塩竈・もとまちアート海廊(ウォーク) 企画詳細①

本企画「もとまちアート・ウォーク」は、「まちとアート」をテーマに、アートをまちづくりの「触媒」として活用するアート・プロジェクトです。それは「まちづくり」がメインで「アート」が従、あるいはその逆、といったものではなく、「まちづくり」も「アート」もそれぞれが主役の企画であり、おのおのが互いのよさを引き出すことによって、その本領を発揮させていくことを目的としています。
「アート」にはひらめきや独創性といった面からの感動があります。一方、「まち」にはその場所がはぐくんできた記憶や歴史、人と人とが築き上げてきたつながりといった感動があります。それらは対立するものではなく、お互いがお互いを光らせうる可能性をもったものです。
本企画では、アートをただ単に来場者に見せるといった一面的・単眼的な「アート展」に陥ることなく、「まち」と「アート」がお互いを輝かし合えるために、複眼的なあり方、見せ方を用意したいと思います。それが「アートストリート」「バンクアート」そしてくるくる広場での「オープニングウォーク」です。それぞれの役割は以下のようになります。

もとまちアートストリート
・本町通り商店街にアーティスト作品を点在させる。
・商店街の「がま一」を「アート」として提示する。
・拡散型、散在型、流動的まち歩きのメインとなる企画。
・まちとの交渉やまちの見せ方が重要なポイント。
・一般的なイベント来場者や買い物、客商店街店主、アート愛好者を対象

もとまちバンク・アート
・美術計画企画によるアート作品の展示
・集中型、高密度、静的アート空間化した建物内での密度の濃い展示。
・アート関係者、アート愛好家を対象

オープニング・ウォーク
・アートマーケット
・ライブ
・アートツアー
・シンポジウム
・一時的、盛り上げ型会期初日を飾り、マスコミはじめ一般やまちの方への紹介的な意味合い。
・一般的なイベント来場者(おまつり好き)や地域の子供たち、買物客を対象