思いを形に〜北野寄席 その2

1時間に1本しかバスが通らない
不便で 遠出が大変なこの地域は
今 高速道路の工事も重なって
立ち退く人もあり 人の別れもあります。

そんな北野を元気にしたい!と 声が上って
大勢の人の協力の中で
寄席を開催する準備が進みました。

当日。 
準備は、午前11時から始めて
地域のお手伝いの方も 5人も来てくださいました。
音響 高座作り
客席と 出演者の控室と待機用席 
プログラムには、おかめとひょっとこのお面も 飾りにつきました。
客席は満席。
50名のお客様と24名の鯛員が 集いました。

出囃子 BGMも流して いよいよ開場 午後1時に開演しました。

北野寄席 

最初に主催の挨拶ということで
代表のそよ風(私)が 挨拶をして、地域の方の協力にお礼の気持ちを
伝えました。
引き続き 進行を担当。

演目 演者

 1、目から鼻 北野亭番茶
 2、死神 三悠亭笑楽
 3、酒の粕 温々亭ひだまり
 4、孝行糖 あやかり亭福風
 5、南京玉すだれ 椿亭あんこ
 6、親子酒 むさしの亭もも子
 7、危ない医者 南茶亭大爺

仲入 10分 お茶とあめを用意しました。

 8、ぞろぞろ こんこん亭吉太郎
 9、十二味唐辛子 そよ風
10、エアー都々逸 天福亭笑英
11、酒立ち 北野はる風
12、泥くい 花愛家古ねこ
13、てれすこ 錦家もみじ
14、江戸踊り かっぽれ 阿波家シャボン

江戸小噺の団体ですが、一人ひとりの向上心があって
落語を短めにまとめて
長い演目に 挑戦した鯛員が 多かったことは 3年の活動を経ての
成果でもあると思います。
何より 一人ひとりが 自分流に 言葉あそびを入れ込んで
その人らしい話しの楽しさが ありました。

間に2つの 色物。
すべてが上手くいたっと思います。
この企画を出してくれた はる風さんの思いの深さと
準備に どれだけの時間をかけてくれたか
それに応えてくれた鯛員の協力を思い
ありがたい ありがたい時間になりました。

小さい地域でも ど素人でも やれば、ここまでできる事を
みなさんが教えてくれました。

江戸時代には 町に1つ寄席があったそうです。
それくらい 庶民が、落語を聞きに行く きっかけになったのは

もっと前から 一分線香小噺や、数行の短い小噺が大きく広がって
言葉あそびを楽しむコミュニケーション環境が 日常にあったからではないかと
私は思います。

逆に考えれば、これから 大人から子どもへ語り継ぎながら
小噺をみんなで話して 笑って楽しむ
地域の風土が根付けば、
自然に 寄席を開く流れが 出来ていくことでしょう。

この北野の街も そして 三鷹市全体が
そんなモデルになったらいいな〜と想いながら 活動しています。

1度 聞いてみたいと思われる方は
毎月 三鷹市役所そばの福祉会館で 「江戸小噺を楽しむ会」
そして 今年の発表会は 
11月6日(日)の午後からに決まっています。お楽しみに♪
同じく 三鷹市福祉会館です。

日程の確認と申し込みは こちらからできます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9fa5986a191260

応援 よろしくお願いします。
そよ風