※以下,引用.

今日報道されたNHKスペシャル復興予算の話。ショックでした。
怒りを通り越して悔し涙です。
被災地の人達は生きるか死ぬかの生活をしてるのに復興予算が被災地ではない所の減災などに使われていました。

国立競技場の補強とかシーシェパード対策とかにも使われていて本当に驚きました。
これら事業は他の予算でやっていただき、復興予算は、被災者にダイレクトに還元される使い方をしてほしいと思います。

国全体の景気復興が被災地の復興になるというロジックはわかります。
しかし、景気以前に生きるか死ぬかの生活を彼らは強いられているのです。
番組内で被災者の悲鳴にも似た言葉がありました。
「田舎は捨てられたのか」「首を吊る気で借金をしないと」
私自身もいろんな支援を中央にお願いしてきましたが予算が確保されることはありませんでした。
「あてにはできないから自分でやるしかない」私もそう思いました。
こうやって現場が身銭を切り、自分たちの力を振り絞り疲弊していくわけです。

推計10万人の遺族の心のケアも独立した予算が確保されることはありませんでした。
宮城県で私たちが行っている遺族・遺児ケアについては、震災がらみの予算ではまとまったお金がつかないということで、「自殺対策基金」から出してもらっています。
遺族の心のケアに、復興予算がつかないのは本当に解せないのですが、遺児の心もケアも厚労省は結局、民間団体の助成金を利用することに決めました。
1500人を超える311大震災の遺児たちのケアは国が責任を持ってすべきだという被災地の声は届かず予算もつかず・・・

遺児だけではありません。仮設の学校、不足している教職員に対して予算は思うようにつかないのに、文科省の復興予算が国立競技場の補修費に3億も使われていたなんて・・・
まずは被災地の子ども達を救済することを優先にお願いしたいです。