご夫婦も一緒になってみんなでワイワイと楽しく貼り替えができました。
昔は年に一度、障子の貼り替えをするのは珍しくありませんでしたが、何年かそのまま貼り替えないおうちも増えてきました。今回は、ちょっとしたコツを教えてもらいながら、所有者ご夫婦も一緒になってみんなでワイワイと楽しく貼り替えができました。
2015/02/17のBlog
[ 18:16 ]
大津市の有限会社柴山建築研究所(柴山直子さん)からのご連絡で、近年では珍しい木造建築の曳き家を見学しました。
道路拡幅工事に伴い、昭和初期に建てられた築80年の大津町家を曳き家して残される決断をされたそうです。残そうと考えた所有者の奥村さんも素晴らしいですが、その思いを受け止めて専門家として実現した設計者の柴山さん、施工者の清水建設工業株式会社も立派です。
16日の午後に行われた曳き家作業の見学会には新聞社やテレビ局から取材があり、近くの住民の方々や当会の会員でたくさんのギャラリーが集まりました。
曳き家の実際に関わったり見学した方はこんな方法で建物を活かすやり方が有るのだと心に刻まれたことと思います。柴山さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。
本当に歴史の中で育まれてきた建物の命を生かし切ることが困難なことが多い今日この頃ですが、良い技術を見せていただきました。
完成後にはもう一度訪れたいと思います。
道路拡幅工事に伴い、昭和初期に建てられた築80年の大津町家を曳き家して残される決断をされたそうです。残そうと考えた所有者の奥村さんも素晴らしいですが、その思いを受け止めて専門家として実現した設計者の柴山さん、施工者の清水建設工業株式会社も立派です。
16日の午後に行われた曳き家作業の見学会には新聞社やテレビ局から取材があり、近くの住民の方々や当会の会員でたくさんのギャラリーが集まりました。
曳き家の実際に関わったり見学した方はこんな方法で建物を活かすやり方が有るのだと心に刻まれたことと思います。柴山さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。
本当に歴史の中で育まれてきた建物の命を生かし切ることが困難なことが多い今日この頃ですが、良い技術を見せていただきました。
完成後にはもう一度訪れたいと思います。
2014/05/10のBlog
[ 14:16 ]
[ お知らせ ]
KOMO(古材文化の会 伝統建築保存・活用マネージャー会)が
企画運営する年に1度のお祭り…「活マネ祭り」改め
「KOMOフェスタ」を5月17日に開催いたします。
今回は、古材文化の会がH24,H25年に京都市から委託を受け、
KOMOのメンバーが取り組んだ「京都を彩る建物や庭園」の
調査報告会を行います。
京都市内だけでも北から南まで多様な文化があり、
産業、生業などにも影響を受け、建物それぞれに
個性が見られます。
また、建物は景観を構成する要素であるということが
改めて感じられることと思います。
建物を通して見えてくる日本の文化、魅力をぜひこの機会に
再ハッケンしてください。
申し込みは、古材文化の会事務局までお願いします。
※ちらし(PDF)も参照ください。
企画運営する年に1度のお祭り…「活マネ祭り」改め
「KOMOフェスタ」を5月17日に開催いたします。
今回は、古材文化の会がH24,H25年に京都市から委託を受け、
KOMOのメンバーが取り組んだ「京都を彩る建物や庭園」の
調査報告会を行います。
京都市内だけでも北から南まで多様な文化があり、
産業、生業などにも影響を受け、建物それぞれに
個性が見られます。
また、建物は景観を構成する要素であるということが
改めて感じられることと思います。
建物を通して見えてくる日本の文化、魅力をぜひこの機会に
再ハッケンしてください。
申し込みは、古材文化の会事務局までお願いします。
※ちらし(PDF)も参照ください。
――――――――――――――――――――――――
第2回KOMOフェスタ「再発見は、彩ハッケン!」
-京都を彩る建物や庭園認定調査報告-
――――――――――――――――――――――――
日時:5月17日(土)見学会:10時受付/発表会:1時開始(12時半受付)
場所:歴史・文化・交流の家(長谷川家住宅)
京都市南区東九条東札の辻町5番地
<http://hasegawa.okoshi-yasu.net/>
参加費:見学会500円、報告会500円、交流会4000円
※和装の方、報告会無料
京都を彩る建物や庭園については、京都市のホームページを参照ください。
<http://www.city.kyoto.jp/irodoru/irodoru.html>
第2回KOMOフェスタ「再発見は、彩ハッケン!」
-京都を彩る建物や庭園認定調査報告-
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日時:5月17日(土)見学会:10時受付/発表会:1時開始(12時半受付)
場所:歴史・文化・交流の家(長谷川家住宅)
京都市南区東九条東札の辻町5番地
<http://hasegawa.okoshi-yasu.net/>
参加費:見学会500円、報告会500円、交流会4000円
※和装の方、報告会無料
京都を彩る建物や庭園については、京都市のホームページを参照ください。
<http://www.city.kyoto.jp/irodoru/irodoru.html>