日本の「室礼」という習慣 / 笑い小噺ラジオ第28回のお知らせ

こんにちは。
「室礼」(しつらい)という言葉を聞いた事は
ありますか?
実は 私自身、今年になってから知った言葉です。

日本には、伝統的に 季節の行事がいろいろあります。
お正月、節分 端午の節句、七夕、お盆、お月見、七五三・・・
ただ、今は あまりにも忙しすぎて、
私達のご先祖様が どんな思いで 1つ1つのお祝い事をして
何を願い 祈っていたのか
都会にいるほど 考える余裕もないまま、形だけを真似る形式になっているように
感じています。
いかがでしょうか?

江戸時代頃は、とても大切な季節の行事でした。
こどもの日々の成長を心から喜び、
食べるものをお供えして 自然の恵みに 心から感謝をしていました。
いろいろなことに 心を向けて、
ありがとうございますの気持ちを忘れませんでした。

室礼は
季節や人生の節目に 単なる装飾だけではなく、生活をより豊かに
感謝の気持ちや もてなし、祈りの気持ちなどを添えて
しつらう 心を盛ることを言います。

今もう一度 季節がある自然に感謝し、先人に思いを馳せて その心を感じたり
行事にちなんだごはんを作ったり、部屋を少ししつらえてみたり。
手を動かして、想いや祈りをかたちにすることで、
日々の暮らしはもっと愛おしいものとなります。

そして 「日本人の心が 自分の中にちゃんとあることに気づいたり 
思い出すきっかけになっていけば」と 高橋さんは言われました。

いいお話を伺いました。

【お知らせ】

毎月2回 更新をしています。
インターネット・ホンマルラジオは、クリックしていつでも聞けます。
「そよ風の笑いはここから 10秒小噺を話そう♪」
28回目がリリースされました。

ゲストには、室礼研究家の高橋久子さんと
室礼など日本人の心を大切にする講座を主催している いとよし尾崎美香さん、
エクスプランテ 紋切り研究家の下中菜穂さんです。

今回のテーマは、高橋さんの「室礼」のお話です。
ぜひ お聞きください。

番組ページはこちらへ
第28回 http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0028/

創作小噺の投稿フォーム あります。
初回からの分も、すきな時に繰り返し 聞けます。
http://honmaru-radio.com/category/takano_mayumi/

よろしかったら お時間ある時に聞いてみてください。
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では、小噺をどうぞ

【木刀】

この頃剣術の稽古が 流行ると聞いて、
抜け目のない商人が 木刀をたくさん 仕入れ、
侍の屋敷町を
「木刀や!木刀や!」と 売って歩いた。
 すると、屋敷の窓から「木刀や!」と呼んで
「いくらだ、1本」
「ハイ、7匁5分で ございます」
「それは高い。5匁にしろ」
「いいえ、5匁じゃ、元値が切れます」
木刀やは 木刀をかついで 歩き出したが、少し行ってから
戻ってきて、
「お武家さま、まけてあげましょう」と 言うと
「いや、ま(負)けた木刀なんか、いらん!」

【地震の子】

「この頃は 夜もうっかり寝ていられねえな」
「まったくだ」
「いつ何どき、ぐらぐら始まるか わからねえんだからな」
「さっき、お役人様が 地震の子を生け捕ったというので、
まだこの年になるまで、地震の子は 見たことねえから、どんなものかと思って
行って見たら、やっぱり人間だった」
「ハテネ、人間をどうして 地震の子をいうのだろう」
「おれも変だと思って聞いたら、方々をゆすって歩いたからだってさ」

※出典 「思わず笑ってしまう本 江戸小噺傑作集」 
 田辺貞之助 潮文社

お後がよろしいようで・・・