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事務局日誌(NPO法人 古材文化の会)
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2014/01/21のBlog
[ 14:26 ] [ スタッフのひとりごと ]
先日、会が(公財)京都市景観・まちづくりセンターの再生セミナーに協力したイベントで火鉢を使いました。火鉢にあたりながら、京都市北区雲ケ畑在住の久保さんの山仕事のこと、薪や炭のある暮らしのことなどのお話を聞きました。
今ある暮らしは、私達が選択してきた結果なのだと思っていましたが、最近、本当にそうだろうか?と疑問を持つようになりました。日本が経済成長を遂げる過程でエネルギーや産業に著しい変化があり、それをあたりまえのように思って私は、暮らしてきました。薪や炭だけをエネルギーとした生活には戻れませんが、「薪も炭もある」暮らしを私は選択したい。
木材価格の低下や木自体が使われなくなったことで林業に携わる人も減っています。久保さんは、親が「切り番」で自分は「世話番」だと言われます。生業も家も親子でつなぐ仕組みがなりたたない現代の暮らし。「世話」だけでは、生業にはならないのですが、先祖が守ってきたものを捨てるわけにはいかないと久保さんは山仕事を今も続けておられます。地元の仲間と森林整備をし、学生ボランティアと一緒になって町の人を巻き込んでのイベントにも積極的です。
かつて村の経済を成り立たせ、町の暮らしを豊かにしてきた薪炭。そこから見えてくるものがたくさんあります。山仕事は、単に産業としてだけでなく、森林を整備することによって景観や水源が守られているという側面もあります。そしてそれは、町の暮らしを豊かにしてくれています。すぐに結果を求められ、先のことを見ているヒマがないような暮らしではなく、ものごとをひいて見て、全体を考えられるような暮らしをつくっていきたいです。(よ)
[ 13:57 ] [ イベントや活動の様子 ]
昨年の秋の話になりますが、「古建具・古道具・手しごと市」を行いました。会場となったのは、事務所の大家さん宅の露地とお庭です。たくさんの方に来ていただきました。紅葉のシーズンに併せて開催しようということで、11月下旬にしたのですが、お庭のでも日のあたらない場所での出店者さんは、寒い思いをされたかもしれません…。
春にも開催を予定していますが、ストック場所や目的の共有など整理する課題もあります。関係者一同、今後も思いを共有しながら開催方法を検討いたしますので、あたたかく見守ってください。そして、「できることなら誰かに使ってもらえれば…」と古道具を提供いただいた多くのみなさまのご厚意に感謝いたします。
購入していただいた、古道具や建具のゆくえなども追々ご紹介したいと思っています。1/25から開催される「京都府美術工芸新鋭展」でその一部がご覧いただけます。建具を展示台としてアレンジしてくださったようです。さて、どのような新しい命が吹き込まれたのでしょう? 私も見ていませんので、楽しみにしています。場所は京都市中京区三条「京都文化博物館」で9日まで開催されています。(よ)
2013/11/11のBlog
[ 11:18 ] [ スタッフのひとりごと ]
みんなの力を集めて何事も行うというのはNPOならではで、古材文化の会らしいところです。当日の準備も受け付けもお花や立て看板まで、みんなの力と思いが集まって、形ができています。シンプルな立て看板ですが、丁寧に作られています。(字は会員さんの奥様が書いてくださいました)。朝の短い準備時間でササッと秋の花を生けていただきました。活動が拡がるなかで、足りないものたくさん見えてきても問題の本質を見失わないよう慌てず騒がず(!?)あるものを最大限に活かす前向きな努力ができる事務局を目指します!
[ 11:11 ] [ イベントや活動の様子 ]
11月2日に第20回定期総会が行われました。1994年9月に任意団体「古材バンク」が生まれて、満19才になり、ハタチにむけてスタートしました。
節目となる年にはいろいろなことが重なります。会の立ち上げから今まで会長を務めてこられた永井先生が今回の役員改選で理事を辞められます。
一緒にいろんな課題を乗り越えて来られた理事の方々にとっても一段と感慨深い総会となったのではないでしょうか。
そして、この日の総会には、はるばる長野県から降幡廣信さんが参加してくださいました。降幡さんは、今のように古民家は再生し使い続けることができるという考えが広まっていない時代から、「民家再生」を行ってきた建築家です。古材文化の会(当時「古材バンクの会」)の行事に「全国集会」がありますが、「建築家降幡廣信の仕事を訪ねる」再生木造見学会が第1回めでした。1996年6月のことです。
活動を継続し、積み重なるものがあることで、また前へも進めます。先輩達の残したものは何なのかを節目節目で確かめることが大事だと思いました。(吉)
2013/09/07のBlog
[ 19:05 ] [ スタッフのひとりごと ]
静岡県浜松市、川名。川名に人が住み始めた記録は15世紀までさかのぼることができ、嫁に出すなら川名へと言われる程、裕福な地だったそうです。前嶋さんを訪ねた時に奥様が話してくださったお話のひとつひとつが、面白く時の経つのを忘れそうになりました。

「妹が5才くらいの頃、あのあたりから牛を引いて帰ってきたのよ」といいながら山の途中、段段畑のあたりを指さします。それほどまでに大人しかった牛が、愛おしく大切にしていたことを懐かしそうにお話されます。暮らしが著しく変化していく中で、前嶋家は、今もそこにあり、大切に手入れされ、時代を経たことにより威厳さえ感じます。「豊かさ」とは、なんだろうと考えずにはいられませんでした。(よ)