みのお未来市民フォーラム第1回「延長線上に未来はある?2025年の市民社会」

みのお市民活動センターも10周年。この10年、組織内だけでなく、地域、社会全体でも大きな変化がありました。次の10年に向けて、誰もが傍観者ではなく当事者として、起こりうる課題を見据えつつ、それでも希望を持って社会のビジョンを描いていきたいと思います。

そのきっかけとしてのみのお未来市民フォーラムの第一回目「延長線上に未来はある?2025年の未来社会」を実施しました。

定員30名を超える方の申込があり、スタッフを含めると、40名近くの参加となりました。こういったコアなテーマについて一緒に学び考えようと参加してくださる方々が箕面にこれだけいらっしゃるのは、とても嬉しいことです。

「未来は待つのではなく、語り合いからつくるもの・・・」冒頭、理事の直田春夫より、ご挨拶をさせていただいた後、講師のIIHOE 〔人と組織と地球のための国際研究所〕代表者 川北秀人さんより、講演とワークショップをしていただきました。

これからの世界で、日本で、箕面で起こりうる社会情勢について、詳細なデータと事例をもとに、お話していただきました。川北さんのお話は、シリアスなお話、希望の持てるお話、笑えるお話、身の引き締まるお話などが次々と展開され、ジェットコースターのように、あっと言う間に時間が経ちました。

最後の30分は、ワークショップの時間。それでもやはり脳みそはフル回転です。それぞれの参加者が今取り組んでいる、もしくは今後取り組みたいテーマについて、5〜10年後の理想的な姿、そのために足りないこと、調べること、について紙に書き出します。その後、参加者が会場内を周回して、他の参加者の紙に質問やアドバイスを付箋に書いて貼る、というワークショップでした。他の参加者がどういった問題意識を持っていて、今どういった段階で、どんな協力ができそうか・・・・限られた時間ではありましたが、少し垣間見ることができました。

第一回は、国の財政赤字、少子高齢化の現実など、目を背けたくなるようなお話もたくさんお聴きしました。それでも、何がリスクとニーズなのかを把握することは、漠然とした不安を抱いたままでいるよりも、はるかに行動しやすいと思います。ワクワクする未来図を描くためには、まず足元を見直すことから。
また、この連続フォーラムを通じておなじ危機感や希望をシェアした仲間が、地域に増えていくことは、1人で悩むよりも、心強いことだと思います。
その第1回目として、大成功の講座となりました!
参加してくださった皆様、講師の川北様、ありがとうございました!

川北秀人さんのブログ・・・当日資料のデータもご覧いただけます。http://blog.canpan.info/dede/archive/792

≪参加者アンケートより≫
・データにもとづいて説明してくださったので、とてもわかりやすかった。市の現状と今後どのように推移していくのかを考えて活動していくことが必要だとわかりました。

・NPOとは、市民活動とは、ということを考える前に、社会構造をまず見つめる、という視点が非常に斬新で、ある意味厳しい現実にショックを受けた。市民活動も「単なる善意」では終われない時代に来ているなと思った。

・まちの5年後、10年後のイメージってなかなか持てていないことに気づきました。自分たちの関心や、地域のニーズを分かりやすく人に伝えたり具体に表す力を身につけたくなりました・・・これまた道半ばであります。

・自治会が行事でなく、事業をしていくのが必要だという話が印象に残りました。地区防災委員会や福祉会に関わっているので、そちらでおおいに役立つお話しをお聞きできてよかったです。

・これからは、地域づくりを考える「前提条件」が今までとは違うということがわかりました。

・受講生の意識の高さを強く感じました。

2回目以降も参加者募集中です!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『まちをあげてのCSR フェアトレードでまちづくり』

地域のお店での買い物が、他の誰かの支えになる・・・そんなしくみが今、日本のあちこちで芽生えています。
一昨年、熊本市がアジアで初めて認定されて話題を呼んだ「フェアトレードシティ」の事例をもとに、持続可能な
社会と地域ビジネスの関係について探ります。

[日時]7月20日(土)13:30-16:00

[講師]高津玉枝さん(株式会社福市 代表取締役)

大学卒業後、企業を経て91年に売り場をプロデュース・PR事業を行う会社を設立。フェアトレードの概念に出会い06年に
(株)福市を設立。『LOVE&SENSE』を立ち上げ高島屋・伊勢丹などでイベント。12年11月に阪急うめだ本店に
直営店を出店。東日本大震災後に手仕事で東北を支援する「EAST LOOP」を立ち上げる。経済産業省の事業としてノウハウを東北へ移転。

[定員]30人(事前申込み制・先着順)

[対象者]NPO関係者、商業者、行政関係者、学生
…箕面を主とした地域社会に関わっていきたいという方
[参加費]各回1,000円(当日払い)[会 場]みのお市民活動センター/多目的室
[申込み]特定非営利活動法人 市民活動フォーラムみのお・箕面市立 みのお市民活動センター

箕面市坊島4−5−20 箕面マーケットパークヴィソラWEST1−2F
 TEL/FAX:072-722-2666
 E-mail:forum@minoh-npo.com